Michaelson & Austin TVA−1 5台目修理
寸評
  • 音を聞くと、初めTR(トランジスター)AMPと思わせる、これ真空管AMPと疑う!
    この巨大(強力)なトランスがその原動力でしょう。
    マッキンのMC60やMC275の「出力トランスの特殊サンドイッチ巻き+カソード帰還」による、高域の歪み軽減の音とは対照的な、力強いく荒々しい低音の音が光ります。
    真空管AMPの中では、一度は聞きたい機種です。
平成16年11月25日到着   平成17年2月8日完成
A. 修理前の状況
  • ( 過去の修理履歴 )
     S59 「ダイナミックオーディオ」より購入。
     S61 「ノア」 にてオーバーホール 。
         B電源を下げる(改悪)、KT88ヒータートランス設置、その他 。
     S63 故障する、H15まで使用せず放置する。
     H15 「ノア」 にて修理する。
          B電源を原回路に戻す、結合抵抗取り替え、KT88を1本取替える(他メーカーのもの!)
B. 原因
  • オーバーホール修理依頼。
C. 修理状況
  • 終段(KT−88)ソケット交換
    前段MT管ソケット交換。
    フイルムコンデンサー交換。
    電解コンデンサー増量・交換。
    配線手直し、補強。
    整流ダイオード交換。
    SP接続端子交換。
    RCA端子交換。
    高圧電解コンデンサー増量・交換。
    電源投入による突入電流抑制回路組み込み。
D. 使用部品
  • フイルムコンデンサー               9個 。
    USソケット                      4個。
    MTソケット                     4個。
    電解コンデンサー                 10個。
    抵抗                           個 。
    整流ダイオード                   5個。
    半固定VR                      4個。
    SP端子                        4個。
    RCA端子                       2個。
    高圧ブロック電解コンデンサー          2個。
    リレー。
E. 調整・測定

F. 修理費  98,000円     オーバーホール修理。
                       但し、真空管は別途です。

S. Michaelson & Austin TVA−1 の仕様(マニアルより)

A. 修理前の状況
A11. 修理前点検 上から見る
A12. 修理前点検 下から見る ヒータートランス(左上)が増設してある。
A2. 修理前点検 何か漏れ出したのか? べたべたした液がある
A31. 修理前点検 前段AMP基板への配線が基盤裏へ半田付け?
A32. 修理前点検  前段AMP基板裏へ半田付け? 殆ど素人の仕事!
A4. 修理前点検 電源トランスの1次巻き線が100Vと120Vのタップ両方が接続してある?
A5. 修理前点検 KT−88のソケット比較 下=交換するステアタイト製、上=古いモールド製。
A61. 修理前点検 ゴムが膨らんできた高圧コンデンサー
A62. 修理前点検 高圧コンデンサー比較 下=交換する物 3900μF/400WV、上=付いていた物 1200μF/300WV。
A7. 修理前点検 電源コードが緩んでいる
A8. 修理前点検 左=送られてきた「McIntosh純正KT−88」。 右=手持ちの「electro−harmonixの6550EH」。
             「McIntosh純正KT−88」 1本の購入価格で「electro−harmonixの6550EH」が6本買えるが!!
C.修理状況
C11. 修理前 前段AMP基板
C12. 修理後 前段AMP基板 真空管ソケット4個、電解コンデンサー5個、フイルムコンデンサー4個交換。
                     引きだし線は表に移動して銅箔へのストレスを解消する
C13. 修理前 前段AMP基板裏 手抜きで引き出し線がみな銅箔に半田付け これでは銅箔が直ぐに剥離する
C14. 修理(半田補正)後 前段AMP基板裏 引き出し線は全て表に移動
C15. 完成前段AMP基板裏 洗浄後
C21. 修理前 整流・バイアス基盤
C22. 修理後 整流・バイアス基盤 整流ダイオード5個、半固定VR4個、電解コンデンサー5個、フイルムコンデンサー交換
C23. 修理前 整流・バイアス基盤裏
C24. 修理(半田補正)後 整流・バイアス基盤裏
C25. 完成整流・バイアス基盤裏 洗浄後
C31. 修理前 高圧電解コンデンサー
C32. 修理後 高圧電解コンデンサー 最終に使用したのは3900μ/400WV 2本  
C41. 修理前 RCA端子
C42. 修理(交換)後 RCA端子
C51. 修理前 SP端子
C52. 修理(交換)後 SP端子
C61. 修理中 フューズへの配線がよじれていて短絡?
C62. 修理中 中はご覧の通りです! 何本接続していますか?
A63. 修理前 電源コードが緩んでいる
A64. 修理後 電源コードを切り詰めて固定する
C7. 修理後 電源投入回路と突入電流抑制回路。        詳しくはこちら
C8. 交換部品
C91. 修理前 上から見る
C92. 修理後 上から見る
C93. 修理後 前上から見る
C94. 修理前 下から見る
C95. 修理後 下から見る
CA. 完成 
E. 調整・測定
E1. 調整・出力測定 初段の12AX7がNGなので手持ちので測定。
    <見方>
     上左オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出す(歪み率=約0.003%)。
     下中=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル) 下右=周波数計。
     上左=SP出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力。
     上中=SP出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力。
     上右=SP出力波形オシロ 上=R出力、下=L出力(出力電圧測定器の出力)
E21. SP出力25V=78W 歪み率=1.2%  1000HZ
E22. SP出力25V=78W 歪み率=1.2%  400HZ
E3. 残留雑音 0.5mV 1000mV=1V 初段(12AX7)のカソードが浮いているので、良質な物が必要
            但し、トランスレス仕様の物が製造されていないので、選別して使用するしか無い
E4. 24時間エージング中。
S. Michaelson & Austin TVA−1 の仕様(マニアルより) 
型式 管球式(終段KT-88 PP)ステレオパワーアンプ
実効出力 70W+70W
周波数特性 20Hz〜20kHz ±0.2dB、 10Hz〜25kHz -1.0dB
出力帯域幅 8Hz〜45kHz
SN比 -88dB以上
高調波歪率 0.05%以下(1kHz、5W出力時)
入力感度/インピーダンス 750mV/100kΩ
出力インピーダンス 4〜8Ω
電源 AC100V、50Hz/60Hz
外形寸法 幅457mm×高さ190mm×奥行280mm
重量 約32kg
                    tva1-5-14
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