Sansui AU−α907i MOSLimited.  4台目修理記録
平成15年11月15日持込   12月11日完成
注意 このAMPはSP出力の線(アース側)も増幅しています。
    アースに接続してはいけません。RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません
    又、DC−入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=詳しくはここ参照
A. 修理前の状況
  • 入力信号の有無・大小に関係なく、「パシ ッ」というノイズが発生するようになりました。
    音が出なくなる事もあり ます。
    その際プロテクションはかかりません。プリoutでは既に異常が 認められるので、プリ部だとは思うのですが、volの早回し及びSPセレ クタの操作で改善する事があります。

B. 原因
  • 経年変化による、TR(トランジスター)、FET(電界トランジスター)劣化

C. 修理状況
  • SP接続リレー交換(容量1.5倍の同型新タイプ使用)
    バランス、バイアス調整用 半固定VR交換
    初段FET(電界トランジスター)
    カップリング電解コンデンサー交換
    配線手直し、補強
    各基板、半田補正
    電解コンデンサーを全部(6個の大容量は除く)オーディオ用に交換(ミューズを62個使用)
    終段FET交換
    バランスVR交換

D. 使用部品
  • SP接続リレー                     3個
    バランス、バイアス調整用 半固定VR     12個
    FET(電界トランジスター)              8個
    抵抗
    電解コンデンサー                   62個
    終段FET交換                     16個
    バランスVR                        1個

E. 調整・測定

F. 修理費  130,000円    オーバーホール修理。
                        メインVR、バランスVR、SP端子支給。

S. Sansui AU−α907iMOSLimited の仕様(カタログ・マニアルより)

A. 修理前の状況
A1A. 清掃前上からみる
A1B. 清掃後 上からみる
A1C. 清掃後 下からみる
A2A. 修理前測定  R側 27V=91W 歪率=0.8% AUX入力 1000HZ
               *上左=歪率計  *上中=SP(8Ω)出力電圧計、黒針=左出力、赤針=右出力
               *上右=SP出力電圧波形、下=左出力、上=右出力
               *下中=SP出力周波数計    下左=入力電圧波形  
A2B. 修理前測定  R側 27V=91W 歪率=0.8% AUX入力 400HZ 
A2C. 修理前測定  L側 27V=91W 歪率=0.8% AUX入力 1000HZ  FET交換後の測定は此方参考 
A2D. 修理前測定  L側 27V=91W 歪率=0.8% AUX入力 400HZ 
交換終段FETの比較  左=今回使用する150W損失の物で最新の物(これ以後開発された物はなし)
                中・右=使用されていた100W損失  全て東芝製品
電解コンデンサーを全部(A1.の上の6個の大容量は除く)オーディオ用に交換
       下記のミューズを62個使用(大きさ、容量異なる)
C. 修理状況
C1A. 修理前 EQ基板
C1A1. 修理前 EQ基板 RCA端子
C1A2. 修理後 EQ基板 RCA端子 ホットボンドを充填する
C1A3. 修理前 EQ基板 PHNOE & CD RCA端子 止めネジ横に亀裂(白い筋)が生じている
              LV−109修理記録C5A. 修理前 デジタル入力RCA端子参照
C1A4. 修理後 EQ基板 PHNOE & CD RCA端子 網線を埋め込み、ホットボンドを充填する
C1B. 修理後 EQ基板 音が通る結合(カップリング)コンデンサーは、BPコンデンサーに交換したので2個→1個
            電解コンデンサー17個、FET(電界トランジスター)4個交換
C1C. 修理前 EQ基板裏
C1D. 修理後(ハンダ補正) EQ基板裏  全ての半田をやり修す
C1E−1. 修理前 Tape入出力RCA端子
C1E−2. 修理後 Tape入出力RCA端子 各入力RLアースを結び、ホットボンドを充填する
C1E−3. 修理前 Tape入出力RCA端子裏
C1E−4. 修理(ハンダ補正)後 Tape入出力RCA端子裏  全ての半田をやり修す 
C1F.修理前 メインAMP入力端子の修理。                     
    修理(ハンダ補正)後
C2A. 修理前 コントロール1T基板
C2B. 修理後 コントロール基板T 音が通る結合(カップリング)コンデンサーは、BPコンデンサーに交換したので2個→1個
            電解コンデンサー14個、FET(電界トランジスター)4個、半固定VR4個交換
C2C. 修理前 コントロール基板T裏
C2C−1. 修理前 コントロール基板T裏 半田不良拡大
C2D. 修理(ハンダ補正)後 コントロール基板T裏  全ての半田をやり修す
C3A. 修理前 コントロール基板U
C3B. 修理後 コントロール基板U 音が通る結合(カップリング)コンデンサーは、BPコンデンサーに交換したので2個→1個
           電解コンデンサー10個、FET(電界トランジスター)2個、バランスVR交換
C3C. 修理前 コントロール基板U裏
C3C−1. 修理前 コントロール基板U裏 半田不良拡大
C3D. 修理(ハンダ補正)後 コントロール基板U裏
C4A. 修理前 入力切り替えSW基板
C4B. 修理前 入力切り替えSW基板裏
C4C. 修理(ハンダ補正)後 入力切り替えSW基板裏 全ての半田をやり修す
C4D. 修理前 TAPE切り替えSW基板
C4E. 修理前 TAPE切り替えSW基板裏
C4F. 修理(ハンダ補正)後 TAPE切り替えSW基板裏  全ての半田をやり修す
C4G. 修理前 REC−OUT切り替えSW基板裏
C4H. 修理(ハンダ補正)後 REC−OUT切り替えSW基板裏  全ての半田をやり修す
C4I. 修理前 メインVR基板裏
C4J. 修理(ハンダ補正)後 メインVR基板裏 全ての半田をやり修す
C4K. 修理前 電源SW&イヤーホーンジャック基板裏
C4L. 修理(ハンダ補正)後 電源SW&イヤーホーンジャック基板裏
C4M.パネル取り付け前 白いネジが増やした物
                   このケチった「ネジ」で会社は利益が増すが、その分信用は減る
C5A. 修理前 新品のSP接続端子 肉薄なので割れやすい
           LV−109修理記録 C8A. 修理前 SP接続端子基板 参考
C5B. 修理後 SP接続端子 太い線を付けられるので、補強しておく
C5C. 修理前 SP接続リレー&プロテクト基板
C5D. 修理後 SP接続リレー&プロテクト基板 リレー3個、電解コンデンサー11個、フイルムコンデンサー2個交換
C5E. 修理前 SP接続リレー&プロテクト基板裏
C5F. 修理(ハンダ補正)後 SP接続リレー&プロテクト基板裏  全ての半田をやり修す
C5G.SP接続リレー比較 左=着いていた7A   右=交換する10A
C6A. 修理前 R側終段基板
C6B. 修理後 R側終段基板 半固定VR4個、初段FET(電解トランジスター)、電解コンデンサー16個交換
C6C. 修理前 R側終段基板 裏
C6C−1. 修理前 R側終段基板裏 半田不良拡大
C6C2. 修理後 L側終段基板裏 基板のハンダ部を広げる
C6D. 修理(半田補正)後 R側終段基板裏  全ての半田をやり修す
C6E. 修理後 R側終段
C7A. 修理前 L側終段基板
C7B. 修理後 L側終段基板 半固定VR4個、初段FET(電解トランジスター)、電解コンデンサー16個交換
C7C. 修理前 L側終段基板裏
C7C1. 修理前 L側終段基板裏 半田不良拡大
C7C2. 修理後 L側終段基板裏 基板のハンダ部を広げる
C7D. 修理(半田補正後)後 L側終段基板裏  全ての半田をやり修す
C7E. 修理後 L側終段
C8A. 修理前 電源基板
C8B. 修理後 電源基板 電解コンデンサー4個交換
C8C. 修理前 電源基板裏
C8C1. 修理前 電源基板裏 ハンダ不良ヶ所
              発熱の多い素子のハンダはヒビが入りやすい、左右の止めネジも緩んでいた
C8C2. 修理後 電源基板裏 ハンダ不良ヶ所
C8D. 修理後(ハンダ補正) 電源基板裏  全ての半田をやり修す
C9A.何時ものパネル清掃
C9B.ネジも軽く黒ラッカーを吹き付ける
C9C.交換部品 終段FETは除く
C10A. 修理前 上から
C10B. 修理後 上から
C10C. 修理前 下から
C10D. 修理後 下から
E. 測定・調整
E1.出力確認、調整
E2A.R側 30V=112W 歪率=0.02% AUX入力 1000HZ
               *上左=歪率計  *上中=SP(8Ω)出力電圧計、黒針=左出力、赤針=右出力
               *上右=SP出力電圧波形、下=左出力、上=右出力
               *下中=SP出力周波数計    下左=入力電圧波形 
E2B.L側 30V=112W 歪率=0.02% AUX入力 1000HZ
E2C.R側 30V=112W 歪率=0.02% AUX入力 400HZ
E2D.L側 30V=112W 歪率=0.02% AUX入力 400HZ
E3A.R側 30V=112W 歪率=0.02% MM入力 1000HZ
E3B.L側 30V=112W 歪率=0.02% MM入力 1000HZ
E3C.R側 30V=112W 歪率=0.02% MM入力 400HZ
E3D.L側 30V=112W 歪率=0.02% MM入力 400HZ
E4A.R側 30V=112W 歪率=0.02% MC入力 1000HZ
E4B.L側 30V=112W 歪率=0.02% MC入力 1000HZ
E4C.R側 30V=112W 歪率=0.02% MC入力 400HZ
E4C.L側 30V=112W 歪率=0.02% MC入力 400HZ
E5.  24時間エージング
S. Sansui AU−α907iMOSLimited の仕様(カタログ・マニアルより)
型式 インテグレーテッドアンプ Sansui AU−α907iMOSLimited
パワーアンプ部
実効出力(10Hz〜20kHz、両ch同時作動) 6Ω=100W+100W、 8Ω=80W+80W
全高調波歪率(実効出力時) 0.01%以下(8Ω)
周波数特性(1W) DC〜300kHz、+0 -3dB
混変調歪率 0.01%以下(8Ω)
ダンピングファクター 150(8Ω)
入力感度/インピーダンス 1V/5kΩ(1kHz)
SN比(Aネットワーク) 120dB以上
ダイナミックパワー 6Ω=100W、 4Ω=130W、 2Ω=170W
TIM歪(SAWTOOTH) 測定限界値以下
スルーレイト 200V/μsec
ライズ・タイム 0.5μsec
プリ・アンプ部
入力感度/インピーダンス(1kHz) Phono MM=2.5mV/47kΩ
Phono MC=300μV/100Ω
CD、Tuner、Line、Tape/DAT1・2=150mV/20kΩ
Phono最大許容入力 MM(THD 0.01%)=250mV
MC(THD 0.1%)=25mV
周波数特性(1W) Phono MM=20Hz〜20kHz、±0.2dB
CD、Tuner、Line、Tape/DAT-1・2=DC?300Hz、+0 -3dB
SN比(Aネットワーク) Phono MM=90dB以上
Phono MC=75dB以上
CD、Tuner、Line、Tape/DAT-1・2=110dB以上
サブソニックフィルター 16Hz(-3dB)、6dB/oct
ラウドネス 50Hz=+4dB
10kHz=+3dB
総 合
定格消費電力 280W
外形寸法 幅466×高さ166×奥行453mm
重量 34.0kg
価格 410,000(1994年発売)
                    a907mov2h
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