HMA−9500 12台目. 修理記録
平成16年7月1日到着   7月5日完成
注意 このAMPはアースラインが浮いています
    AMPのシャーシにSPの線(アース側)や入力のRCAプラグのアース側も接続してはいけません
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません

    又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照
  • A. 修理前の状況
      チューニング依頼。

  • B. 原因
      経年変化による劣化。

  • C. 修理状況
      初段FET(電界効果トランジスター)交換。
      SP接続リレー交換。
      SP接続端子交換
      RCA端子交換
      バイアス/バランス半固定VR交換。
      TR(トランジスター)。
      電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
      フューズ入り抵抗交換。
      電源コード交換(支給品)
      配線手直し、補強。
      前段TR(トランジスター)交換。

  • D. 使用部品
      初段FET(電界効果トランジスター)  2個。
      SP接続リレー               2個。
      WBT−0702    2組。
      WBT−0201  1組。
      電解コンデンサー(オーディオコンデンサー使用) 27個。
      バイアス/バランス半固定VR  4個。
      フューズ入り抵抗         16個。
      フイルムコンデンサー       4個。
      TR(トランジスター)        4個。

  • E. 調整・測定

  • F. 修理費    98,000円   オーバーホール修理。

  • S. HITACHI Lo−D HMA−9500 の仕様(マニアルより)
A. 修理前の状況
A1. 点検中 下から見る
A2. 点検中 交換依頼の支給品 この様な規格品外でも当方は電気工事士なので交換OK
C. 修理状況
C1A. 修理前 Rドライブ基板 安全抵抗が判断線
C1B. 修理後 Rドライブ基板 初段FET(電界効果トランジスター)、バランス/バイアス調整用半固定VR2個、SP接続リレー交換
           フューズ入り抵抗も全部交換 全電解コンデンサー9個、TR(トランジスター)2個交換
C1C. 修理前 Rドライブ基板裏
C1D. 修理(半田補正)後 Rドライブ基板裏  全ての半田をやり修す
C1E. 完成 Rドライブ基板裏 余分なフラックスを取り、清掃後
C2A. 修理前 Lドライブ基板 安全抵抗が半断線
C2B. 修理後 Lドライブ基板 初段FET(電界効果トランジスター)、バランス/バイアス調整用半固定VR2個、SP接続リレー交換
           フューズ入り抵抗も全部交換 全電解コンデンサー9個、TR(トランジスター)2個交換
C2C. 修理前 Lドライブ基板裏
C2D. 修理(半田補正)後 Lドライブ基板裏 全ての半田をやり修す
C2E. 完成 Rドライブ基板裏 余分なフラックスを取り、清掃後
C3A. 修理前 R側 終段FET(電界トランジスター)
C3B. 修理後 R側 終段FET(電界トランジスター)取り付、シリコンを十分塗り取り付ける
C3C. 修理前 L側 終段FET(電界トランジスター)
C3D. 修理後 L側 終段FET(電界トランジスター)取り付、シリコンを十分塗り取り付ける
C4A. 修理前 電源基盤
C4B. 修理後 電源基盤 電解コンデンサー9個、フューズ入り抵抗交換 
C4C. 修理前 電源基盤裏
C4C2. 修理前 電源基盤 下の絶縁シート 発振の熱で焼けた後がある
C4D. 修理(半田補正)後 電源基盤裏  全ての半田をやり修す
C4E. 完成 Rドライブ基板裏 余分なフラックスを取り、清掃後
C5A. 修理前 入力RCA端子
C5A2. 修理中 「HMA9500「の入力RCA端子を解体する、芯のピンは2点で接触
C5A3. 修理中 WBTはバラせないので、よく使うテフロン絶縁のRCA端子を解体する、芯のピンは4つ割で4点で接触
C5B. 修理後 入力RCA端子  WBT−0201 使用。
C5C. 修理前 入力RCA端子基盤
C5D. 修理(半田補正)後 入力RCA端子基盤 全ての半田をやり修す
C5E. 修理後 入力RCA端子基盤裏
C6A. 修理前 R側SP接続端子
C6B. 修理後 R側SP接続端子 WBT−0702 使用。
C6C. 修理前 L側SP接続端子
C6D. 修理後 L側SP接続端子 WBT−0702 使用。
C6E. 修理後 SP端子への接続 WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした
                                                         理由はこちら参照
C6F. 修理後 SP端子への接続 WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした
                                                         理由はこちら参照
C7A. 交換した部品 頭はOKでも、取り外してみると、熱で、電解コンデンサーのお尻ビニールが大きく剥けているのもあり
C7B. 交換した部品 熱でよれよれの所がある電源コード
C−8A. 修理前 下から見る
C8B. 修理後 下から見る
C9. 修理後 綺麗なお尻で帰ります
E. 調整・測定
E1. 出力・歪み率測定・調整
    <見方>
     下左オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出す(歪み率=約0.003%)
     下中=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル) 下右=周波数計
     上左=SP出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
     上中=SP出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力
     上右=SP出力波形オシロ 上=R出力、下=L出力(出力電圧測定器の出力)
E2A. L側SP出力=31V=120W出力 0.04%歪み 1000HZ
           右=上=赤指針、左=下=黒指針、右下オシロ=入力波形   
E2. L側SP出力=31V=120W出力 0.03%歪み 400HZ
E2C. R側SP出力=31V=120W出力 0.03%歪み 1000HZ
          右=上=赤指針、左=下=黒指針、右下オシロ=入力波形
E2D. R側SP出力=31V=120W出力 0.03%歪み 400HZ
E4. 24時間エージング MICRO CD−M2よりの入力を受け取り、ご機嫌かな!! 
                       ha9500c18
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