Mcintosh C20修理記録
平成18年8月28日到着  平成19年1月4日完成
A. 修理前の状況
  • 3日ほど前から、スピーカーから周期的に雑音が出るようになりました。
    このC20はアメリカに住んでいた2003年にAudio Classicsというアメリカでは著明な業者で、コンデンサーなどのを交換をしてはおります。

B. 原因
  • 経年変化による劣化?

C. 修理状況
  • フィルム・コンデンサー交換。
    電解コンデンサー交換。
    MT9ピンソケット交換。
    配線手直し、補強。
    経年劣化による各部ハンダ補正。
    整流管を整流ダイオードに交換。

D. 使用部品
  • フィルム・コンデンサー           14個。
    電解コンデンサー              10個。
    整流ダイオード                2個。
    MT9ピンソケット                7個。

E. 調整・測定

F. 上位測定器による 調整・測定

F. 修理費  98,000円  オーバーホール修理。
                    真空管別途。

A. 修理前の点検・見積中
A1A. 点検中 前から見る
A1B. 点検中 後から見る。 今は「TapeHeadの入力」は不要でしょう
A2A. 点検中 上から見る
A2B. 点検中 下から見る
A3A. 点検中 交換するソケットとの比較
A3B. 点検中 真空管の比較、真ん中の上下2本が手持ち新品。
             足(ピン)の腐食とその上の袴の部分の黒ずみで、使用時間が推測できる
A4A. 点検中 PHase & HF−Filter SW
A4B. 点検中  Bass & Trible SW
A5. 点検中 メインVRの電源SWのシールドケースの半田が取れている  
C. 修理状況
C1A. 修理前 L側AMP基板、コンデンサーの交換が1部してある
C1B. 修理中 L側AMP基板、取り替えにくい奥の古い電解コンデンサーは交換されていない
C1C. 修理後 L側AMP基板、電解コンデンサー3個、フイルムコンデンサー6個交換
C2A. 修理中 L側AMP基板、前回の修理で取り外したコンデンサーの線が取り外していない(基板裏から見る)
C2B. 修理中 L側AMP基板、前回の修理で取り外したコンデンサーの線が取り外していない(基板表から見る)
                       取り付けたコンデンサーの配線も絡げていない?
C2C. 修理中 L側AMP基板、前回の修理で取り外したコンデンサーの線が取り外していない(基板裏から見る)
C2D. 修理中 L側AMP基板、前回の修理で取り外したコンデンサーの線が取り外している所、他の配線も外さないと取れない
C2E. 修理中 L側AMP基板、配線は必ず絡げる
C2F. 修理中 L側AMP基板、配線は必ず絡げる
C2G. 修理中 L側AMP基板、配線は必ず絡げる
C2H. 修理中 L側AMP基板、配線は必ず絡げる
C2I. 修理中 L側AMP基板、配線は必ず絡げる
C2J. 修理中 L側AMP基板、配線は必ず絡げる
C3A. 修理前 R側AMP基板、1部のコンデンサーの交換がある
C3B. 修理中 取り替えにくい奥の古い電解コンデンサーは交換されていない
C3C. 修理中 入力選択SWを外し、移動する
C3D. 修理中 基板止め金具に配線を噛んでいる!!
C3E. 修理中 紙一重でセーフ!! 
C3F. 修理後 R側AMP基板、フイルムコンデンサー6個交換
C3G. 修理中 R側AMP基板、配線は必ず絡げる
C3H. 修理中 R側AMP基板、配線は必ず絡げる
C3I. 修理中 R側AMP基板、配線は必ず絡げる
C3J. 修理中 R側AMP基板、配線は必ず絡げる
C3K. 修理中 R側AMP基板、配線は必ず絡げる
C3L. 修理中 R側AMP基板、配線は必ず絡げる
C4A. 修理前 真空管MT9ピンソケット交換、ヒータ配線は、MTソケットのピンを割って線をはめ込んでいる
C4B. 修理中 ソケット交換(EQ−AMP)、配線は絡める
C4C. 修理中 ソケット交換(コントロール−AMP)、配線は絡める
C4D. 修理中 ソケット交換(フイルター−AMP)、配線は絡める
C4E. 修理後 真空管MT9ピンソケット交換
C4F. 修理後 真空管MT9ピンソケット交換、表から見る
C5A. 修理前 バッファーAMP、古い配線が外されていない、交換したコンデンサーの足は、差し込んだだけ!
C6A. 修理前 電源部 ヒーター用電解コンデンサーが交換されている
C6B. 修理後  電源部 ブロック電解コンデンサーが交換されているので、増量した。
                   電解コンデンサー5個、フイルムコンデンサー2個交換。整流ダイオード2個追加。
C7A. 修理前 PHase & HF−Filter SW
C7B. 修理(清掃)後 PHase & HF−Filter SW
C7C. 修理前  Bass & Trible SW
C7D. 修理(清掃)後  Bass & Trible SW
C8A. 修理前 メインVRの電源SWのシールドケースの半田が取れている  
C8B. 修理後 メインVRの電源SWのシールドケース
C9A. 交換部品
C9B. 前回の修理で取り外したコンデンサーの線が取り外していない物
CAA. 修理前 上から
CAB. 修理後 上から
CAC. 修理前 下から
CAD. 修理後 下から
E. 測定・調整
E1. 出力・歪み率測定・調整
    <見方>
   下左オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、SPからの出力を測定    下中オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)
   下中右上=周波数計
   下中右上デジタル電圧計=SP出力電圧測定RLは切り替えて測定
   上左端電圧計=L側SP出力電圧測定、黒針のみ使用
   上中左歪み率計=SP出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上中右=R側SP出力電圧測定、赤針のみ使用
   上右端オシロ=SP出力波形 上=R出力、下=L出力
E2A. 出力=0.4V、0.07%歪み、AUX1000HZ入力
E2B. 出力=0.4V、0.09%歪み、AUX400HZ入力
E2C. 出力=1V、0.15%歪み、AUX1000HZ入力
E2D. 出力=1V、0.2%歪み、AUX1000HZ入力
E3A. 出力=0.4V、0.07%歪み、MM1、1000HZ入力
E3B. 出力=0.4V、0.09%歪み、MM1、400HZ入力
E4A. 出力=0.4V、0.07%歪み、MM2、1000HZ入力
E4B. 出力=0.4V、0.07%歪み、MM2、400HZ入力
F. 上位測定器による 調整・測定
F0. 下のオーディオアナライザーVP−7732Aで自動測定。
F2A. 入出力特性測定(AUX100mV入力)
                    メインVRはmax 平均で2V出力   左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
2B. 歪み率測定(AUX100mV入力) 左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
                             レベルは測定器任せの全自動、メインVRはmax  
F2C. 入出力特性測定(AUX80mV入力)
               BASS & TREBLE VRはmax 左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F2D. 入出力特性測定(AUX80mV入力)
               BASS & TREBLE VRはmin 左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
3A. 入出力特性測定(MM−1入力)
      MM入力 入力電圧=2mV一定入力 VRはmax  左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
      50KHZ当たりのばらつきは真空管の特性差
F3B. 入出力特性測定(MM−2入力)
      MM入力 入力電圧=2mV一定入力 VRはmax  左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
      50KHZ当たりのばらつきは真空管の特性差
4A. 入出力特性測定(TAPE−HEAD入力)
                 入力電圧=2mV一定入力 VRはmax  左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
E5. 完成 24時間エージング
                       c-20-1x
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