Mcintosh MC275. 2台目修理記録
平成16年5月2日持込   5月7日完成
A. 修理前の状況
  • 右スピーカからザーザーとノイズが出っぱなし です。
    真空管を差し替えても変わりません。

B. 原因
  • 経年変化。
    左の6550のSG(スクリーン抵抗が断線)=働いていない。
    しかしAB級でバイアスは浅い方なので20〜40W位の出力では、解りにくい。

C. 修理状況
  • 終段(KT−88)ソケット交換。
    前段MT管ソケット交換。
    ブロックコンデンサーを除く電解コンデンサー交換。
    フイルムコンデンサー交換。
    配線手直し、補強。

D. 使用部品
  • タイト製USソケット            2個。
    タイト製MTソケット            7個 。
    電解コンデンサー            11個。
    フイルムコンデンサー          16個 。

E. 調整・測定


F. 修理費   70,000円   「お得意様価格」、「オーバーホール修理」
                       「但し、真空管は別途」

S. Mcintosh MC275 の仕様(マニアル・カタログより)

このクラスのKT−88は良質な物を選択すること。
又、前段12AZ7/12AT7と直結なので、こちらも同様の配慮が必要。


A. 修理前の状況
A1A. 点検中 上から
A1B. 点検中 下から 大型電解コンデンサーを見ると、かなり新しいバージョンの様です
A2A. 点検中 断線した抵抗(赤い×) 焼けていないので、初期不良か急に大電流が流れた
A2B. 点検中 ハンダが腐食している。 白く見える所=酸化鉛は不導体となるので始末が悪い。
            又、この部質は、普通のハンダの融点をはるかに超えるので、ハンダ補正は大変な時間が掛かる       
A3. 点検中 交換するKT−88のGTソケット、12AX7のMT9ピンソケット比較
A4A. 点検中 使用されていたGE6550 プレートの下が色が変わっている! 初めから?
A4B. 点検中 手持ちの新品、ロシヤの6550
A5A. 点検中 電源(100V)に入れてあるパワーサミスター
           突入電流保護 25度で10オーム位発熱する事で2オーム位になる、抵抗が減る。
           本来ならば、遅延リレーを挿入する。 高級AMPは皆入っている <<詳しくはこちら参考>>
           電源ケーブルやプラグを替えると、音が良くなったと考える人は、先ずこれを交換すれば数倍良くなるのでは?
           但し、自己責任で
A5B. 点検中 サミスターの電圧を測定
A5C. 点検中 KT88のヒーター電圧を測定 ほぼ規定値 何とトランスは98V入力仕様 よって取り外せない!!
C. 修理状況
C1. 修理後 ソケット交換
C2A. 修理後 基板
C2B. 修理後 基板
C2C. 修理前  基板裏
C2C1A. 修理前  基板裏 ハンダ腐食ヶ所 その1
C2C1B. 修理後  基板裏 ハンダ腐食ヶ所 その1
C2C2A. 修理前  基板裏 ハンダ腐食ヶ所その2
C2C2B. 修理後  基板裏 ハンダ腐食ヶ所その2
C2D. 修理(ハンダ補正)後  基板 裏
C3A. 修理前 12AX7MT真空管ソケット周りの配線 白い所が腐食が始まっている所
C3B. 修理後 12AX7MT真空管ソケット周りの配線
C4A. 修理前 KT88GT真空管ソケット周りの配線 白い所が腐食が始まっている所
C4B. 修理後 KT88GT真空管ソケット周りの配線
C−5. 交換部品
C6A. 修理前 上から
C6B. 修理後 上から
C6C. 修理前 下から
C6D. 修理後 下から
C6. 完成
E. 調整・測定
E1. 調整・出力測定
    <見方>
     下左オーデオ発振器より400HZ&1KHZの信号を出す(歪み率は約0.003%)
     1.下中の測定器−−入力波形(オーデオ発振器のTTLレベル)
     2.下右の測定器−−周波数計
     3.上左の測定器−−SP出力の歪み率測定。 左メ−タ−−−Left出力。右メ−タ−−−Right出力
     4.上中の測定器−−SP出力電圧測定器。 赤針=Right出力。 黒針=Left出力
     5.上右の測定器−−SP出力波形オシロ。 上−−Right出力。下−−Left出力(出力電圧測定器の出力)
E2. SP出力24V=72W 歪み率=0.4%  1000HZ
E3. SP出力24V=72W 歪み率=0.4%  400HZ
E4. 24時間エージング中
S. Mcintosh MC275 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 管球式ステレオパワーアンプ MC275
定格出力 Stereo=75W+75W(4Ω、8Ω、16Ω)
Mono= 150W(2Ω、4Ω、8Ω)
周波数特性 16Hz〜60kHz/−0,5dB
全高調波歪率 0.5%(20〜20,000Hz 定格出力時)
SN比 90dB
入力感度/インピーダンス アンバランス= 0.5V/250KΩ
バランス= 15V/250KΩ
スピーカー出力端子 1系統×3=4Ω/8Ω/16Ω
入力端子 RCA=3系統
使用真空管 電圧増幅・ドライバー管=12AZ7、12BH7、12AU7、12AX7
出力管 =KT88×4
消費電力 240W
最大外形寸法 幅311mm×高さ203mm×奥行438mm
重量 30.5kg
                      mc275-2w
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