YAMAHA B−1. 電源電解コンデンサー比較・検討記録
平成23年6月1日到着  9月15日完成
電解コンデンサー比較
A. 外観点検、リップル電圧測定
  • 「B−1. 5台目」を除き、「B−1. 5台目ユーザ」が収集した物らしいです。
    ここでは単純な一定の負荷試験ですので、 実際の使用条件とはかなり異なりますし、電解コンデンサーの性能を決定付ける物では有りません、1つの目安とお考え下さい。
    B−1の動作を想定し、2本を直列に使用し、100V−2A(200W)の負荷を掛けて測定する。

S. YAMAHA B−1 の仕様(マニアルより)

U. YAMAHA UC−1 の仕様(マニアルより)
測定結果
  •                          重量(g)    リップル電圧(mv)。
  • Panasonic 15000μ/100V  2本で375g         507mv。
             々 その2                        505mv、 平均=506mV。
      
  • Panasonic 18000μ/100V  2本で482g         386mv。
             々 その2                        391mv、 平均=389mV。
        
  • Panasonic 22000μ/100V  2本で560g         320mv。
             々 その2                        329mv、 平均=325mV、
     
  • 日立      15000μ/100V  2本で309g         504mv。
             々 その2                        556mv、 平均=530mV。
  • 日立      22000μ/100V  2本で433g         413mv。
             々 その2                        429mv、 平均=421mV。
     
  • B−1. 5台目修理に付ているR側純正品 719g         501mv。
                     々 L側純正品 724g         530mv、 平均=516mV。
  • B−1. 6台目修理に付ているR側純正品 790g         472mv。
                     々 L側純正品 771g         483mv、 平均=478mV。
  • ユーザが入手した純正品その1        715g         499mv。
             々 純正品その2        698g         490mv、 平均=495mV。
           
A. 外観点検、リップル電圧測定
A1. 6種類16本ある。
A2. リップル電圧測定。B−1の動作を想定し、2本を直列に使用し、100V−2A(200W)の負荷を掛けて測定する。
              上左電圧計=負荷に供給するDC100V、上右交流電圧計=リップル電圧(V)。
              中オシロ=リップル電圧波形、右電流計=負荷に流れる電流2A。          
A12. 重量測定。 右=Panasonic 15000μ/100V  2本で375g、左=日立 22000μ/100V 2本で433g
A13. リップル電圧測定=413mV、 日立 22000μ/100V。
A14. リップル電圧測定=459mV、 日立 22000μ/100V−2組目。
A15. リップル電圧測定=320mV、 Panasonic 22000μ/100V。 
A16. リップル電圧測定=329mV、 Panasonic 22000μ/100V−2組目。
A21. 重量測定。
             右=Panasonic 18000μ/100V 2本で482g、左=Panasonic 15000μ/100V 2本で375g
A22. リップル電圧測定=386mV、 Panasonic 18000μ/100V。
A23. リップル電圧測定=391mV、 Panasonic 18000μ/100V−2組目。
A24. リップル電圧測定=507mV、 Panasonic 15000μ/100V。
A25. リップル電圧測定=505mV、 Panasonic 15000μ/100V−2組目。
A31. 重量測定。右=日立 15000μ/100V 2本、左=Panasonic 22000μ/100V 2本で560g
A32. リップル電圧測定=504mV、 日立 15000μ/100V。
A33. リップル電圧測定=556mV、 日立 15000μ/100V−2本目。
A41. 5台目修理に付ている純正品、 R側=719g、 L側=724g。
A42. リップル電圧測定=501mV、 5台目修理に付ているR側純正品。
A43. リップル電圧測定=530mV、 5台目修理に付ているL側純正品。
A51. 6台目修理に付ている純正品、 R側=790g、 L側=771g。
A52. リップル電圧測定=472mV、 6台目修理に付ているR側純正品。
A53. リップル電圧測定=483mV、 6台目修理に付ているL側純正品。
A61. ユーザが入手した純正品、 1=715g、 2=698g。
A62. リップル電圧測定=499mV、 ユーザが入手した純正品1。
A63. リップル電圧測定=490mV、 ユーザが入手した純正品2。
S. YAMAHA B−1 の仕様(マニアルより) 
パワー段用電源 L・R独立のトランス及びケミコン(15,000μF×2)×両ch
ダイナミックパワー 360W(8Ω)、(1kHz,歪0.1%)
実効出力 150W+150W(8Ω/4Ω共)、(両ch,20〜20,000Hz,歪み0.1%)
実効出力 160W+160W(8Ω/4Ω共)、(両ch,1kHz,歪み0.1%)
パワーバンドウィズ 5Hz〜50kHz(8Ω)、(IHF,歪み0.5%)
ダンピングファクター 80(8Ω)、(両ch,100W時,8Ω)
全高調波歪率 0.02%(1kHz),0.06%(20kHz)
全高調波歪率 0.02%(1kHz),0.03%(20kHz)、(両ch,1W時,8Ω)
混変調歪率 0.04%、(70Hz:7kHz=4:1,100W,8Ω)
周波数特性 5Hz〜100kHz(+0,−1dB)、(1W,8Ω)
入力インピーダンス 100kΩ
入力感度 775mV
レベル可変幅 18dB(775mV〜6V)
残留雑音 0.3mV
SN比 100dB
ランブルフィルターfc 10Hz,−12dB/oct
入力端子 NORMAL-DIRECT(SW切換)
出力端子 1-2-3-4-5(B-1単体の場合は1のみ)
付属回路 オーバーロード・インジケーター、  パワーFET(電解トランジスター)保護回路(自動復帰・純電子式過電流保護回路)
スピーカー保護回路(電圧検出リレー駆動方式)
サーマルインジケーター(温度上昇検出保護回路)、 ランブルフィルタースイッチ
主な使用半導体 FET(電解トランジスター)=39個、 TR(トランジスター)=113個、 LED=3個、 ツェナーダイオード=7個、 ダイオード=64個
電源 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力 440W(電気用品取締法による表示)
寸法 460W×150H×390Dmm
重量 37kg
U. YAMAHA UC−1 の仕様(マニアルより)
ピークメーター部 −50dB〜+5dBまで表示するピークVUメーターとメータードライブ回路
スピーカー切換部 5組のスピーカー切換SWと左右独立レベルコントロールボリューム
その他 パワーインジケーター,オーバーロードインジケーター,サーマルインジケーター
B-1との接続 直接B-1前面に実装,または,別売専用コネクターコードにて接続使用
仕上げ ブラックアルマイト,梨地仕上げ
寸法 460W×150(+5)H×83(+50)Dmm
重量 5.5kg
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