| McIntosh MC60.1−2台目修理記録 | 
      
        | 平成13年10月 | 
      
        | A. 修理前の状況 マッキンのMC60×2台のうち1台が電源を入れて間もなく、
 スピーカから、バリバリ、ザーザー、とノイズがでて聞くに耐えません。
 真空管を入れ替えても、ノイズが出る1台は同じです。
 
 B. 原因
 メインAMPの基板のバイアス回路、カソード回路の接触不良
 終段KT−88にかなりの電流がながれ、エミ減。
 またソケットも熱により接触不良。
 KT−88と直結の12AX7の不良
 整流管5U4GTも不良
 フイルターチョークも変色
 
 C. 修理状況
 KT88交換
 12AX7選別使用する
 KT88の8ピンソケット交換
 整流のダイオードに交換
 配線手直し、補強
 
 D. 使用部品
 KT88                 2本
 8ピンソケット             4個
 抵抗                  2個
 整流ダイオ−ド(1000V3A)   4本
 
 E. 修理費 25,000円/1台    「通常修理」
 「但し、真空管は別途」
 
 このクラスのKT−88は良質な物を選択すること。
 又、前段12AX7/ECC83と直結なので、こちらも同様の配慮が必要。
 
 
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        | 1. 上蓋取り、清掃をした所 | 
      
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        | 2. 下蓋取り、清掃をした所 | 
      
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        | 3. ラグ坂の所がハンダ不良 | 
      
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        | 4. 熱でボロボロのモ−ルドソケット、熱伝導率のよいタイトソケットに交換する。 | 
      
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        | 5. ソケツト交換後 | 
      
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        | 6. ソケット交換後の配線、KT88へのア−ス側配線強化してある。 整流ダイオ−ド4本が見える。
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        | 7. 出力測定. | 
      
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        | 8. 20V=50W 飽和=真空管整流 | 
      
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        | 9. KT88交換 24V=72W 飽和=真空管整流。 | 
      
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        | 11. KT88交換 26V=84W 飽和まだ=ダイオ−ド2KV/3A)整流。 更に、電源トランスにはヒ−タ−電力=30Wが浮き、安定度が良くなる。
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        | 12.  12時間エ−ジング 整流管5U4は働いていない=もったいないが、飾り | 
      
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        | このタイプのAMPの注意!!!! KT88と直ぐ隣の12AX7は直結されており。12AX7のエミ減(=劣化)は高いKT88 2本を、
 いっぺんに死に追いやるので、十分管理すること。
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