Marantz SC−7. 2台目修理記録
平成18年1月11日到着  1月21日完成
  • A. 修理前の状況
       20数年前に発売と同時に購入したものです。購入十年後ぐらいから、右チャンネルに音割れの症状がでるようになりました。
       地元のオーディオ機器を扱っている販売店を通じてメーカーに修理を依頼しましたが、修理部品の保管期限がすでに
       過ぎているので修理ができないとのことで、未修理で返ってきました。
       接点復活剤を吹きかけますと、数ヶ月間は症状がでませんので、だましだまし使用しておりました。
       その数年後からは、左右のチャンネルが交互に音が出なくなるようになり、その度に接点復活剤で対処しておりましたが、
       ついに左右とも音が出なくなりました。現在はscope out端子からダイレクトにパワーアンプ「SM−7」につなぎ使用しております。

  • B. 症状、原因
       電解コンデンサー劣化。

  • C. 修理状況
       電解コンデンサー交換、オーディオ・コンデンサー(ミューズ)使用。
       半固定VR交換。
       配線手直し、補強。
       経年劣化による各部ハンダ補正。
     
  • D. 使用部品
       電解コンデンサー                     59個。
       メタライズドフイルムコンデンサー           16個。
       半固定VR                          1個。
     
       
  • E. 調整・測定

     
  • F. 修理費   95,000円   オーバーホール修理

  • Marantz SC−7 の仕様(カタログ・マニアルより)
      
A. 修理前の状況
A−1. 点検中 底板の接点復活材、これだけ使用するとVRやSWのグリスが溶け出し、やがて、接点に皮膜を作る可能性あり。
                                                            詳しくは、こちら参考
A−2A. 点検中 上から見る
A−2B. 点検中 上から見る
A−3. 点検中 下から見る
A−4. 点検中 入出力RCA端子郡
A−5. 点検中 前後パネルを倒せる、簡単な修理には便利
A−6. 点検中 基板取り付け金具跡にも、接点復活材が浸み込んでいる
A−7. 点検中 マランツフアンにはたまらないポケット+蓋
C. 修理状況
C−1. 後パネルを倒し修理中
C−1A. 修理前 整流・定電圧基板
C−1B. 修理後  整流・定電圧基板 半固定VR1個、フイルムコンデンサー2個、電解コンデンサー6個交換
C−1C. 修理前  整流・定電圧裏
C−1D. 修理(半田補正)後  整流・定電圧基板裏 全半田やり直す
C−1E. 完成整流・定電圧基板裏 フラックスを取り洗浄後
C−1F. 修理前 整流・定電圧基板ラッピング1
C−1G. 修理後 整流・定電圧基板ラッピング1 ハンダを浸み込ませる
C−1H. 修理前 整流・定電圧基板ラッピング2
C−1I. 修理後 整流・定電圧基板ラッピング2 ハンダを浸み込ませる
C−2A. 修理前  HeadPhoneAMP基板
C−2B. 修理後  HeadPhoneAMP基板 フイルムコンデンサー6個、電解コンデンサー4個交換
C−2C. 修理前  HeadPhoneAMP基板裏
C−2C−1. 修理中 HeadPhoneAMP基板裏、電解コンデンサーの足ピッチが異なる為、穴開けする
C−2D. 修理(半田補正)後  HeadPhoneAMP基板裏 全半田やり直す
C−2E. 完成HeadPhoneAMP基板裏 フラックスを取り洗浄後
C−3. 前パネルを倒し修理中
C−3A. 修理前  メイン基板
C−3B. 修理後  メイン基板 電解コンデンサー19個、フイルムコンデンサー2個交換
C−3C. 修理前  メイン基板裏
C−3C−1. 修理前  メイン基板裏、ハンダ不良ヶ所
C−3D. 修理(半田補正)後  メイン基板裏 全半田やり直す
C−3E. 完成メイン基板裏 フラックスを取り洗浄後
C−4A. 修理前 テープEQ基板換
C−4B. 修理後 テープEQ基板 電解コンデンサー6個交換、フイルムコンデンサー2個交換
C−4C. 修理前 テープEQ基板裏
C−4D. 修理(半田補正)後 テープEQ基板裏 全半田やり直す
C−4E. 完成テープEQ基板裏 フラックスを取り洗浄後
C−5A. 修理前 VR基板(VR=Volume)
C−5B. 修理後 VR基板 電解コンデンサー2個、フイルムコンデンサー2個交換
C−5C. 修理前 VR基板裏
C−5D. 修理(半田補正)後 VR基板裏 全半田やり直す
C−5E. 完成VR基板裏 フラックスを取り洗浄後
C−6A. 修理前 EQ−AMP基盤(PhoneEqualizerAmplifier)
C−6B. 修理後 EQ−AMP基盤 電解コンデンサー8個交換
C−6C. 修理前 EQ−AMP基盤裏(PhoneEqualizerAmplifier)
C−6D. 修理(半田補正)後 EQ−AMP基盤裏 全半田やり直す、セラミックコンデンサー2個追加
C−6E. 完成EQ−AMP基盤裏 フラックスを取り洗浄後
C−7A. 修理前 MC−AMP基盤 シールドケース内なので電解コンデンサーの頭のビニールの剥けが大きい
C−7B. 修理後 MC−AMP基盤 電解コンデンサー12個交換
C−7C. 修理前 MC−AMP基盤裏
C−7D. 修理(半田補正)後 MC−AMP基盤裏 全半田やり直す
C−7E. 完成MC−AMP基盤裏 フラックスを取り洗浄後
C−8A. 修理前 入力SW基板
C−8C. 修理前 入力SW基板裏
C−8D. 修理(半田補正)後  入力SW基板裏 全半田やり直す、フイルムコンデンサー1個交換
C−8E. 完成VR基板裏 フラックスを取り洗浄後
C−9A. 修理前 Cartridge-Load-SW基板
C−9B. 修理前 Cartridge-Load-SW基板裏
C−9C. 修理(半田補正)後 Cartridge-Load-SW基板裏 全半田やり直す
C−9D. 完成Cartridge-Load-SW基板裏 フラックスを取り洗浄後
C−AA. 修理前 左右Tone基板裏
C−AB. 修理(半田補正)後 左右Tone基板裏 全半田やり直す
C−AC. 完成左右Tone基板裏 フラックスを取り洗浄後
C−BA. 修理前 出力SW基板裏
C−BB. 修理(半田補正)後 出力SW基板裏 全半田やり直す
C−BC. 完成出力SW基板裏 フラックスを取り洗浄後
C−CA. 修理前 入出力RCA端子基板裏
C−CB. 修理(半田補正)後 入出力RCA端子基板裏
C−CC. 完成入出力RCA端子基板裏 フラックスを取り洗浄後
C−CD. 修理前 入出力RCA端子基板裏ラッピング
C−CE. 修理後 入出力RCA端子基板裏ラッピング ハンダを浸み込ませる
C−DA. パネル清掃
C−DB. 交換部品
C−EA. 修理前 上から見る 
C−EB. 修理後 上から見る
C−EC. 修理前 下から見る
C−ED. 修理後 下から見る
C−F. 完成
E. 調整・測定
E−1. 出力/歪み率測定・調整 ケース(シールド)に入れていないので、実際はもう少し良い
    <見方>
     上左オーディオ発振器より400HZ&1KHZの信号を出す(歪み率=約0.003%)。
     下中=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)。
     下右=周波数計。
     上左=SP出力の歪み率測定。 左メータ=L出力。 右メータ=R出力。
     上中=SP出力電圧測定器。 赤針=R出力。 黒針=L出力。
     上右=SP出力波形オシロ。 上=R出力。 下=L出力(出力電圧測定器の出力)。
E−2A. 出力電圧1V 歪み率=0.01% 測定レンジ=0.1% AUX入力 1000HZ
E−2B. 出力電圧1V 歪み率=0.01% 測定レンジ=0.1% AUX入力 400HZ
E−3A. 出力電圧1V 歪み率=0.01% 測定レンジ=0.1% MM入力 1000HZ
E−3B. 出力電圧1V 歪み率=0.01% 測定レンジ=0.1% MM入力 400HZ
E−4A. 出力電圧1V 歪み率=0.02% 測定レンジ=0.1% MC入力 1000HZ
E−4B. 出力電圧1V 歪み率=0.02% 測定レンジ=0.1% MC入力 400HZ
E−5. 出力電圧8V 歪み率=0.01% 測定レンジ=0.1% AUX入力 1000HZ
               見かけによらず、力が有るので注意
EE. 上位測定器による 調整・測定
EE−1. 上位測定器による 調整・測定
EE−2A. 入出力特性測定(AUX入力)
        AUX入力端子へ100mV一定入力。 VRはmax。 左出力=薄(細い)色。 右出力=濃い(太い)色。
EE−2B. 歪み率特性測定(AUX入力)
        AUX入力端子へ100mV一定入力。 VRはmax。 左出力=薄(細い)色。 右出力=濃い(太い)色。
EE−3A. 入出力特性測定(AUX入力) BASS & TREBLE 最小
        AUX入力端子へ150mV一定入力。 VRはmax。 左出力=薄(細い)色。 右出力=濃い(太い)色。
EE−3B. 入出力特性測定(AUX入力) BASS & TREBLE 最大
        AUX入力端子へ100mV一定入力。 VRはmax。 左出力=薄(細い)色。 右出力=濃い(太い)色。
EE−4A. 入出力特性測定(AUX入力) BASS・100HZ & TREBLE・10KHZ 最小
        AUX入力端子へ100mV一定入力。 VRはmax。 左出力=薄(細い)色。 右出力=濃い(太い)色。
EE−4B. 入出力特性測定(AUX入力) BASS・100HZ & TREBLE・10KHZ 最大
        AUX入力端子へ100mV一定入力。 VRはmax。 左出力=薄(細い)色。 右出力=濃い(太い)色。
EE−5A. 入出力特性測定(AUX入力) MID 最小
        AUX入力端子へ100mV一定入力。 VRはmax。 左出力=薄(細い)色。 右出力=濃い(太い)色。
EE−5B. 入出力特性測定(AUX入力) MID 最大
        AUX入力端子へ100mV一定入力。 VRはmax。 左出力=薄(細い)色。 右出力=濃い(太い)色。
EE−6. 入出力特性測定(AUX入力) 15HZ & 9KHZ Filters ON
       AUX入力端子へ100mV一定入力。 VRはmax。 左出力=薄(細い)色。 右出力=濃い(太い)色。
EE−7. 入出力特性測定(MM入力)=PHONO−2
       MM入力 入力電圧=2mV一定入力。 VRはmax。 左出力=薄(細い)色。 右出力=濃い(太い)色。
EE−8. 入出力特性測定(MC入力)=PHONO−1
       MC入力端子へ0.2mV入力。 VRはmax。 左出力=薄(細い)色。 右出力=濃い(太い)色。
E−6. 完成 引き続き24時間エージング
S. Marantz SC−7 の仕様(カタログ・マニアルより)
型式 ステレオコントロールアンプ
定格出力/インピーダンス PRE-OUT=1.5V/100Ω
TAPE-OUT=150mV/250Ω
入力感度/インピーダンス Phono1・2(MM)=2mV/1kΩ、10kΩ、27kΩ、47kΩ、100kΩ
Phono2(MC)=200μV/10Ω、47Ω、100Ω、220Ω
High Level=150mV/40kΩ
全高調波歪率 0.004%以下
混変調歪率 0.004%以下
周波数特性 ±0.2dB(RIAA偏差、20Hz〜20kHz)
+0、-0.1dB(High Level、20Hz〜20kHz)
4Hz〜120kHz(High Level、+0、-1dB)
入力等化雑音 0.24μV(Phono IHF-A)
ダイナミックレンジ 120dB
Phono最大入力 250mV(MM 1kHz)
25mV(MC 1kHz)
トーンコントロール ±10dB(低域 100Hz)
±6dB(中域 800Hz)
±10dB(高域 10kHz)
フィルタ特性 9kHz/18dBoct.(High)
15Hz/18dBoct.(Low)
消費電力 45W
電源 100V、50/60Hz
外形寸法 幅416x高さ146x奥行244mm
重量 10kg
別売 キャビネット WC-75(ウォルナット仕上げ)=¥7,000
        WC-75N(マホガニー仕上げ)=¥11,500
価格 ¥180,000(1979年頃)
                       sc-7-2-2o
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