SONY TA−D88 修理
平成16年5月4日到着  5月14日完成
*B−2301L. 6台目*C−2301L. 2台目*E−06*QUAD 44. 7台目*SA−12. 2台目*SA−5.1*SY−Λ88U. 3台目*TA−D88ユーザ
A. 修理前の状況
  •  これは某音響設備屋さんからメンテ済みと言うことで中古で購入したものです。
    (業務用に使用していたとのことで、入出力がXLR端子に変更されています)
    かなり酷使されたものの様で外観はひどいのですが、ボリュームに若干のガリはあるものの、特に音出しには問題はありません。
    それなりに『こんなものかな』と言う感じで使っているのですが、SY−Λ88やフォノイコの時のような変化が期待出来るのではないかと思い、チューンアップをお願いしたいと思っております。

B.  原因
  • 出力端子に高域減衰コンデンサー取り付け。
    オーバーホール修理依頼。

C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換(オーデオコンデンサー使用)。
    リードリレー交換。
    フイルムコンデンサー交換。
    半固定VR交換。

D. 使用部品
  • 電解コンデンサー                         36個。
    リードリレー                             8個。
    フイルムコンデンサー                      32個(ユニット内除く)。
    半固定VR                             8個。

E. 調整・測定

F. 修理費             85,000円、 オーバホール修理。
                     3台目からの、お馴染みさん価格。

S. SONY TA−D88 の仕様(カタログ・マニアルより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A1. 点検中 上から見る
A2. 点検中 下から見る
A31. 点検中 R出力に取り付けられたコンデンサー 100KΩだとするとかなり高域が減衰するはず
           町の修理屋なんどは、平気で行う
A32. 点検中 L出力に取り付けられたコンデンサー 100KΩだとするとかなり高域が減衰するはず
A4. 点検中 フイルムコンデンサーの比較 上=使用されている物 下右=現在の物 下左=積層セラミック
A5. 点検中 ユニットのフイルムコンデンサーの比較 下左=現在の物
          但し、交換する場合、フイルターの心臓部なので、入手可能な5%の中から、選別して使用する
          1個30円のコンデンサーを10個の中から選別すれば、1個300円となる!
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前 メイン基板。
C12. 修理後 メイン基板。 半固定VR8個、電解コンデンサー26個、フイルムコンデンサー32個交換。
C13. 修理前 メイン基板裏。
C14. 修理(半田補正)後 メイン基板裏。 半田を全部やり直す、普通はこれで完成。
C15. 修理完成後 メイン基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
              「フラックス」=半田を付ける為に、事前に塗る物、松ヤニが元祖ですが、現在は化学合成が殆ど。
C21. 修理前 電源基板。
C22. 修理後 電源基板。 25V/3300μから50V/4700μに増量交換、 電解コンデンサー6個交換。
C23. 修理前 電源基板裏。
C24. 修理(半田補正)後 電源基板裏。 半田を全部やり直す、普通はこれで完成。 電解コンデンサー4個追加。
C25. 修理完成後 電源基板裏。 余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C31. 修理中 リードリレーの交換修理。 左が=古い物 右=新しい物。
           リレーをそっくり交換した方が、遙かに安いが、ピン配置が異なるので素子のみ交換する。
C41. ユニット1修理中 コンデンサー選別して使用する。 測定表示は「0.0390μ」の下2桁=90。 起きているのを使用。 
C42. ユニット1修理中 コンデンサー選別して使用する。 測定表示は「0.0823μ」の下2桁=20。 起きているのを使用。
C43. ユニット1修理中 コンデンサー選別して使用する。 測定表示は「0.0120μ」の下2桁=20。 起きているのを使用。
C44. ユニット1修理中。 左=修理前 右=修理後。
C45. ユニット1修理後。 使用されたものを測定。表示は「0.0823μ」の下2桁=20。 0.0818〜0.0845μまでばらつく。
C46. ユニット1修理後。 使用されたものを測定。表示は「0.0120μ」の下2桁=20。 0.012〜0.0121μまでばらつく。
C5. 交換部品(ユニットのコンデンサーは除く)。
C61. 修理前 上から見る。
C62. 修理後 上から見る。
C63. 修理前 下から見る。
C64. 修理後 下から見る。
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
             出力VRは最大位置、 この様なアクセサリーの入力レベルは150〜200mVにするのが良いです。
E11. クロス周波数 200HZ、1KHZ。 L=Low.R=MidLow
E12. クロス周波数 1KHZ、10KHZ。 L=MidHigh.R=High
E21. クロス周波数 225HZ、800HZ。 L=Low.R=MidLow
E22. クロス周波数 800HZ、8KHZ。 L=MidHigh.R=High
E31. クロス周波数 140HZ、500HZ。 L=Low.R=MidLow
E32. クロス周波数 500HZ、5KHZ。 L=MidHigh.R=High
E41. クロス周波数 140HZ、800HZ。 L=Low.R=MidLow
E42. クロス周波数 800HZ、10KHZ。 L=MidHigh.R=High
E51. Low出力歪み率測定、 150HZ。
E52. MidLow出力歪み率測定、 500HZ。
E53. MidHigh出力歪み率測定、 5KHZ。
E54. High出力歪み率測定、 12KHZ。
E6. 完成 引き続き24時間エージング。
S. SONY TA−D88 の仕様(カタログ・マニアルより) 
型式 クロスオーバーネットワーク
回路方式 DCユニットアンプ構成、ベッセルフィルター(24dB/oct)
カットオフ周波数 unit-1:140、225、280Hz
unit-2:500、800、1kHz
unit-3:1.25k、2k、2.5kHz
unit-4:5k、8k、10kHz
スロープ特性 24dB/oct(ベッセル函数カーブ)
レベルコントロール 0〜-30dB(1dBステップ)、-∞
入力感度/インピーダンス 1.0V/50kΩ
最大入力 7.0V
利得 0dB
高調波歪率 0.003%(1V出力時)
0.005%(5V出力時)
出力インピーダンス 100Ω
SN比(IHF-A) 110dB(1V出力時)
周波数特性 DC〜100kHz +0 -1dB(フラットポジション時)
使用半導体 トランジスタ:100個
FET:42個
ダイオード:6個
ACアウトレット 電源スイッチ非連動:4系統、合計900W
消費電力 20W
外形寸法 幅480x高さ80x奥行365mm
重量 7.4kg
価格 ¥130,000(1978年発売)
        ta-d88-13
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