Sansui AU−X11. 5台目修理記録2 
 平成27年4月5日持込   5月3日完了
A. 修理前の状況 別ファイルが開きます。

P. 上下蓋、左右木パネル、前後パネルの塗装
  • 錆や表示文字消えがあるので、これ以上進行させない為に、透明スプレーで押さえる。

C. 修理状況 別ファイルが開きます。

E. 調整・測定

S. Sansui AU−X11 の仕様(マニアル・カタログより)

 
A. 点検中。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A1. 点検中 サイドパネル。
A2. 点検中 サイドパネル下側。 接着材が劣化している。
A3. 点検中 サイドパネル後ろ下。 接着材が劣化して剥げる。
P. 上下蓋、左右木パネル、前後パネルの塗装。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
P11. 修理前 前パネル。
P12. 修理(塗装)中 前パネル。 この後さらに透明ラッカーで、梨地仕上げにする。
P21. 修理前 後パネル。
P22. 修理中 後パネル。 SP接続端子と3Pインレットの穴加工後。
P23. 修理(塗装)中 裏パネル。 この後さらに透明ラッカーで、梨地仕上げにする。
P31. 修理前 上蓋。
P32. 修理(塗装)中 上蓋。 2回目の塗装終了後、この後さらに透明ラッカーを拭き、梨地仕上げにする。
P41. 修理前 下蓋。
P42. 修理(塗装)中 下蓋。 2回目の塗装終了後、この後さらに透明ラッカーを拭き、梨地仕上げにする。
P51. 修理前 左右側板パネル表。
P52. 修理前 左右側板パネル表。。 2回目の塗装終了後、この後さらに透明ラッカーを拭き、梨地仕上げにする。
P61. 修理前 左右側板パネル下。
P62. 修理中 左右側板パネル下。 木工ボンドをしみ込ませる。
P63. 修理中 左右側板パネル。 ふやけた部分をシャコ万力で押さえる。
P64. 修理(塗装)中 上蓋表。 2回目の塗装終了後、この後さらに透明ラッカーを拭き、梨地仕上げにする。
P71. 修理中 乾燥中。
P81. 修理前 前から見る。
P82. 完成後 前から見る。
P83. 修理前 後から見る。
P84. 完成後 後から見る。 
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E1. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E21. AUX_50Hz入力、R側SP出力電圧36V=162W、 0.0064%歪み。
                 L側SP出力電圧37V=171W、 0.0054%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. AUX_100Hz入力、R側SP出力電圧36V=162W出力、 0.0065%歪み。
                   L側SP出力電圧37V=171W出力、 0.0053%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. AUX_500Hz入力、R側SP出力電圧37V=171W出力、 0.0064%歪み。
                   L側SP出力電圧37V=171W出力、 0.0062%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. AUX_1kHz入力、R側SP出力電圧37V=171W出力、 0.0083%歪み。
                  L側SP出力電圧36V=162W出力、 0.0080%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. AUX_5kHz入力、R側SP出力電圧37V=171W出力、 0.0173%歪み。
                 L側SP出力電圧37V=171W出力、 0.0185%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. AUX_10kHz入力、R側SP出力電圧37V=171W出力、 0.0205%歪み。
                   L側SP出力電圧37V=171W出力、 0.025%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. AUX_50kHz入力、R側SP出力電圧32V=128W出力、 0.01320%歪み。
                   L側SP出力電圧32V=128W出力、 0.01159%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E31. MM_50Hz入力、R側SP出力電圧36V=162W出力、 0.0059%歪み。
                L側SP出力電圧36V=162W出力、 0.0094%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E32. MM_100Hz入力、R側SP出力電圧36V=162W出力、 0.039%歪み。
                  L側SP出力電圧36V=162W出力、 0.040%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250kHz、右=1kHz。
E33. MM_500Hz入力、R側SP出力電圧36V=162W出力、 0.0095%歪み。
                  L側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0095%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E34. MM_1kHz入力、R側SP出力電圧37V=171W出力、 0.0100%歪み。
                 L側SP出力電圧36V=162W出力、 0.0093%歪み。
                「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E35. MM_5kHz入力、R側SP出力電圧36V=162W出力、 0.0160%歪み。
                 L側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0171%歪み。
                「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=100kHz。
E36. MM_10kHz入力、R側SP出力電圧37V=171W出力、 0.0250%歪み。
                  L側SP出力電圧36V=162W出力、 0.0252%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E37. MM_50kHz入力、R側SP出力電圧34V=144W出力、 0.0310%歪み。
                  L側SP出力電圧34V=144W出力、 0.0262%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=500kHz。
E41. MC_50Hz入力、R側SP出力電圧36V=162W出力、 0.029%歪み。
                L側SP出力電圧36V=162W出力、 0.075%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E42. MC_100Hz入力、R側SP出力電圧36V=162W出力、 0.059%歪み。
                  L側SP出力電圧36V=162W出力、 0.045%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250kHz、右=1kHz。
E43. MC_500Hz入力、R側SP出力電圧36V=162W出力、 0.0156%歪み。
                  L側SP出力電圧36V=162W出力、 0.0229%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E44. MC_1kHz入力、R側SP出力電圧36V=162W出力、 0.0192%歪み。
                 L側SP出力電圧36V=162W出力、 0.0210%歪み。
                「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E45. MC_5kHz入力、R側SP出力電圧36V=162W出力、 0.0194%歪み。
                 L側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0250%歪み。
                「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=100kHz。
E46. MC_10kHz入力、R側SP出力電圧36V=162W出力、 0.0235%歪み。
                  L側SP出力電圧35V=153W出力、 0.027%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E47. MC_50kHz入力、R側SP出力電圧34V=144W出力、 0.0564%歪み。
                  L側SP出力電圧34V=144W出力、 0.0450%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=500kHz。
E5. フルパワー出力なので、 24V高速フアンが全回転でクーリング。
E6. 24時間エージングで完成、 右は 自作品 金田式 V_FT AMP
S. Sansui AU−X11 の仕様(マニアル・カタログより) 
形式  スーパーインテグレーテッドアンプ AU-X11
メイン部 回路方式 SUPER FEEDFORWARD&DD/DC
実効出力 (5Hz〜20kHz,THD0.004%)、 160W+160W(8Ω)
(5Hz〜20kHz,THD0.004%)、 220W+220W(4Ω)
(1kHz,THD0.003%)、 160W+160W(8Ω)
(1kHz,THD0.005%)、 220W+220W(4Ω)
全高調波歪率
(5Hz〜20kHz)
0.004%以下(8Ω)、0.006%以下(4Ω)
混変調歪率 (60Hz:7kHz=4:1) 0.004%以下(8Ω)、0.006%以下(4Ω)
出力帯域幅 (IHF,THD0.02%) 5Hz〜100kHz(8Ω)
ダンピングファクター 100(IHF,10Hz〜20kHz,8Ω)
周波数特性(1W) DC〜300kHz(+0dB−3dB)
入力感度/入力インピーダンス 1V/25kΩ(1kΩ)
残留雑音 POWER AMP 0.2mV(8Ω)
PRE AMP+POWER AMP 0.4mV(8Ω)
ライズタイム/フォールタイム 0.5μsec
スルーレイト ±230V/μsec(8Ω)
インサイドスルーレイト ±260V/μsec(8Ω)
エンベロープ歪 測定限界以下
TIM歪 想定限界以下
入出力位相 同相
ヘッドホン端子出力 150mW(8Ω)
負荷インピーダンス 4〜8Ω
使用スピーカー 4〜16Ω(A,B) 、8〜16Ω(A+B)
プリ部 回路方式 MC AMP コンプリンメンタリーFET(電界効果トランジスター)入力,ICL
MM AMP DD/DC SERVO EQUALIZER 
入力感度/入力インピーダンス (1kHz) PHONO-1,2(MM) 2.5mV(47kΩ)
PHONO-1,2(MC) High 85μV(30Ω)
             Low 270μV(100Ω)
AUX,TUNER    200mV(33kΩ)
TAPE PLAY-1,2(PIN)  200mV(33kΩ)
最大許容入力 (1kHz,THD0.01%) PHONO-1,2(MM) 330mV、PHONO-1,2(MC) 40mV
出力電圧(1kHz) TAPE REC-1,2(PIN) 200mV(47kΩ時)
PRE OUT-1,2      1V(47kΩ時)
MAX PRE OUT(THD0.05%) 10V(47kΩ時)
出力インピーダンス(1kHz) TAPE REC-1,2(PIN) 600Ω以下
PRE AMP OUT-1,2  600Ω以下
全高調波歪率
      (20Hz〜20kHz,20V出力時)
 PHONO-1,2(MM)REC OUT 0.005%以下
 PHONO-1,2(MC)REC OUT 0.005%以下
混変調歪率
(70Hz:7kHz=4:1)
AUX,TUNER,TAPE PLAT-1,2(1V時) 0.005%以下
周波数特性 PHONO-1,2 =(MC,RIAA偏差,20Hz〜20kHz)±0.2dB
PHONO-1,2 =(MM,RIAA偏差,20Hz〜20kHz)±0.3dB
AUX,TUNER,TAPE PLAY-1,2 = (DC〜300kHz)+0dB,−3dB
SN比
(Aネットワーク,ショートサーキット)
PHONO-1,2(MC) 77dB以上
PHONO-1,2(MM) 91dB以上
AUX,TUNER,TAPE PLAY-1,2 110dB以上
入力換算雑音
(Aネットワーク,ショートサーキット)
PHONO-1,2(MC) −156dBV
PHONO-1,2(MM) −143dBV
AUX,TUNER,TAPE PLAY-1,2 −125dBV
チャンネルセパレーション
(IHF,1kHz)
PHONO-1,2(MC) 50dB以上
PHONO-1,2(MM) 70dB以上
AUX,TUNER,TAPE PLAY-1,2 90dB以上
入力間セパレーション
(1kHz,ショートサーキット)
TUNER−PHONO-1,2(MM) 90dB以上
TAPE PLAY-1,2−PHONO-1,2(MM) 90dB以上
TUNER−TAPE PLAY-1,2 90dB以上
TAPE PLAY-1−TAPE PLAY-2 100dB以上
サブソニックフィルター 16Hz(−3dB,6dB/oct)
入出力位相 PHONO MM→SP OUT 同相
PHONO MC→SP OUT 同相
定格消費電力 (電気用品取締法) 400W
寸法 515W×197H×450Dmm
重量 28kg
価格 ¥275,000/1979年〜1982年頃。
             x11_54x
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