HMA−9500. 22台目修理
平成19年11月29日到着   12月11日完成
注意 このAMPはアースラインが浮いています
    よって、AMPのシャーシにSPの線(アース側)や入力のRCAプラグのアース側も接続してはいけません
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません
    又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照
  • A. 修理前の状況
        オーバーホール

  • AE. 修理前の測定

  • B. 原因

  • C. 修理状況
        SP接続リレー交換
       初段FET(電界トランジスター)交換。
       中段TR(トランジスター)交換。
       バイアス/バランスVR交換。
       全ヒューズ入抵抗交換。
       SP端子交換。
       電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
       電源コード交換(支給品)。
       配線手直し、補強。

  • D. 使用部品
       SP接続リレー                               2個
       初段FET(電界効果トランジスター)                     2個。
       TR(トランジスター)                           10個。
       SP端子                                   2組。
       電解コンデンサー(オーディオコンデンサー使用)         27個。
       バイアス/バランス半固定VR                     4個。
       ヒューズ入り抵抗                            16個。
       フイルムコンデンサー                          4個。
       電源コード(支給品)                            1個。

  • E. 調整・測定

  • F. 修理費   95,000円

  • S. HITACHI Lo−D HMA−9500 の仕様(マニアルより)
A. 修理前の状況
A−1A. 修理前見積り点検中 巨大なインシュレータ
A−1B. 修理前見積り点検中 下から見る
A−2A. 修理前見積り点検中 ACコード、接続部分
A−2B. 修理前見積り点検中 接続部分を出してみる
A−2C. 修理前見積り点検中 この様に接続部分をずらすのが良い
A−3. 修理前見積り点検中 交換用のACコード(支給品)
A−4A. 修理前見積り点検中 追加されたフイルムコンデンサー
A−4B. 修理前見積り点検中 追加されたフイルムコンデンサーが邪魔で、入力RCA端子基板が外せない!
                     ユーザーの希望で入力カップリングコンデンサー交換の為、壊して取り外す。
A−5. 修理前見積り点検中 使用する電解コンデンサーの比較。 原則電源回りにKZを使用しますが、大きさ・電気性能が異なるので、
                    使用出来ない場所があります
                    左=nichiconKZ、中=nichiconFG(FinGold)、右=nichiconFX(製造中止に付、保守品)
AE. 修理前の測定
AE−1. 出力・歪み率測定
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定
AE−2A. R側SP出力=30V=112W出力 0.2%歪み 1000HZ
AE−2B. R側SP出力=30V=112W出力 0.25%歪み 400HZ
AE−3A. L側SP出力=30V=112W出力 0.2%歪み 1000HZ
AE−3B. L側SP出力=30V=112W出力 0.15%歪み 400HZ
AE−4A. バランス電圧(無入力時のSP端子電圧)測定
AE−4B. 終段FET(電界効果トランジスター)アイドル電流(電圧に換算)測定
C. 修理状況
C−1A. 修理前 Rドライブ基板
C−1B. 修理後 Rドライブ基板 初段FET(電界効果トランジスター)、バランス/バイアス調整用半固定VR2個、SP接続リレー交換
            TR(トランジスター)5個、フューズ入り抵抗も全部交換 電解コンデンサー9個交換
C−1C. 修理前 Rドライブ基板裏
C−1C−1. 修理前 Rドライブ基板裏、交換されたSP接続リレー、基板用が入手難名為、汎用を取り付ける為、基板加工してある。
C−1C−2. 修理中 Rドライブ基板裏、SP接続リレー取り付け、取り付け穴が大きいので、錫メッキで補強する
C−1C−3. 修理前 Rドライブ基板裏、改造された所。
C−1D. 修理(半田補正)後 Rドライブ基板裏  全ての半田をやり修す
C−1F.完成Rドライブ基板裏 余分なフラックスを取り、洗浄後
C−2A. 修理前 Lドライブ基板
C−2B. 修理後 Lドライブ基板 初段FET(電界効果トランジスター)、バランス/バイアス調整用半固定VR2個、SP接続リレー交換
            TR(トランジスター)5個、フューズ入り抵抗も全部交換 電解コンデンサー9個交換
C−2C. 修理前 Lドライブ基板裏
C−2C−1. 修理前 Rドライブ基板裏、交換されたSP接続リレー、基板用が入手難名為、汎用を取り付ける為、基板加工してある。
C−1C−2. 修理中 Rドライブ基板裏、SP接続リレー取り付け、取り付け穴が大きいので、錫メッキで補強する
C−2C−2. 修理前 Rドライブ基板裏、改造された所。。
C−2D. 修理(半田補正)後 Lドライブ基板裏  全ての半田をやり修す
C−2F. 完成Lドライブ基板裏 余分なフラックスを取り、洗浄後
C−3A. 修理前 R側 終段FET(電界トランジスター)
C−3B. 修理後 R側 終段FET(電界トランジスター)
C−3C. 修理前 L側 終段FET(電界トランジスター)
C−3D. 修理後 L側 終段FET(電界トランジスター)
C−4A. 修理前 電源基盤
C−4B. 修理後 電源基盤 電解コンデンサー9個、フューズ入り抵抗交換、フイルムコンデンサー4個追加
C−4C. 修理前 電源基盤裏
C−4D. 修理(半田補正)後 電源基盤裏 全ての半田をやり修す
C−4E. 完成電源基盤裏 洗浄後
C−4F. 綺麗な絶縁シート
C−5A. 修理前 入力RCA端子基盤
C−5B. 修理前 入力RCA端子基盤、 フイルムコンデンサー2個交換
C−5D. 修理前 入力RCA端子基盤裏
C−5E. 修理(半田補正)中 修理後 入力RCA端子基盤裏、 フイルムコンデンサー2個交換、2個追加
C−5F. 完成入力RCA端子基盤裏、洗浄後
C−6A. 修理前 R−SP接続端子
C−6B. 修理中 R−SP接続端子穴加工
C−6C. 修理後 R−SP接続端子
C−6D. 修理前 L−SP接続端子・電源コード
C−6E. 修理中 L−SP接続端子穴加工・電源コード、端末の処理、アース線が有るのでシャシに接続する。
C−6F. 修理中 L−SP接続端子穴加工・電源コード
C−6G. 修理後 L−SP接続端子・電源コード
C−7A. 修理前 R基板ラッピング
C−7B. 修理後 R基板ラッピング ハンダを浸み込ませる
C−7C. 修理前 L基板ラッピング
C−7D. 修理後 L基板ラッピング ハンダを浸み込ませる
C−7E. 修理前 電源基板R側ラッピング
C−7F. 修理後 電源基板R側ラッピング ハンダを浸み込ませる
C−7G. 修理前 電源基板L側ラッピング
C−7H. 修理後 電源基板L側ラッピング ハンダを浸み込ませる
C−8A. 修理中 左側放熱器に「ガタ」が有るので、取り付けネジを増す締めしたら、ネジがバカになっていた!
            タップでネジを掃除・増し、長いネジで締結した。
C−8B. 修理中 使用したネジ。
C−9A. 修理前 終段電源パスコンの交換 
C−9B. 修理後 終段電源パスコンの交換
C−9C. 修理中 R側終段電源パスコンの交換、外したら元のパスコンの4本リード線が取り除いていない!
C−9D. 修理中 R側終段電源パスコンの交換、リード線は端子に巻き付ける、さらに上から半田で固定する。
C−9E. 修理中 L側終段電源パスコンの交換、外したら元のパスコンの4本リード線が取り除いていない!
C−9F. 修理中 L側終段電源パスコンの交換、リード線は端子に巻き付ける、さらに上から半田で固定する。
C−A. 交換した部品
C−BA. 修理前 下から見る
C−BB. 修理後 下から見る
C−BC. 修理後 後ろ見る
E. 調整・測定
E−1. 出力/歪み率測定・調整
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、SP出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側SP出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=SP出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側SP出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=SP出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定
E−2A. R側SP出力=31V=120W出力 0.04%歪み 1000HZ
E−2B. R側SP出力=31V=120W出力 0.04%歪み 400HZ
E−3A. L側SP出力=31V=120W出力 0.04%歪み 1000HZ
E−3B. L側SP出力=31V=120W出力 0.04%歪み 400HZ
                       ha9500m23
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