SONY TTS−8000. 2台目修理記録
 梱包はこちらを参考 平成23年11月9日到着  11月15日完成 
A. 修理前の状況
  • 購入から30年ぐらいがたち、ランプ類が点灯しなくなり、ついでにオ−ハ−ホ−ルを思いついたわけです。
    他修理店より、修理不能で送られてきました。

B. 原因
  • 基板不良。
    オイル(グリス)劣化。
    ネオンランプ劣化。


C. 修理状況
  • モーター分解・清掃・点検・注油。
    ターンテーブル軸に清掃・注油。
    全電解コンデンサー交換。
    1部フイルムコンデンサー交換。
    ネオンランプ交換。


D. 使用部品
  • 電解コンデンサー              33個。
    フイルムコンデンサー           3個。
    抵抗                       3本。
    整流ダイオード                4本。
    ネオンランプ。


E. 調整・測定

F. 修理費  65,000円   オーバーホール修理。

S. Sony TTS−8000 の仕様 の仕様(マニアルより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る、 この状態で輸送されて来ました! 必ずタンテーブルは外して梱包しましょう。
                                梱包はこちらを参考 
A12. 点検中 後から見る。
A13. 点検中 上から見る
A14. 点検中 タンテーブルを外し、上から見る
A15. 点検中 タンテーブル裏を見る
A21. 点検中 下から見る
A22. 点検中 下蓋を外し、下から見る
A23. 点検中 下蓋裏には、アスファルト(?)を含んだフエルトが張ってある。
A31. 点検中 下前から見る
A32. 点検中 下前から見る
A41. 点検中 操作部を見る
A42. 点検中 回転感知部ヘッド、輸送中の破損が無くて幸いでした!
A43. 点検中 ネオンランプ、空気が浸入したのか、発光物質が脱落している。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理中 モーター分解、固定子巻き線。
C12. 修理中 モーター分解、回転子。
C13. 修理中 モーター分解、回転子磁石。
C14. 修理後 モーター分解、回転子磁石、錆防止に軽く防錆剤を吹く、軸にはグリス(オイル)を塗る、モリブデン入りなので黒色。
C15. 修理中 モーター分解、回転子磁石2。
C16. 修理後 モーター分解、回転子磁石2、錆防止に軽く防錆剤を吹く、軸にはグリス(オイル)を塗る、モリブデン入りなので黒色。
C17. 修理中 モーター分解、 軸を見る、キズは少ない。
C18. 修理中 モーター分解、 軸を拡大して見る、キズは少ない。
C21. 修理中 モーター分解、 軸シール。
C41. 修理前 基板
C412. 修理前 基板、 軸のオイルが漏れて、基板の上に、水晶の頭が腐食している。
C413. 修理前 基板、 不明の白い粉?
C42. 修理後 基板 電解コンデンサー33個、フイルムコンデンサー3個交換
C422. 完成基板。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C43. 修理前 基板裏
C44. 修理(半田補正)後 基板裏
C45. 完成基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C50. 修理中 ラグ端子がネジ穴に入っていない!!
C51. 修理前 フューズ基板
C512. 修理前 フューズ基板、 切り忘れた配線。
C52. 修理前 フューズ基板裏
C53. 修理(半田補正)後 フューズ基板裏
C54. 完成フューズ基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C61. 修理前 定電圧TR(トランジスター)基板
C62. 修理前 定電圧TR(トランジスター)基板裏
C63. 修理(半田補正)後 定電圧TR(トランジスター)基板裏
C64. 完成定電圧TR(トランジスター)基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C71. 修理中 操作部(電源SW、回転数切り換えSW、回転数調整VR)の点検・修理
C72. 修理中 操作部(電源SW、回転数切り換えSW、回転数調整VR)裏の点検・修理
C73. 修理中 操作部(電源SW、回転数表示、START/STOP_SW)の点検・修理
C9. 交換部品
CAA. 修理前  下から見る
CAB. 修理後  下から見る
CAC. 修理前  上から見る
CAD. 修理後  上から見る
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 下記の測定の写真はハーレションを起こして、黄色に表示されています、実際は赤色で。
E1. XTAL−LOCK−ON33回転
E2. XTAL−LOCK−ON45回転
E3. XTAL−LOCK−OFF33回転
E4. XTAL−LOCK−OFF45回転
E5. ストロボ測定−33回転
E6. ストロボ測定−45回転
E7. 完成
S.Sony TTS−8000 の仕様(マニアルより) 
型式 ダイレクトドライブターンテーブル TTS−8000
ターンテーブル 32cmアルミダイキャスト
モーター BSL(ブラシアンドスロットレス)DCモーター
駆動方式 ダイレクトドライブ・ クリスタルロック方式
回転数 33 1/3、45rpm
回転数調整範囲 ±4%(クリスタルロック OFF時)
起動特性 1/3回転以内(33 1/3rpm)
起動トルク 1.2kg/cm
ワウ・フラッター 0.025%wrms
S/N比 70dB(DIN-B)
初期ドリフト クリスタルon時:0.0005%以内、  クリスタルoff時:0.1%以内
負荷特性(針圧3gで) クリスタルon時:0%。        クリスタルoff時:0.05%以下
回転数偏差 クリスタルon時:0.003%以内、   クリスタルoff時:可変
使用半導体 IC=8個、 トランジスタ=69個、 ダイオード=45個、 FET=1個
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 14W
外形寸法 幅370×高さ130×奥行395mm
重量 9.9kg
付属 45回転アダプター、 取付ネジ、 取付寸法図
価格 ¥69,800(1977年頃)
別売品 ソニーオイル OL-2KA(¥130)
                       tts8000-21i
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