DENON DP−80. 2台の修理記録
梱包はこちらを参考               平成14年6月23日到着  8月30日完成
A. 修理前の状況
   回転が安定せず(かなりな高回転で暴走することもあります)。
   ストップスイッチを押しても止まらない状態になりました。

B. 原因
   ロック掛からず。
   回転/電圧が良くない。

C. 修理状況
   調整用 半固定VR交換。
   OP−AMP交換。
   TR(トランジスター)交換。
   PLL時定数変更。
   配線手直し、補強。

D. 使用部品/1台当たり
   OP−AMP             1個。
   調整用 半固定VR        2個。
   TR(トランジスター)         5個。
   コンデンサー            6個。
   抵抗                 2個。

E. 修理費  29,000円、 2台目=30,000円

S. DENON DP−80 の仕様(マニアル・カタログより) 

11. 制御基板修理、半固定VR、TR(トランジスター)、OP−AMP、水晶交換  
12. 制御基板修理、半固定VR、TR(トランジスター)、OP−AMP、水晶交換
      出力TR(トランジスター)には放熱器を付ける
13. 制御基板ハンダ補正
14. 電源基板修理、TR(トランジスター)交換
15. 電源基板修理、TR(トランジスター)交換
     出力TR(トランジスター)には放熱器を付ける
16. 源基板修理ハンダ補正
17. 回転感知部基板修理、抵抗交換
18. 回転感知部基板修理、抵抗交換
19. 回転感知部基板ハンダ補正
110. 心臓部のモーター
      インダクションモーターなので、固定子、回転子のギャップが狭いので、良く清掃する
      本当は回転子を抜きベアリングのグリスUPをしたい所です
111. 修理完了 上から見る
112. 修理完了 下から見る
21. 調整
     調整には4現象以上のオシロが必須。
     50極(この前後)3相インダクション・モーターの電流を制御して行う、雑音を考慮し、20KHZで制御しているので、
     33〜45への移行は瞬時である。 よって、電源電圧変動にも非常に強い。
     下はターン・テーブルの回転をヘッドが感知する部分の調整ヘッドとターン・テーブルのギャップは出来るだけ少なくする
22. 33回転(ロック)調整完成
23. 45回転(ロック)調整完成
24. 33回転(バリアブル)調整完成
25. 45回転(バリアブル)調整完成
31. ケースに納め、24時間エージング
32.  交換部品
33.  交換部品2
S. DENON DP−80 の仕様(カタログ・マニアルより) 
型式 ターンテーブル DP−80
駆動方式 サーボ式ダイレクト・ドライブ
モーター アウトローター形3相ACサーボモーター
回転数 33 1/3、45rpm(±6%調節可能)
スピード制御方式 周波数検出によるスピードサーボおよび位相サーボ
スピード切換え機構 電気的切換(プッシュ・ボタン式)
ワウ・フラッター 0.015%w.rms以下(DENON測定法)
0.02%w.rms以下(JIS)
回転数偏差 0.002%以内
SN比 80dB以上、77dB以上(DIN-B)
起動時間 1.2秒以内で規定回転(33 1/3rpm時)
負荷特性 0%(針圧250g最外周)
電源電圧特性 90〜110Vに対し0%
ターンテーブル アルミダイカスト30.8cm
慣性モーメント370kg・cm2(シー ト含む)
ブレーキ 電子式ブレーキ
消費電力 8W
寸法 φ376×H140mm
重量 約10kg
価格 \95,000(1981年頃)
適合キャビネット DK-100,DK-100F,DK-100G(¥23,000)
DK-2000G(¥25,000)
DK-300(¥55,000)
DK-2300(¥70,000)
               dp-80-b +dp-80-28
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