Marantz SM−6 修理記録
平成19年3月9日到着  6月12日完成
  • A. 修理前の状況
      オーバーホール
  • AE. 修理前の測定

  • B. 症状、原因

  • C. 修理状況
      電解コンデンサー交換、オーディオ・コンデンサー(ミューズ)使用。
      半固定VR交換。
      配線手直し、補強。
      経年劣化による各部ハンダ補正。
     
  • D. 使用部品
      電解コンデンサー         個。
      メタライズドフイルムコンデンサー 個。
      半固定VR             個。
     
       
  • E. 調整・測定

     
  • F. 修理費   80,000円   オーバーホール修理。
  • S.Marantz SM−6 の仕様(マニアルより)

      
A. 修理前の状況
A−1. 点検中 上から見る
A−2. 点検中 下から見る
A−3A. 点検中 SP接続端子、取り付け穴が大きくWBT製品しか付きませんので交換せず
A−4. 点検中 入力VR、入力RCA端子は長穴なので、交換には当板の製作が必要なので、交換せず
A−5A. 点検中 側面パネル。圧縮材なので、経年劣化で接着材が効かなくなるので、膨らんだり、剥げてくる。
A−5B. 点検中 側面パネル。圧縮材なので、経年劣化で接着材が効かなくなる。
AE. 修理前の測定
AE−1. 出力・歪み率測定
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max=1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=出力電圧測定RLは切り替えて測定
AE−2A. R側SP出力電圧29V 歪み率=0.8% 測定レンジ=1% 400HZ
AE−2B. L側SP出力電圧29V 歪み率=0.8% 測定レンジ=1% 400HZ
C. 修理状況
C−1. AMPユニットを外した所。 機構設計が悪く、修理は大変!
C−1A. 修理前 AMP基板
C−1B. 修理後 AMP基板 FET(電解トランジスター)2個、リレー、電解コンデンサー6個交換
C−1C. 修理前 AMP基板裏
C−1D. 修理(半田補正)後  整流・定電圧基板裏 全半田やり直す
C−1E. 完成整流・定電圧基板裏 フラックスを取り洗浄後
C−2A. 修理前 入力AMP基板
C−1A−1. 修理中 AMP基板、RLで異なるFET(電解トランジスター)、左=松下、右=NEC、製造メーカーも異なる
C−2B. 修理中 入力AMP基板
C−2B−1. 修理後 入力AMP基板
                 OP−AMP2個、FET(電解トランジスター)2個、電解コンデンサー7個、フイルムコンデンサー4個交換
C−2C. 修理前 入力AMP基板裏
C−2C−1. 修理中 入力AMP基板裏、半田不良1
C−2C−2. 修理中 入力AMP基板裏、半田不良2
C−2D. 修理(半田補正)後 入力AMP基板裏 全半田やり直す
C−2E. 完成入力AMP基板裏 フラックスを取り洗浄後
C−3A. 修理前 プロテクト基板
C−3C. 修理前 プロテクト基板裏
C−3D. 修理(半田補正)後 プロテクト基板裏 全半田やり直す
C−3E. 完成プロテクト基板裏 フラックスを取り洗浄後
C−4A. 修理前 SP接続端子基板
C−4C. 修理前 SP接続端子基板裏
C−4D. 修理(半田補正)後 SP接続端子基板裏 全半田やり直す
C−4E. 完成SP接続端子基板裏 フラックスを取り洗浄後
C−5A. 修理前 入力VR、入力RCA端子
C−5B. 修理後 入力VR、入力RCA端子
C−6A. 修理前 入力RCA端子・VR基板(VR=Volume)
C−6D. 完成 入力RCA端子・VR基板裏 フラックスを取り洗浄後
C−6C. 修理(半田補正)後  入力RCA端子・VR基板裏 全半田やり直す
                     VR2個、電解コンデンサー2個交換。積層セラミックコンデンサー2個追加
C−6D. 完成 入力RCA端子・VR基板裏 フラックスを取り洗浄後
C−7. 修理中 前パネルを取り、基板修理中
C−7A. 修理前 フューズ基板、整流器、SP接続リレー
C−7B. 修理後 フューズ基板、整流器、SP接続リレー
C−7C. 修理前 フューズ基板裏
            写真紛失
C−7D. 修理(半田補正)後 フューズ基板裏
C−7E. 完成フューズ基板裏、 フラックスを取り洗浄後
C−8A. 修理前 A級・B級切替えSW基板
C−8B. 修理後 A級・B級切替えSW基板
C−8C. 修理前 A級・B級切替えSW基板裏
C−8D. 修理(半田補正)後 A級・B級切替えSW基板裏
            写真紛失
C−8E. 完成A級・B級切替えSW基板裏、 フラックスを取り洗浄後
C−9A. 修理前 VU−メーターAMP基板
C−9B. 修理後 VU−メーターAMP基板
C−9C. 修理前 VU−メーターAMP基板裏
C−9D. 修理(半田補正)後 VU−メーターAMP基板裏
C−9E. 完成VU−メーターAMP基板裏 フラックスを取り洗浄後
C−9F. 修理前 電源SW、LED表示基板裏
C−9G. 修理(半田補正)後  電源SW、LED表示基板裏
C−9H. 完成 電源SW、LED表示基板裏、 フラックスを取り洗浄後
C−AA. 修理前 側面パネル。 圧縮材なので、経年劣化で接着材が効かなくなるので、膨らんだり、剥げてくる
C−AB. 修理中 側面パネル。 接着中
C−AC. 修理中 側面パネル。 剥がれを押さえる為に、木工ボンドを染み込ませる。
C−AD. 修理中 側面パネル。 剥がれを押さえる為に、木工ボンドを染み込ませる。
C−DA. パネル清掃
C−DB. 交換部品
C−EA. 修理前 上から見る 
C−EB. 修理後 上から見る
C−EC. 修理前 下から見る
C−ED. 修理後 下から見る
E. 調整・測定
E−1. 出力・歪み率測定・調整
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max=1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=出力電圧測定RLは切り替えて測定
E−2A. R−SP出力=31V=120W 歪み率0.03%測定 レンジ=0.1% at=1000HZ AB級
E−2B. L−SP出力=31V=120W 歪み率0.03%  レンジ=0.1% at=1000HZ AB級
E−3A. R−SP出力=31V=120W 歪み率0.02% レンジ=0.1% at=400HZ AB級
E−3B. L−SP出力=31V=120W 歪み率0.02% レンジ=0.1% at=400HZ AB級
E−4A. R−SP出力=15.5V=30W 歪み率0.02% レンジ=0.1% at=1000HZ A級
E−4B. L−SP出力=15.5V=30W 歪み率0.02% レンジ=0.1% at=1000HZ A級
E−5A. R−SP出力=15.5V=30W 歪み率0.02% レンジ=0.1% at=400HZ A級
E−5B. L−SP出力=15.5V=30W 歪み率0.02% レンジ=0.1% at=400HZ A級
E−6. 完成 引き続き24時間エージング
S. PM−6 の仕様(カタログ・マニアルより)
型式 ステレオパワーアンプ PM−6
定格出力
(20Hz〜20kHz、両ch駆動)
120W+120W(AB級)
30W+30W(A級)
全高調波歪率 0.015%(20Hz〜20kHz、実効出力時、8Ω負荷)
混変調歪率 0.015%(60Hz:70kHz=4:1、実効出力時)
周波数特性 20Hz〜20kHz:+0、-0.2dB
+0、-5dB:5Hz〜100kHz
入力感度/インピーダンス 1.5V/47kΩ
ダンピングファクタ 100(1kHz、8Ω負荷)
S/N比 118dB(IHF-Aカーブ)
定格消費電力 電気用品取締法:320W
電源 100V、50/60Hz
外形寸法 幅416x高さ146x奥行332mm
重量 14.5kg
価格 ¥128,000
                    sw-6-21
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