HMA−9500mkU. 37台目 修理記録
平成21年3月1日到着    月日完成
注意 このAMPはアースラインが浮いています
    AMPのシャーシにSPの線(アース側)や入力のRCAプラグのアース側も接続してはいけません
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません

    又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照
A. 修理前の状況
  • 電源投入直後30秒位音が出ない
    その後右CHのみから音が出る。
    一度ボリュームを回して大きな音を出すと左CHからも音が出るようになる。
    以降アンプが暖まれば正常な音がしている。

B. 原因
  • 各部経年劣化

C. 修理状況
  • 初段FET(電解トランジスター)交換
    RLバイアス/バランスVR交換
    電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)
    フューズ入抵抗交換
    WBT SP端子に交換
    WBT RCA端子に交換
    電源コード交換
    配線手直し、補強

D. 使用部品
  • 初段FET                              2個
    バイアス/バランス半固定VR                 6個
    フューズ入り抵抗                        30個
    電解コンデンサー                        31個
    フイルムコンデンサー                       4個
    WBT SP端子 WBT−0702PL             2組(定価で工賃込み)
    WBT RCA端子 WBT−0201              1組(定価で工賃込み)
    電源コード(支給品)


E. 調整・測定

F. 修理費  131,000円

A. 修理前の状況
A−1A. 点検中 前上から見る
A−1B. 点検中 後上から見る
A−1C. 点検中 下前から見る
A−1D. 点検中 下後から見る
A−2A. 点検中 R側SP端子付近の接点復活材の跡、多分SP接続リレーから流れ出た。
A−2B. 点検中 RCA端子付近の接点復活材の跡、多分フイルターSWから流れ出た。
A−2C. 点検中 L側SP端子付近の接点復活材の跡、多分SP接続リレーから流れ出た。
A−2D. 点検中 電源SW付近の接点復活材の跡、多分電源SWから流れ出た。
A−3A. 点検中 電源基板、整流ダイオードブリッチの色が左右で少し異なる、L側に大電流がながれた
A−3B. 点検中 電源基板、前回の修理で交換された抵抗、基板を外すのが面倒なので、継ぎ足し!
A−4A. 点検中 R側ドライブ基板裏、シールドケースの半田が不十分
A−5. 点検中 L側ドライブ基板裏、SP接続リレーの半田、もう少し半田のノリが欲しい
A−6. 点検中 電源コンデンサーのパスコン、銅バーから少しは離して欲しい
A−7A. 点検中 支給品の電源ケーブル
A−7B. 点検中 支給品の電源ケーブル、プラグは(株)名工社
A−7C. 点検中 支給品の電源ケーブル、プラグは(株)名工社
C. 修理状況
C−1A. 修理前 R側ドライブ基板
C−1B. 修理後 R側ドライブ基板 初段FET、バランス・バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換
                      フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換
C−1C. 修理前 R側ドライブ基板裏
C−1C−1. 修理中 R側ドライブ基板裏、半田糊代増強
C−1D. 修理(半田補正)後 R側ドライブ基板裏 半田を全部やり直す 普通はこれで完成
C−1F. 完成R側ドライブ基板裏  洗浄後
C−2A. 修理前 L側ドライブ基板
C−2B. 修理後 L側ドライブ基板 初段FET、バランス/バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換
                     フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換
C−2C. 修理前 L側ドライブ基板裏
C−2C−1. 修理中 L側ドライブ基板裏、半田糊代増強
C−2D. 修理(半田補正)後 L側ドライブ基板裏 半田を全部やり直す 普通はこれで完成
C−2F. 完成L側ドライブ基板裏  洗浄後防湿材を塗る
C−3A. 修理前 R側終段FET(電界トランジスター)
C−3B. 修理後 R側終段FET(電界トランジスター)
C−3C. 修理前 L側終段FET(電界トランジスター)
C−3D. 修理後 L側終段FET(電界トランジスター)
C−4A. 修理中 RLモジュール
C−4B. 修理中 RLモジュール裏
C−5A. 修理前 電源基盤
C−5B. 修理後 電源基盤 フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー9個交換、輪ゴムは接着材が固まるまで使用
C−5C. 修理前 電源基盤裏
C−5D. 修理(半田補正)後 電源基盤裏 半田を全部やり直す
C−5F. 完成電源基盤裏  洗浄後防湿材を塗る
C−5G. 修理中 絶縁シート
C−6A. 修理前 RCA端子
C−6B. 修理後 RCA端子 WBT RCA端子 WBT−0201
C−6C. 修理前 RCA端子裏
C−6D. 修理後 RCA端子裏
C−6E. 修理前 入力RCA端子基盤
C−6F. 修理後 入力RCA端子基盤、フイルムコンデンサー2個交換
C−6G. 修理前 RCA端子基板裏、フイルムコンデンサー2個交換
C−6H. 修理(半田補正)後 RCA端子基板裏  半田を全部やり直す
                   フイルムコンデンサー2個交換、2個増設
C−6I. 完成RCA端子基板裏 洗浄後防湿材を塗る
C−7A. 修理前 R−SP端子
C−7A−1. 修理中 R−SP端子、端子取り外し跡
C−7B. 修理中 R−SP接続端子穴加工
C−7C. 修理(交換)後 R−SP端子 WBT SP端子 WBT−0702PL
C−7D. 修理前 R−SP端子裏配線
C−7E. 修理後 R−SP端子裏配線、WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした  <<理由はこちら参照>>
C−8A. 修理前 L−SP端子
C−8A−1. 修理中 L−SP端子、端子取り外し跡
C−8B. 修理中 SP接続端子穴加工
C−8C. 修理(交換)後 L−SP端子 WBT SP端子 WBT−0702PL
C−8D. 修理前 L−SP端子裏配線
C−8E. 修理後 L−SP端子裏配線、WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした  <<理由はこちら参照>>
C−9A. 修理前 R側放熱器裏+埃
C−9B. 修理(清掃)後 R側放熱器裏
C−9C. 修理前 L側放熱器裏+埃
C−9D. 修理(清掃)後 L側放熱器裏
C−AA. 修理前 R側ドライブ基板へのラッピング線
C−AB. 修理後 R側ドライブ基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
C−AC. 修理前 L側ドライブ基板へのラッピング線
C−AD. 修理後 L側ドライブ基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
C−AE. 修理前 R側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線
C−AF. 修理後 R側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
C−AG. 修理前 L側ドライブ基板−電源基板
C−AH. 修理後 L側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
C−BA. 交換した部品
C−BB. 交換した部品、接点復活材でべとべとのSP接続リレー。
C−BB. 交換した部品、荒いヤスリで磨いたSP接続リレー、接点部分拡大
C−CA. 修理前 下から見る
C−CB. 修理後 下から見る
E. 調整・測定
E−1. 出力・歪み率測定・調整
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定
E−2A. R側SP出力電圧31V=128W出力 0.02%歪み 1000HZ
E−2B. R側SP出力電圧31V=128W出力 0.02%歪み 400HZ
E−2C. L側SP出力電圧31V=128W出力 0.02%歪み 1000HZ
E−2D. L側SP出力電圧31V=128W出力 0.02%歪み 400HZ
E−3. 完成  24時間エージング
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