Dynavector PS-1 修理記録
平成25年6月28日到着    7月20日完成
*Dynavector PS-1*ONLIFE Research U−22.2台目ユーザ
A. 修理前の状況
  • オーバーホール依頼


B. 原因

C. 修理状況
  • 初段FET(電解トランジスター)交換。
    電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)
    WBT RCA端子に交換。
    配線手直し、補強。
    OP-AMP交換。

K. 表裏パネル、ケース清掃・塗装

D. 使用部品
  • OP-AMP                              2個。
    電解コンデンサー                        4個 。
    フイルムコンデンサー                       6個。
    WBT RCA端子 WBT−0201              2組4個(定価で工賃込み)

E. 調整・測定

F. 位相測定

G. 修理費
     52,000円

S. Dynavector PS-1 の仕様(カタログ・マニアルより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A21. 点検中 下から見る
A22. 点検中 下前から見る
A23. 点検中 下前左から見る
A24. 点検中 下後から見る
A25. 点検中 下後右から見る
A31. 点検中 電源部ケースにリベット止め
A32. 点検中 電源部ケースにリベット止め2。
A33. 点検中 電源部、ケースを取り上から見る。
A41. 点検中 AMP部ケースにリベット止め。
A42. 点検中 AMP部、ケースを取り上から見る。 OP_AMPは銘板が消されている。
A43. 点検中 RCA端子交換可能。
A51. 修理後 WBTRCA端子に交換。 WBT RCA端子 WBT−0201   
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前 AMP基板
C12. 修理後 AMP基板 OP-AMP2個、電解コンデンサー4個交換
C13. 修理前 AMP基板裏
C15. 修理(半田補正)後 AMP基板裏 半田を全部やり直す。 普通はこれで完成。
C16. 完成AMP基板裏  洗浄後防湿材を塗る。
C21. 交換した部品
C31. 修理前 下から見る
C32. 修理後 下から見る
K. 表裏パネル、ケース清掃・塗装。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
K11. 清掃後 外ケース上、 表パネル。
K12. 塗装後 外ケース上、 表パネル。
K21. 清掃後 外ケース横、 裏パネル。 これ以上すると文字(銘)が消える。
K22. 塗装後 外ケース横、 裏パネル。
K23. 清掃後 外ケース横2、 裏パネル。
K24. 塗装後 外ケース横、 裏パネル。
K24. 炎天下で乾燥中。下の黒いパネルは、LUXMAN CL−35mkU. 3台目の裏パネル。
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E1. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E21. 50Hz入力、R側出力電圧1V、 0.0035%歪み。
              L側出力電圧1V、 0.0036%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. 100Hz入力、R側出力電圧1V、 0.0032%歪み。
               L側出力電圧1V、 0.0034%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. 500Hz入力、R側出力電圧1V、 0.0036%歪み。
               L側出力電圧1V、 0.0034%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. 1kHz入力、R側出力電圧1V、 0.0036%歪み。
              L側出力電圧1V、 0.0034%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. 5kHz入力、R側出力電圧1V、 0.0031%歪み。
              L側出力電圧1V、 0.0034%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. 10kHz入力、R側出力電圧1V、 0.0031%歪み。
               L側出力電圧1V、 0.0035%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. 50kHz入力、R側出力電圧1V、 0.0036%歪み。
               L側出力電圧1V、 0.0033%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E28. 100kHz入力、R側出力電圧0.8V、 0.022%歪み。
                L側出力電圧0.8V、 0.016%歪み。
               「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
F. 位相測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
F1. 入出力位相測定
    「見方」。
   オーディオ発振器VP−7201Aより50Hz〜100kHzの信号をDynavector PS-1に入力。
   同時に、机の上の「Tektronix TDS−2024(200MHZ)」「1CH=黄色」に表示。
   Dynavector PS-1 出力を「1CH=赤色」に表示。
F21. 50Hz入力
F22. 81Hz入力、 位相が180度になる。
F23. 100Hz入力
F24. 500Hz入力
F25. 1kHz入力
F26. 5kHz入力、 殆ど無し。
E4. 完成  24時間エージング。
S. Dynavector PS-1 の仕様(カタログ・マニアルより)
型式 位相補正アンプ(フェーズシフター)  PS-1
周波数特性 10-50,000Hz ±=0.3dB
入力インピーダンス 40KΩ
増幅率 1 (0dB)
位相補正時定数 2msec
適合スピーカーコーン径 10-60cm
電源 AC100V (50/60Hz)
消費電力 1W
外形寸法 本体=幅120mm×高さ50mm×奥行180mm
電源=幅60mm×高さ90mm×奥行100mm
重量 約1kg
定価 1985年発売
                      cp-1_1t
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