オーディオ機器接続の注意(DC漏れ)
1.絶対にDC入力(コンデンサーを介せず)に接続しない。(除く、殆どの真空管使用機器)  
  • 真空管使用アンプ(ハイブリットも注意)を除き、 メインAMPとプリAMPの接続は注意が必要です。
    無論、プリAMPと接続するCDデッキ等も注意が必要です。
    様はAMPの出力にDC成分が含まれている場合です。
    出力にDCカットコンデンサーが無い機種(高級機)が問題です。
    • GAS THAEDRA
    • DENON PRA2000 シリーズ
    • YAMAHA C2 シリーズ
    但し、メインAMPの入力にDCカットコンデンサーが入っていればOK .YAMAHA C2 シリーズ入っていない機種
    • 1. GAS AMPZILLA
下記の文章は経験者2人に作成して頂きました。
A.アンプのRCA入力端子等に「DC入力=Direct Cnnectio」がある場合、安易に機器を接続しないでください。
  • プリアンプやチュウーナ、CD、MD、VHD等のRCA出力から、DC電圧が漏れている場合があります。
    このDC電圧はメインAMPに凄まじいストレスを与え、 小音量で再生している場合、ボリュームを焼き切ることもあります。
    また他にもシステムを破壊する恐れがあります。 DC漏れを正確に測定できる機器(インピーダンス50〜100Kオームのテスターなど) を持っていて 使いこなせる方はきちんと測定をした後に接続してください。
    ここに書いてあることが理解できない方がDC入力に接続するのは一種の博打だとご認識ください。
    接続機器の最終出力段にDC−AMPを使用している機種がバランスが崩れDC電圧がでるのです。
     この出力は、メインAMPのボリュームに直接入ります。
    特にボリュームを絞る(小さくする)とショート状態になり、ボリュームが焼き切れるのです。
     又、この電圧は、メインAMPに常時負荷を与えるので、凄まじいストレスを与えます。
    よって、よほど自信がない限り、使用すべきでは、有りません。
    この電圧は、安いテスタ−(0.5Vレンジ1Kオーム)では計測できないレベルでも影響受けます。 この出入り口のインピーダンスは50〜100Kオームです。  

 
B.DC電圧が出ているか、調べる簡易的方法
  • CDプレヤー/テープデッキ/チューナ/VTR/プリAMP等を接続するときに、電源を入れ30分以上駆動し、 それらを無出力状態にする。
    RCA接続コードの片側を外し、暫くして抜き差しする、1回目は「カリ」位、2回目以後音が小さくなればOKです。 何時までも大きな音がすれば漏れています。
    RL両方点検する、必ず片側は接属する事、メインVRは小さい状態から行う事
C.さらに詳しい説明
T、発生要因
  @ メインAMPの高音質追求・設計の為「DC入力端子、切り替えSWがある高級機」
  A 接続機器の最終出力段にDC−AMPを使用している機種のバランス崩れてDC電圧が
    漏れている場合が多いい。 現在の高級プリAMPは殆どこの可能性あり、
    CD・DVD・MD・チューナ等の一般機器も全て同じです
U、発生症状
  DC電圧が、メインAMPに入力されると常時負荷を与えるので、AMPが「過剰な働き」をさせられ、
  故障の原因になります。
  @ 他の機器を接続したときより、AMPが熱くなる。
  A 音がなくか、歪んでいる(SPネットワークが有る場合は軽微な場合あり)
  B 電源を切る時、スピーカから「ブチ」と音が出る。
  C 電源を入れ切れする時(正確にはプロテクトが解除する時)、SPからのガリ音、コーンが前後
     どちらかに、大きく動く=但しSPネットワークが有る場合は動きが軽微な場合あり
  D 下記は、この現象で、焼ききれたリレ−、SPネットワークが有ったのでSPは無事。  詳細はこちら参照
V 点検方法
@ プリAMPの入力を片側1個はずし、電源を切る時の音を、比較する。
A プリAMPからのRCA入力ケーブルのR・Lの片方のみを、「抜差し」して、
   ガリ音の発生をチェックする。この音が大きいとDC漏れあり。
   [注意] 必ず片方は接続された状態を維持し、RL両方を点検する。
        メインVRは小さい状態から行う事。
B 本来はテスターで調べる事が望ましい。
      普通のメインAMPは、1〜0.1V位でフルパワーなので、少なくとも
      0.0*V位までの状態で使用したい。
W 説明図
  @ 真空管式メインAMPの構成、真空管は殆ど全て、コンデンサーが使用されているので、
     この危険はプリ・メインとも無し
 A TR(トランジスター)/FET(電界トランジスター)使用のAMP
 B プリアンプの構成
   現在の高級AMPも含め、殆どは「下記のコンデンサー」 が有りません
 C DC入力使用時の プリAMP・メインAMP接続図
 D DC漏れプリAMP出力波形
          前提:0.1V入力で50W出力
              0.2V入力で100W出力
    入力(音楽)ソースが無い時でも、AMPは50Wの仕事をしている
 E 入力がなくてもスピーカには、直流出力50Wが出ている。
   SPネットワークを使用している場合、この直流はインダクターが殆ど消費する、
   ウーハーSPに少し消費される=言い換えると非常に解り難い
X CD・DVD・MD・チューナ等の一般機器は大丈夫か
   チューナ・CD・DVD・MD・テープレコーダ、等のRCA出力からDC電圧が漏れている機種があります
Y、その他、活用時の注意等
   @ プリAMPのREC端子を利用時の注意。
     プリAMPの一部機能を活用する為に、REC端子に接続する例があるが、
     DC電圧が漏れている機種があるので注意。
    A 「VRのガリの発生原因」と、「SW切り替え時のガリ音」の原因
      下図の様に充電電流が流れ「スイッチのガリで無く、この電流によるガリの場合があります。
    B 接続するプリAMPが込み入っているので、メインAMPの入力に、DCカットの為、
       取り付けたコンデンサー     詳細はこちら参照
     CメインAMPの入力に、DCカットの為、取り付けたコンデンサー      
2.フォノ(PHONO)入力には、ショートプラグを付けて置きましょう。
  • メインVRが高いときに、誤ってフォノ入力に切り替えたときの、雑音=衝撃から逃れられます。
    又、この所のAMPは高利得なので、不用意に他の機器の入力を繋ぎ、AMPにストレスを与える誤りを防ぐ事が出来ます。 使用しない古いRCAプラグ付コードを途中で切り心線ととシールド線を短絡しても使用できます。
  • ショートピンの例 古いRCAケーブルを使用して作るので十分
    ライターで暖め、引き抜くと、簡単に被服が取れます。RLのアースを共通にすると、悪影響がでる機器あり。
21. ショートピンの例. 古RCA端子を流用
22. ショートピンの例2.古RCA端子を流用、RL付いているので紛失防止になる。但し機種・場所により使用不可。
23.ショートピンの例3. 古いRCAケーブル流用、半田不要。線は短い方が良い
3.大型AMPは放熱に注意しましょう
  • TR(トランジスター)、FET(電解トランジスター)の多くは、熱で壊れます。
    AMPの上は、放熱のため5Cm以上は、開けましょう。
    それと忘れがちなのですが、AMPの下も開ける事が大切です。
    空気は下から入り、AMP内で熱くなり、上に天がります。 所謂、対流により放熱するのです
    フアンが内蔵されている機種は、時々フアンの羽根/保護用の網を掃除します。
    フアンの羽根に埃がつくと、風量が落ちて、騒音が大きくなります。
  • 放熱器の埃を取ることも大切です。
    掃除機で吸いながら、使い終わった、歯ブラシで取るのが、楽です。フインが深く入らない場合は割り箸にボロ布を巻き付けてこすります
    この「AMPの故障予防」参照
4.メインアンプのDC漏れの影響
フルレンジ構成以外のスピーカーでは、ウーハーだけが影響を受けます。
ツイーター・スコーカーはコンデンサーが直列に挿入されるので、影響されません。
スピーカーは8Ωとする。
無音時のSP接続端子の電圧を測定する。
  • SP接続端子の電圧→DC=8Vの場合、SPの消費電力=8W
    8V×8V/8Ω=8W

  • SP接続端子の電圧→DC=0.8Vの場合、SPの消費電力=0.08W=80mW
    0.8V×0.8V/8Ω=0.08W
  • SP接続端子の電圧→DC=0.08V=80mVの場合SPの消費電力=0.0008W=0.8mW
    0.08V×0.08V/8Ω=0.0008W
  • SP接続端子の電圧→DC=0.008V=8mVの場合SPの消費電力=0.000008W=0.008mW
    0.008V×0.008V/8Ω=0.000008W

実際は、オーデイオルームは静かなので、SP接続ケーブルを付けたり/外したりすると、10mVでもかなりのガリ音になります。
マルチアンプ方式で、ウーハー以外を直接駆動する場合は、スピーカーの許容入力が低いので、注意が必要です。
この場合アンプとスピーカーにコンデンサーを挿入すると、安全です。
使用するコンデンサーはフイルムコンデンサーを使用し、「0.1μ+0.5μ+1μ+5μ+10μ」と並列に接続して作ります。
スピーカーに並列に8〜16Ωの抵抗を入れると、立ち上がり/下がり特性が改善されます。

          平成29年7月10日最終校正 rch-7
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