SONY TTS−8000. 3台目修理記録
 梱包はこちらを参考 2020/8/24到着  9/16完成 
A. 修理前の状況
  • 70年代に新品購入し、使用していましたが3〜4年前に 回転中に、焦げ臭い匂いと共に突然停止しました。
    電源オンで各部は点灯していました。
    LEAD-CONSOLE 約450mmx450mm2本アーム用キャビネットにマウントしてあります。
    中学生の時に、父に無理を言って購入してもらい、この春父が亡くなったため、可動状態にて残しておきたいとの気持ちがあり、
    修理にだしました。

B. 原因
  • 電源トランス焼損−−当方到着時電源入らず。
    基板不良。
    オイル(グリス)劣化。
    ネオンランプ劣化。


C. 修理状況
  • 電源トランスを市販品と交換。
    モーター分解・清掃・点検・注油。
    ターンテーブル軸に清掃・注油。
    全電解コンデンサー交換。
    1部フイルムコンデンサー交換。
    ネオンランプをLED表示に交換


D. 使用部品
  • 電解コンデンサー      33個。
    フイルムコンデンサー     3個。
    抵抗             3本。
    整流ダイオード        4本。
    LED            3個。


E. 調整・測定

F. 修理費  78,000円   オーバーホール修理。

Y. ユーザー宅の設置状況


S. Sony TTS−8000 の仕様 の仕様(マニアルより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る。
A12. 点検中 後から見る。
A13. 点検中 上から見る
A14. 点検中 タンテーブルを外し、上から見る
A15. 点検中 タンテーブルを見る
A16. 点検中 タンテーブル裏を見る
A21. 点検中 下から見る
A22. 点検中 下蓋を外し、下から見る
A23. 点検中 下蓋裏には、アスファルト(?)を含んだフエルトが張ってある。
A31. 点検中 下前から見る
A32. 点検中 下後から見る
A41. 点検中 操作部を見る
A42. 点検中 回転感知部ヘッド、輸送中の破損が無くて幸いでした!
A51. 点検中 焼損した電源トランス。1次側に導通が無なので、温度ヒューズが切れた?
A52. 点検中 熱で焼けた電源コード保護チューブ。
A53. 点検中 焼損した高圧回路整流部。
A54. 点検中 焼損した高圧回路整流部、基板裏。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C0. 修理中 モーター、基板、トランス、SW類を外したシャシー。
C11. 修理中 モーター分解、固定子巻き線。
C12. 修理中 モーター分解、軸受。
C21. 修理中 モーター分解、回転子。
C22. 修理中 モーター分解、回転子磁石。
C23. 修理後 モーター分解、回転子磁石、錆防止に軽く防錆剤を吹く、軸にはグリス(オイル)を塗る、モリブデン入りなので黒色。
C24. 修理中 モーター分解、回転子磁石2。
C25. 修理後 モーター分解、回転子磁石2、錆防止に軽く防錆剤を吹く、軸にはグリス(オイル)を塗る、モリブデン入りなので黒色。
C26. 修理中 モーター分解、 軸を見る、キズは少ない。
C27. 修理中 モーター分解、 軸を拡大して見る、キズは少ない。縦横比変えて有ります。
C31. 修理中 モーター分解、 軸シール。
C32. 修理中 モーター分解、 軸シール拡大。
C41. 修理前 基板
C42. 修理後 基板 電解コンデンサー33個、フイルムコンデンサー3個交換
C43. 完成基板。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C432. 修理前 基板の焼損した高圧回路整流部。
C434. 修理後 基板の焼損した高圧回路整流部。
C44. 修理前 基板裏
C45. 修理(半田補正)後 基板裏。 フイルムコンデンサー2個追加。
C46. 完成基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C462. 修理前 基板裏の焼損した高圧回路整流部。
C463. 修理後 基板裏の焼損した高圧回路整流部。
C51. 修理前 ヒューズ基板
C52. 修理前 ヒューズ基板裏
C53. 修理(半田補正)後 ヒューズ基板裏
C54. 完成ヒューズ基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C61. 修理前 定電圧TR(トランジスター)基板
C62. 修理前 定電圧TR(トランジスター)基板裏
C63. 修理(半田補正)後 定電圧TR(トランジスター)基板裏
C64. 完成定電圧TR(トランジスター)基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C71. 修理中 操作部(電源SW、回転数切り換えSW、回転数調整VR)の点検・修理
C72. 修理中 操作部(電源SW、回転数切り換えSW、回転数調整VR)裏の点検・修理
C73. 修理中 操作部(電源SW、回転数表示、START/STOP_SW)の点検・修理
C8. 交換部品
C91. 修理前  下から見る
C92. 修理後  下から見る
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E1. LEDによる照明、33回転。
E2. LEDによる照明、45回転。
E11. XTAL−LOCK−ON33回転
E12. ストロボ測定−33回転
E13. XTAL−LOCK−ON45回転
E14. ストロボ測定−45回転
E21. XTAL−LOCK−OFF33回転
E22. ストロボ測定−33回転
E23. XTAL−LOCK−OFF45回転
E24. ストロボ測定−45回転
E3. 24時間エ−ジング中。 左は RY−5500.10台目、 RX−5000. 4台目
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況。
S.Sony TTS−8000 の仕様(マニアルより) 
型式 ダイレクトドライブターンテーブル TTS−8000
ターンテーブル 32cmアルミダイキャスト
モーター BSL(ブラシアンドスロットレス)DCモーター
駆動方式 ダイレクトドライブ・ クリスタルロック方式
回転数 33 1/3、45rpm
回転数調整範囲 ±4%(クリスタルロック OFF時)
起動特性 1/3回転以内(33 1/3rpm)
起動トルク 1.2kg/cm
ワウ・フラッター 0.025%wrms
S/N比 70dB(DIN-B)
初期ドリフト クリスタルon時:0.0005%以内、  クリスタルoff時:0.1%以内
負荷特性(針圧3gで) クリスタルon時:0%。        クリスタルoff時:0.05%以下
回転数偏差 クリスタルon時:0.003%以内、   クリスタルoff時:可変
使用半導体 IC=8個、 トランジスタ=69個、 ダイオード=45個、 FET=1個
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 14W
外形寸法 幅370×高さ130×奥行395mm
重量 9.9kg
付属 45回転アダプター、 取付ネジ、 取付寸法図
価格 ¥69,800(1977年頃)
別売品 ソニーオイル OL-2KA(¥130)
                       tts8000-31q
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