YAMAHA B−1. 3台目修理記録
平成19年9月26日到着  12月5日完成
寸評 ヤマハがOEMで作らせたFETが使用されております(写真C−8A〜C−9A)
    これの代替えは大変です、2〜3個パラにしないと損失が足りませんし、物理てきに大変です
    放熱器に異常に熱くなる(熱センサーが働く)、「ポップ」ノイズ出る、等は直ぐに点検しましょう
    但し、プロテクト回路がしっかりしているので、よほどのことが無い限り壊れないはず!
  • A. 修理前の状況
       1ヶ月余り前にオークションで入手した パワーアンプ YAMAHA B-1(UC-1)です。 過去、2度のメンテナンスをして、現在完動ということでした。ワンオーナーで代理出品でした。
    自宅へ来たときは、驚くほどの迫力のある音で感動しました。発熱はかなりの高温になりました。 高音部に時々ですが、ジャリと音がすることがありました。 古い機械なので、大切に大切にと気を付けていました。ラックに入れずに木の床に直に置き、 クーラーを効かせて、聞いていました。
    故障の経緯は、 しばらく前から、B-1ともう1台のアンプと2台のスピーカーを切り替器にて切り替えておりました。 必ず1台の電源を落した後、次の1台の電源ををつけるようにしていました。 1週間前のことです。不注意で、2台の電源をつけてしまいました。「あ!」と思って、 すぐに2台の電源を切りました。3〜5秒くらいでしたが、既に遅かったようです。 B-1の左CHからは「バリバリ」とノイズがし、音はかすかに聞こえるのみでした。

  • AN. 荷作りの様子

  • AE. バラック修理での測定

  • B. 原因・現状
       現在プロテクト外ずれない
       経年変化による劣化

  • C. 修理状況
      大型を除く、全電解コンデンサー交換
      ペーパーコンデンサーをメタライズド・フイルム・コンデンサーに交換
      半固定VR交換
      劣化TR(トランジスター)交換劣化
      不良FET(電解トランジスター)交換
      入力切り替えリレー交換
      SP接続リレー交換

  • D. UC−1 修理

  • E. 使用部品
      オーディオ用電解コンデンサー       38個(ニチコン・ミューズ使用)
      フイルム・コンデンサー           24個
      半固定VR                  12 個
      TR(トランジスター)             27個
      FET(電解トランジスター)          2個
      リレー                       1個
      SP接続リレー                  5個

  • F. 調整・測定

  • G. 修理費(改造費)  120,000円 <<オーバーホール修理>>

AN. 荷作りの様子
AN−1. 開いた所、上に発泡スチロール
AN−2. 角にしっかりと角発泡スチロールで押さえる
AN−3. 下にも発泡スチロール
AN−4. 下にベニヤ板を強いてダンボール箱を補強する
AN−5. 前の部分を発泡スチロールで保護、ツマミの部分は切り取る
A. 修理前の状況
A−1. 修理前点検中、上から見る
A−2. 修理前点検中、下から見る
A−3. 修理前点検中、ケースの止めネジ右側の物は大分山が潰れている
A−3. 修理前点検中 使用する電解コンデンサーの比較。 原則電源回りにKZを使用しますが、大きさ・電気性能が異なるので、使用出来ない場所があります
                    左=nichiconKZ、中=nichiconFG(FinGold)、右=nichiconFX
AE. バラック修理での測定
AE−1. 出力・歪み率測定
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定
E−2A. R側、SP出力電圧=40V=200W出力 0.8%歪み 1000HZ
E−2B. L側、SP出力電圧=40V=200W出力 0.4%歪み 1000HZ
E−3A. R側、SP出力電圧=40V=200W出力 0.8%歪み 400HZ
E−3B. L側、SP出力電圧=40V=200W出力 0.4%歪み 400HZ
C. 修理状況
C−1. 修理中 基板を外したシャーシ
C−1A. 修理前 R側ドライブ基板
C−1B. 修理後 R側ドライブ基板  半固定VR4個、電解コンデンサー3個、フィルムコンデンサー7個交換
C−1C. 修理前 R側ドライブ基板裏
C−1C−1. 修理中 R側ドライブ基板裏 半田不良ケ所
               このAMPの基板は、銅箔が薄く、半田の糊代も少ないので、半田不良になり安い。
C−1D. 修理(半田補正)後 R側ドライブ基板裏
C−1F. 完成R側ドライブ基板裏 洗浄後
C−2A. 修理前 L側ドライブ基板
C−2B. 修理後 L側ドライブ基板  半固定VR4個、電解コンデンサー3個、フィルムコンデンサー7個交換
C−2C. 修理前 L側ドライブ基板裏
C−2D. 修理(半田補正)後 L側ドライブ基板裏
C−2F. 完成L側ドライブ基板裏 洗浄後
C−2G. 修理(清掃)後のドライブ基板コネクター足
C−3A. 修理前 Filter基板
C−3B. 修理後 Filter基板 リレー、電解コンデンサー4個、フィルムコンデンサー6個 交換
C−3B−1. 再修理中 Filter基板、テスト中、片側が歪みが多く、安定しないため点検した所、FET(電解トランジスター)の足が腐食し、
                        接触不良になっているので交換、幸いにも互換FET(電解トランジスター)の在庫有り。
C−3B−2. 再修理後 Filter基板 FET(電解トランジスター)2個交換
C−3C. 修理前 Filter基板裏
C−3D. 修理(半田補正)後 Filter基板裏、フィルムコンデンサー4個追加
C−3F. 完成Filter基板裏、洗浄後
C−4A. 修理前 電源1基板
C−4A−1. 修理中 電源1基板、TR(トランジスター)の放熱器の接着が劣化して機能していない。3個とも
C−4B. 修理後 電源1基板  半固定VR1、電解コンデンサー8個 交換
C−4B−1. 完成電源1基板
C−4B−2. 完成電源1基板、放熱器をしっかり接着する。
C−4C. 修理前 電源1基板裏
C−4C−1. 修理前 電源1基板裏、半田不良ヶ所。
C−4D. 修理(半田補正)後 電源1基板裏
C−4E. 完成電源1基板裏、洗浄後
C−5A. 修理前 電源2基板
C−5A−1. 修理中 電源2基板、TR(トランジスター)の放熱器の接着が劣化して機能していない。2個とも
C−5A−2. 修理中 電源2基板、TR(トランジスター)の放熱器の接着が劣化して機能していない。4個とも
C−5B. 修理後 電源2基板  TR(トランジスター)10個、半固定VR3、電解コンデンサー16個 交換
C−5B−1. 完成電源2基板
C−5B−2. 完成電源2基板、放熱器をしっかり接着する
C−5B−3. 完成電源2基板、放熱器をしっかり接着する2
C−3B−1. 再修理後 電源2基板、テスト中、フルパワー時、SP出力リレーが落ちる、
                前の修理(かなり前の修理)で定電圧回路の出力TR(トランジスター)が逆接続になっていた!!
                写真「C−5B−1. 完成電源2基板」と比べてください
C−5C. 修理前 電源2基板裏
C−5D. 修理(半田補正)後 電源2基板裏
C−5E. 完成電源2基板裏、洗浄後
C−6A. 修理前 電源3基板
C−6B. 修理後 電源3基板  フィルムコンデンサー8個交換
C−6C. 完成電源3基板
C−6D. 完成電源3基板、放熱器をしっかり接着する
C−6E. 修理前 電源3基板裏
C−6F. 修理(半田補正)後 電源3基板裏
C−6G. 完成電源3基板裏、洗浄後
C−7A. 修理前 電源出力TR基板 2個交換の後あり
C−7B. 修理中 電源出力TR基板、放熱シリコン点検
C−7C. 修理後 電源出力TR基板
C−7C. 修理前 電源出力TR基板裏
C−7C−1. 修理前 電源出力TR基板裏、配線の引き回しが悪く、抵抗の発熱で、絶縁ビニールが痩せている!!
C−7C−2. 修理前 電源出力TR基板裏、配線の引き回しを変更し、抵抗から離す。
C−7D. 修理中 電源出力TR基板裏、半田補正中
C−7E. 完成電源出力TR基板裏
C−7F. 修理前 電源出力TR基板コネクター足
C−7G. 修理(清掃)後 電源出力TR基板コネクター足
C−8A. 修理前 R側終段出力FET(電解トランジスター)
C−8B. 修理前 R側終段出力FET(電解トランジスター)裏
C−8C. 修理前 R側終段出力FET(電解トランジスター)コネクター足
C−8D. 修理(清掃)後 R側終段出力FET(電解トランジスター)コネクター足
C−9A. 修理前 L側終段出力FET(電解トランジスター)
C−9B. 修理前 L側終段出力FET(電解トランジスター)裏
C−9C. 修理前 L側終段出力FET(電解トランジスター)コネクター足
C−9D. 修理(研磨)後 L側終段出力FET(電解トランジスター)コネクター足
C−AA. 修理前  電源投入SW回路
C−AB. 修理後  電源投入SW回路 電解コンデンサー2個交換
C−AC. 修理前  電源投入SW基板
C−AD. 修理後  電源投入SW基板 電解コンデンサー2個、フイルムコンデンサー1個交換
C−AE. 修理前 電源投入SW基板裏
C−AF. 修理(半田補正)後 電源投入SW基板裏
C−AG. 完成電源投入SW基板裏、洗浄後
C−B. 後パネルを取り修理中
C−BA. 修理前 RCA端子基板
C−BB. 修理後 RCA端子基板 電解コンデンサー2個交換
C−BC. 修理前 RCA端子基板裏
C−BD. 修理(半田補正)後 RCA端子基板裏、フイルムコンデンサー2個追加
C−BE. 完成RCA端子基板裏、洗浄後
C−CA. 修理前 出力フイルター基板、写真紛失の為参考(2台目から引用)
C−CB. 修理前 出力フイルター基板裏
C−CC. 修理(半田補正)後 出力フイルター基板裏
C−CD. 完成出力フイルター基板裏、洗浄後
C−DA. 修理前 SP端子裏・SP接続リレーソケット端子配線点検・半田補正
C−DB. 修理中 SP端子裏の配線に半田がもられていない!!
C−DC. 修理中 SP端子を見ると全く半田の跡が無い! よって製造時のミス!
C−DD. 完成、SP端子裏・SP接続リレーソケット端子配線点検・半田補正
C−DE. 修理前 SP接続リレー
C−DF. 修理(交換)後 SP接続リレー
C−EA. 修理前 前パネルVR・電源SW基板
C−EA. 修理前 前パネルVR・電源SW基板
C−EB. パネル清掃
C−FA. 交換部品
C−FB. 交換部品、SP接続リレー点検、5個の内、1個(下の真ん中)が空けた形跡が有るので点検する。
C−FC. 交換部品、SP接続リレー点検、接点が磨かれている?
C−FD. 交換部品、SP接続リレー点検、固定接点が磨かれている、と言うより傷つけられている、接触面積が少なくなる!
C−FE. 交換部品、SP接続リレー点検、可動接点が磨かれている、と言うより、傷つけられている、接触面積が少なくなる!
C−FF. 交換部品、SP接続リレー点検、可動接点が磨かれていない物と比較すると、良く解る。
C−GA. 修理前 上から見る
C−GB. 修理後 上から見る
C−GC. 修理前 下から見る
C−GD. 修理後 下から見る
D. UC−1 修理
D−1. UC−1 前から見る
D−2. UC−1 後から見る、止ネジが無い
D−3A. 修理前UC−1 後蓋を取る
D−3B. 修理後UC−1
D−4A. 修理前UC−1 基板
D−4B. 修理前UC−1 基板、電解コンデンサー6個、フイルムコンデンサー4個交換
D−4C. 修理前UC−1 基板裏
D−4D. 修理後UC−1 基板裏
D−4E. 完成UC−1 基板裏、洗浄後
D−5. 修理中UC−1 SWの止めネジが2本無い、取り付け跡が有るので、前回の修理時と思われる?
D−5A. 修理前UC−1 SW基板
D−5B. 修理後UC−1 SW基板、放熱器を接着する。
D−5C. 修理前UC−1 SW基板裏
D−5C−1. 修理中UC−1 SW基板裏、未半田部分あり、線もコテで傷つけている!
D−5D. 修理(半田補正)後UC−1 SW基板裏、熱を発する所の銅箔は補強する。
D−5E. 完成UC−1 SW基板裏、洗浄後
D−6A. 修理前UC−1 VR基板
D−6B. 修理(半田補正・洗浄)後UC−1 VR基板
D−7. 修理中UC−1 前パネルの止めネジが1本無い、取り付け跡が有るので、前回の修理時と思われる?
D−7A. 修理前UC−1 接続コネクター半田点検
D−7B. 修理後UC−1 接続コネクター半田
D−7C. 修理後UC−1 接続コネクター半田、線が取れた時等の短絡防止の為テープを巻く
D−7D. 修理前UC−1 接続コネクター
D−7E. 修理(洗浄)後UC−1 接続コネクター、洗浄後
D−8. 修理中UC−1 パネル清掃
D−9A. 修理中UC−1 VUレベル設定、−20dB
D−9B. 修理中UC−1 VUレベル設定、−10dB
D−9C. 修理中UC−1 VUレベル設定、+2dB
E. 調整・測定
AE−1. 出力・歪み率測定
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定
E−2A. R側、SP出力電圧=41V=210W出力 0.04%歪み 1000HZ
E−2B. L側、SP出力電圧=41V=210W出力 0.05%歪み 1000HZ
E−3A. R側、SP出力電圧=41V=210W出力 0.04%歪み 400HZ
E−3B. L側、SP出力電圧=41V=210W出力 0.05%歪み 400HZ
E−4. 24時間エージング
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