Marantz SM−9. 2台目修理記録
平成29年1月18日到着 月日完了
A. 修理前の状況
  • 貴殿のHPを10年以上前から拝見している者です。
    最近、少年時代からの憧れであったマランツSC9とSM9を入手しました。
    SCの方はOH品を大事に使っている方からの購入でしたんので問題なかったのですが、
    オークションで入手したSM9は当初、好調でしたが数週間後に突然音が出なくなりました。
    (電源は入りますが、熱を持ちません)。


B. 症状、原因
  • この時代の製品は、プロテクトが完全では、ありません。
    修理が完全でないと、終段TR(トランジスター)が死ぬ様な大事故になります。
    終段TR(トランジスター)が死ぬ様な大事故の場合は、生きて居る前段のTR(トランジスター)の交換も、後々のため交換が必要です。



C. 修理状況
  • 終段TR(トランジスター)交換、増幅率を測定し、揃えた選別品を使用する。
    前段TR(トランジスター)交換。
    電解コンデンサー(オーディオ・コンデンサー(ミューズ)使用  交換。
    配線手直し、補強。
    経年劣化による各部ハンダ補正。
    RCA端子交換。
    3Pインレットソケット取り付け.



D. 使用部品
  • 終段TR(トランジスター)              8個。
    前段TR(トランジスター)             8個。
    電解コンデンサー                      個。
    メタライズド・フイルムコンデンサー            個。
    抵抗                         個。

     

E. 調整・測定

G. 修理費  0,000円       オ−バ−ホ−ル修理

Y. ユーザー宅の設置状況

S. Marantz SM−9 の仕様(マニアルより)


A. 修理前の状況。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る
A31. 点検中 電源ブロック電解コンデンサー見る。 頭のビニールは膨らんでいない。
A32. 点検中 電源ブロック電解コンデンサーを下から見る。 右3本に液漏れらしき跡が見られる。
A41. 点検中 電源コード取り付け。
A51. 点検中 入力RCA端子。
A61. 点検中 R側終段TR(トランジスター)。 短絡し、全滅です。
A71. 点検中 L側終段TR(トランジスター)2SC2589測定、ICEO=50mAで測定。Hfe=38
A72. 点検中 L側終段TR(トランジスター)2SC2589−2測定、ICEO=50mAで測定。Hfe=29
A73. 点検中 L側終段TR(トランジスター)2SA1109測定、ICEO=50mAで測定。Hfe=92
A74. 点検中 L側終段TR(トランジスター)2SA1109測定、ICEO=50mAで測定。Hfe=104
C. 修理状況。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前 R側終段ブロック。 短絡し、全滅です。
C12. 修理後 R側終段ブロック。 TR(トランジスター)4個交換。
C13. 修理前 R側終段ブロック裏
C14. 修理後 R側終段ブロック裏
C15. 修理前 R側終段基板
C152. 修理中 R側終段基板。 焼損して割れた前段TR(トランジスター)。
C153. 修理中 R側終段基板。 焼損して割れた前段TR(トランジスター)2。
C154. 修理中 R側終段基板。 焼損した抵抗。
C16. 修理後 R側終段基板  TR(トランジスター)個、電解コンンサー個、半固定VR個、抵抗個交換
C17. 修理前 R側終段基板裏
C18. 修理(半田補正)後 R側終段基板裏 全半田やり直す
C19. 完成 R側終段基板裏。 不要なフラックスを取り、コート液を塗布。
C21. 修理前 L側終段ブロック。 TR(トランジスター)4個交換。
C22. 修理後 L側終段ブロック
C23. 修理前 L側終段ブロック裏
C24. 修理後 L側終段ブロック裏
C25. 修理前 L側終段基板
C26. 修理後 L側終段基板  TR(トランジスター)個、電解コンンサー個、半固定VR個、抵抗個交換
C27. 修理前 L側終段基板裏
C272. 修理前 L側終段基板裏。終段TR(トランジスター)が短絡したので、電流で焼き切れた銅箔。
C28. 修理(半田補正)後 L側終段基板裏 全半田やり直す
C29. 完成 L側終段基板裏。 不要なフラックスを取り、コート液を塗布。
C31. 修理前 プロテクト基板
C32. 修理後 プロテクト基板  TR(トランジスター)個、電解コンンサー個、半固定VR個、抵抗個交換
C33. 修理前 プロテクト基板裏
C34. 修理(半田補正)後 プロテクト基板裏 全半田やり直す
C35. 完成 プロテクト基板裏。 不要なフラックスを取り、コート液を塗布。
C4. 前面パネル裏修理中
C4A. 修理前 VUメーターAMP基盤
C4B. 修理後 VUメーターAMP基盤  電解コンンサー5個、半固定VR2個交換
C4C. 修理前 VUメーターAMP基盤裏
C4D. 修理(半田補正)後 VUメーターAMP基盤裏 全半田やり直す
C4E. 完成VUメーターAMP基盤裏 不要なフラックスを取り、清掃後
C5A. 修理中 VUメーターランプは綺麗、日本は電圧が低いので寿命が延びる
C5B. 修理前 VUメーターランプ基板裏
C5C. 修理(半田補正)後 VUメーターランプ基板裏 全半田やり直す
C5D. 完成VUメーターランプ基板裏 不要なフラックスを取り、清掃後
C6A. 修理前  VUアテネッター基板
C6B. 修理前  VUアテネッター基板裏
C6C. 修理(半田補正)後  VUアテネッター基板裏後 全半田やり直す
C6D. 完成VUアテネッター基板裏後 不要なフラックスを取り、清掃後
C7. 後パネルを取り修理中 
CC. 交換部品
CDA. 修理前 上から見る 
CDB. 修理後 上から見る
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E1. 出力・歪み率測定・調整。
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E21. 50Hz入力、R側SP出力電圧35V=145W出力、 0.0043%歪み。
               L側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0051%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. 100Hz入力、R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0058%歪み。
                L側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0063%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. 500Hz入力、R側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0111歪み。
                L側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0115%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. 1kHz入力、R側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0158%歪み。
               L側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0161%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. 5kHz入力、R側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0145%歪み。
              L側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0145%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. 10kHz入力、R側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0154%歪み。
                L側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0154%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. 50kHz入力、R側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0145%歪み。
                L側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0156%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=125kHz、右=500kHz。
E3. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。
E4. 0dB=VUメータ測定・調整、1Khz 150W出力。 この後、照明をLEDに変更する。
E5. 完成  24時間エージング、 左は同時修理C−200S
Y. ユーザー宅の設置状況。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況.
S. Marantz SM−9 の仕様(カタログ・マニアルより)
型式 ステレオパワーアンプ
定格出力(20Hz〜20kHz、両ch同時動作) 150W+150W(8Ω)
全高調波歪率(20Hz〜20kHz、定格出力時) 0.01%以下
混変調歪率 0.01%以下
周波数特性 DC〜100kHz +0 -1dB
入力感度/インピーダンス 1.5V/30kΩ
ダンピングファクター 100以上(1kHz、8Ω)
SN比(IHF-A) 120dB
定格消費電力(電気用品取締法) 400W
外形寸法 幅474×高さ172×奥行345mm
重量 23.5kg
価格 225,000円(1982年頃)
             sm-9_2v
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。  写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。  Copyright(C) 2017 Amp Repair Studio All right reserved.