Aurex SC−Λ90F. 修理記録
2018/11/20到着    12/17完成
A. 修理前の状況
  • 10年前位にヤフオクで手に入れ、使用してきました。
    HCA-8000と組み合わせると、艶っぽい音が出てとても気に入ってました。
    昨年からL側が小さくなり、他のシステムで音楽は聴いています。
    でもなんとか復活させたかったのですが、この製品の修理例が出ず躊躇していましたけど、
    ぜひ修理をしたいと思ます。


B. 原因
  • 経年変化による劣化。
    パネル照明ランプ切れ。
    電動メインVR故障。


C. 修理状況
  • 出力接続リレ−修理。
    RLバイアス・バランス半固定VR交換。
    電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
    電動メインVR解体修理。
    RCA端子交換。
    パネル照明ランプ交換。
    1部フイルムコンデンサー交換。


K. 電解コンデンサー止金具塗装、下蓋修理・塗装

D. 使用部品
  • バイアス・バランス半固定VR                6個。
    メタライズド・ポリエステル・フィルムコンデンサー    6個。
    電解コンデンサー                       34個。
    テフロン絶縁型RCA端子                  2組4個。
    リレー                               2個。
    パネル照明ランプ                       9個。


E. 調整・測定


V. VUメーター点検・調整・測定

G. 修理費   115,000円    オーバーホール修理。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. Aurex SC−Λ90F の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A16. 点検中 上蓋を取り、上から見る
A17. 点検中 上蓋を取り清掃後、上から見る。
A18. 点検中 フイルムコンデンサー固定ブチルゴム。
A19. 点検中 フイルムコンデンサー固定ブチルゴム、その2。
A1A. 点検中 フイルムコンデンサー固定ブチルゴム、その3。
A1B. 点検中 パネル照明ランプ基板の固定ビス(ブッシュ)が無。
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る。
A26. 点検中 下から見る。下パネル足回りが凹んでいる、右側。
A27. 点検中 下から見る。下パネル足回りが凹んでいる、左側。
A28. 点検中 パネルを外し内側から見る、右側。
A29. 点検中 パネルを外し内側から見る、左側。
A2A. 点検中 下蓋を取り、下から見る
A2B. 点検中 下蓋を取り、下から見る。 終段FETを見る。
A3. 点検中 入力RCA端子は交換可能。 WBT−0201端子へ交換は定価で工賃込み。
A4. 点検中  SP接続端子の交換可能。 取り付けの穴が大きいので、WBT製品でないと取り付け不可。
              WBT−0735=2万円/2組4個。WBT−0765WBT−0735互換)=1.5万円/2組4個。 
A5. 点検中 電源コードを3Pインレットプラグに交換可能。
           出来るだけコード取付け場所に交換。 FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ使用。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C0. 前パネルを外し、点検・修理中。 コネクターの使用が少なく大変。
C11. 修理前 Volune & CleanDrive基板。
C12. 修理後 Volune & CleanDrive基板。 電解コンデンサー15個、フィルムコンデンサー2個交換。
C13. 修理前 Volune & CleanDrive基板裏。
C14. 完成Volune & CleanDrive基板裏。 全半田をやり直し、洗浄後コーテング材を塗る。
C21. 修理前 Volune基板。
C22. 修理後 Volune基板。
C23. 修理前 Volune & CleanDrive基板裏。
C24. 修理(ハンダ補正)後 Volune & CleanDrive基板裏。 全半田をやり直す。
C25. 完成Volune & CleanDrive基板裏。 洗浄後コーテング材を塗る。
C31. 修理前 CleanDrive基板。
C32. 修理後 CleanDrive基板。
C33. 修理前 CleanDrive基板裏。
C34. 修理(ハンダ補正)後 CleanDrive基板裏。 全半田をやり直す。
C35. 完成CleanDrive基板裏。 洗浄後コーテング材を塗る。
C41. 修理前 電動メインVR。
C42. 修理前 電動メインVR、反対側。
C43. 修理中 電動メインVR。 この後、モーターを分解修理。
C44. 修理後 電動メインVR。
C51. 修理前 SW基板。
C52. 修理前 SW基板裏。
C53. 修理(ハンダ補正)後 SW基板裏。 全半田をやり直す。
C54. 完成SW基板裏。 洗浄後コーテング材を塗る。
C61. 修理前 電源 & Drive基板。
C62. 修理後 電源 & Drive基板。電解コンデンサー12個、半固定VR6個、フィルムコンデンサー4個、TR(トランジスター)2個交換。
C63. 修理前 電源 & Drive基板裏。
C65. 完成電源 & Drive基板裏。 全半田をやり直すし、洗浄後コーテング材を塗る。フィルムコンデンサー4個追加。
C71. 修理前 電源基板。
C72. 修理後 電源基板。
C73. 修理前 電源基板裏。
C74. 修理(ハンダ補正)後 電源基板裏。 全半田をやり直す。
C75. 完成電源基板裏。 洗浄後コーテング材を塗る。
C81. 修理前 Drive基板。
C82. 修理後 Drive基板。
C83. 修理前 Drive基板裏。
C84. 修理(ハンダ補正)後 Drive基板裏。 全半田をやり直す。
C85. 完成Drive基板裏。 洗浄後コーテング材を塗る。
C91. 修理前 終段基板
C92. 修理後 終段基板。 電解コンデンサー7個、リレー2個交換。
C93. 修理前 終段基板裏
C94. 修理(ハンダ補正)後 終段基板裏
C95. 完成終段基板裏  洗浄後コーテング材を塗る。
CA1. 修理前 パネル照明ランプ基板。 傾いて入るのが切れた電球。
CA2. 修理後 パネル照明ランプ基板。 仕様が異なるので豆電球9個交換。
CA3. 修理前 パネル照明ランプ基板裏。
CA4. 修理(ハンダ補正)後 パネル照明ランプ基板裏。
CA5. 完成パネル照明ランプ基板裏。 洗浄後コーテング材を塗る。
CB1. 修理前 LED基板
CB2. 修理前 LED基板裏
CB3. 修理(ハンダ補正)後 LED基板裏
CB4. 完成LED基板裏  洗浄後コーテング材を塗る。
CB5. 修理前 LED−2基板
CB6. 修理前 LED−2基板裏
CB7. 修理(ハンダ補正)後 LED基板−2裏
CB8. 完成LED−2基板裏  洗浄後コーテング材を塗る。
CB9. 修理前 パネル照明ランプ基板の固定ビス(ブッシュ)が無。
CBA. 修理後 パネル照明ランプ基板の固定ビス(ブッシュ)。
CC1. 修理前 入力RCA端子
CC2. 修理(交換)後 入力RCA端子。 テフロン絶縁製に交換。
CD1. 交換した部品
CD2. 交換した部品、SP接続リレー比較。 右=付いていた接点容量7A、8Ω出力だと392W定格。
                              左=交換した接点容量10A、8Ω出力だと800W定格。
CE1. 修理前 下から見る
CE2. 修理後 下から見る
CE3. 修理前 上から見る
CE4. 修理後 上から見る
CE5. 完成  綺麗な下パネルで帰ります。
K. 電解コンデンサー止金具塗装、下蓋修理・塗装。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
K11. 修理前 電解コンデンサー止金具。
K12. 修理(塗装)後 電解コンデンサー止金具。
K13. 修理前 電解コンデンサー止金具、反対側。
K14. 修理(塗装)後 電解コンデンサー止金具、反対側。
K21. 修理前 下パネル右側。
K22. 修理中 下パネル右側。木槌で打ち出す。
K23. 修理後 下パネル右側。 塗装する。
K24. 修理前 下パネル左側。
K25. 修理中 下パネル左側。木槌で打ち出す。
K26. 修理後 下パネル左側。 塗装する。
K31. 修理前 パネル内側右。
K32. 修理中 パネル内側右。木槌で打ち出す。
K33. 修理後 パネル内側右。 塗装する。
K34. 修理前 パネル内側左。
K35. 修理中 パネル内側左。木槌で打ち出す。
K36. 修理後 パネル内側左。 塗装する。
K41. 修理(乾燥)中 天日にさらし、乾燥する。 左はPRA−2000RG. 2台目
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 出力・歪み率測定・調整。
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E21. 50Hz入力、R側SP出力電圧29V=105W出力、 0.00338%歪み。
              L側SP出力電圧29V=105W出力、 0.00390%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. 100Hz入力、R側SP出力電圧29V=105W出力、 0.00395%歪み。
               L側SP出力電圧29V=105W出力、 0.00448%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. 500Hz入力、R側SP出力電圧29V=105W出力、 0.00539歪み。
               L側SP出力電圧29V=105W出力、 0.00585%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. 1kHz入力、R側SP出力電圧29V=105W出力、 0.00537%歪み。
              L側SP出力電圧29V=105W出力、 0.00586%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. 5kHz入力、R側SP出力電圧29V=105W出力、 0.00536%歪み。
             L側SP出力電圧29V=105W出力、 0.00588%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. 10kHz入力、R側SP出力電圧29V=105W出力、 0.00603%歪み。
               L側SP出力電圧29V=105W出力、 0.0620%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. 50kHz入力、R側SP出力電圧29V=84.5W出力、 0.254%歪み。
               L側SP出力電圧29V=84.5W出力、 0.259%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E3. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。
V. VUメーター点検・調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
V1. VUメーター100W=0dB。
V2. VUメーター10W=−10dB。
V3. VUメーター1.0W=−20dB。
V4. VUメーター0.1W=−30dB。 民生機器でclass 2.5 (2.5級) なので、この程度の誤差は生じます。
E5. 完成  24時間エージング。 右はHMA−9500mkU. 66台目
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況、 正面から見る。
S. Aurex SC−Λ90F の仕様(マニアル・カタログより)
型式 ステレオパワーアンプ SC−Λ90F
 アンプ部
定格出力(20Hz〜20kHz) 100W+100W(8Ω)
全高調波歪率(20Hz〜20kHz) 0.007%(定格出力時、8Ω)
混変調歪率(50Hz:7kHz=4:1) 0.007%(定格出力時)
周波数特性 DC〜100kHz +0 -1dB
出力帯域幅(8Ω、0.05%歪) 5Hz〜100kHz -3dB
入力感度/インピーダンス 1V/50kΩ
残留雑音(入力ショート) 70μV(8Ω)
SN比(IHF、Aネットワーク) -126dB(入力換算)
ダンピングファクター 150
スピーカーインピーダンス A、B:4Ω〜16Ω
A+B:8Ω〜16Ω
 メーター部
メーター指示範囲 1mW〜200W(8Ω)
-50dB〜+3dB
指示精度 -50dB以上:20Hz〜20kHz ±2dB
-50dB以下:20Hz〜20kHz ±3dB
 総合
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 320W
外形寸法 幅420x高さ158x奥行385mm
重量 15kg
価格 ¥230,000(1982年頃)
1982年 GOOD DESIGN GOLD AWARD グッドデザイン金賞、商品デザイン部門
                sc-90f_135
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