HMA−8500 修理記録
平成15年11月9日到着   12月26日完成
寸評
HMA-9500に比して人気が無いが、後発であり、BTL接続ができるので、BTL接続2台使用すると良い(250W=BTL時、8Ω。)
詳しくは、こちら参照
A. 修理前の状況.
  • プ ロテクトが解除しません。

B. 原因
  • フュ−ズ入り抵抗の全部が半断線、電解コンデンサー劣化。

C. 修理状況.
  • SP接続リレー交換。
    初段FET(電界効果トランジスター)交換。
    RLバイアス/バランスVR交換。
    電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
    フューズ入り抵抗交換。

D. 使用部品
  • SP接続リレー交換                     2個。
    初段FET(電界効果トランジスター)           2個。
    バイアス/バランス半固定VR              4個。
    フューズ入り抵抗                      32個。
    電解コンデンサー                      25個。
    フイルムコンデンサー                    2個。

E. 調整・測定.

F. 修理費   85,000円

S. HITACH Lo-D HMA−8500 の仕様(マニアル・カタログより)
A. 修理前の状況.
A1. 修理前 上から見る。
Amp Repair Studio
A2. 修理前 下から見る
Amp Repair Studio
A3. 修理前 プリAMP・VU−AMP・電源基板  電解コンデンサーの頭のビニールが大分後退している
A4. 修理前 SP接続リレー&SP端子部
A5. 修理前 整流部
C. 修理状況
C11. 修理前 R終段FET(電界効果トランジスター)
C12. 修理後 R終段FET(電界効果トランジスター)
C13. 修理前  R終段FET(電界効果トランジスター) 裏
C14. 修理前  R終段FET(電界効果トランジスター)基板 裏
C15. 修理(半田補正)後  R終段FET(電界効果トランジスター)基板 裏 ラッピングの所はハンダを染みこます
C16. 修理前  R終段FET(電界効果トランジスター)基板
C17. 修理(半田補正)後  R終段FET(電界効果トランジスター)基板
C18. 修理(半田補正)後  R終段FET(電界効果トランジスター) 裏 フューズ抵抗8個交換
C21. 修理前 L終段FET(電界効果トランジスター)ドライブ基板
C22. 修理後 L終段FET(電界効果トランジスター)ドライブ基板
C23. 修理前 L終段FET(電界効果トランジスター)ドライブ基板 裏
C24. 修理前  L終段FET(電界効果トランジスター)基板
C25. 修理後  L終段FET(電界効果トランジスター)基板 ラッピングの所はハンダを染みこます
C26. 修理前  L終段FET(電界効果トランジスター)基板
C27. 修理前  L終段FET(電界効果トランジスター)基板 ハンダ不良ヶ所 他の所は補正済み
C28. 修理(半田補正)後  L終段FET(電界効果トランジスター)基板
C29. 修理(半田補正)後 L終段FET(電界効果トランジスター)ドライブ基板 裏 フューズ抵抗8個交換
C31. 修理前 メイン基板
C32. 修理後 メイン基板 半固定VR4個、フューズ抵抗10個、電解コンデンサー11個、SP接続リレー2個交換
C33. 修理後  SP接続リレー
C34. 修理前 ドライブAMP基板裏
C35. 修理(半田補正)後 メイン基板裏 半田を全部やり直す
C41. 修理前 プリAMP・VU−AMP・電源基板
C42. 修理後 プリAMP・VU−AMP・電源基板 フューズ抵抗6個、電解コンデンサー14個交換
C43. 修理前 プリAMP・VU−AMP・電源基板裏
C431. 修理前 プリAMP・VU−AMP・電源基板裏 ハンダ不良ヶ所
C432. 修理前 プリAMP・VU−AMP・電源基板裏 ハンダ不良ヶ所
C44. 修理(半田補正)後 プリAMP・VU−AMP・電源基板 裏 半田を全部やり直す
C51. 修理前 入力RCA端子基板
C52. 修理後 RCA端子
C53. 修理後 入力RCA端子基板
C54. 修理前 入力RCA端子基板裏
C55. 修理後 入力RCA端子基板裏
C7. 交換した部品
C81. 修理前 下から見る
C82. 修理後 下から見る
C83. 修理前 上から見る
C84. 修理後 上から見る
E. 調整・測定.
E1. 出力/歪み率測定・調整
Amp Repair Studio
E21. L側SP出力、28V=98W 0.02%歪み 1000HZ
Amp Repair Studio
E22. L側SP出力、28V=98W 0.01%歪み 400HZ
Amp Repair Studio
E23. R側SP出力、28V=98W 0.02%歪み 1000HZ
Amp Repair Studio
E24. R側SP出力、28V=98W出力 0.02%歪み 400HZ
Amp Repair Studio
E25. その時のVUメーター
Amp Repair Studio
E3. 完成  24時間エージング
Amp Repair Studio
E4. 外したVUメータのコネクター、 不要の時はここを外す。
Amp Repair Studio
S. HITACH Lo-D HMA−8500 の仕様(マニアル・カタログより) 
型式 メインアンプ、HMA−8500
回路方式(特色) 初段デュアルFET差動、デュアルサーボ、ノンカットオフA回路、パラレルプッシュプル、パワーMOS FET使用
実効出力(両ch駆動) 100W+100W(8Ω、5Hz〜20kHz)。
250W(BTL時、8Ω、20Hz〜20kHz)
全高調波歪率 0.003%(8Ω、100w出力時、5Hz〜20kHz)。
0.002%(8Ω、1kHz、100w出力時)。
0.005%(BTL時、8Ω、20Hz〜20kHz、250W出力時)
混変調歪率(60Hz:7kHz=4:1) 0.003%(8Ω、100w出力時)。
0.003%(8Ω、50w出力時)
周波数特性 0.5Hz〜100kHz(+0、-1dB)、ダイレクトカップリング入力端子使用
ローカット特性 4Hz,6dB/oct(コンデンサーカップリング入力端子使用)
ダンピングファクター(新IHF、20Hz〜20kHz) 100(8Ω、20Hz〜20kHz)
入力感度/インピーダンス 1V/47kΩ
SN比(IHF-Aネットワーク、入力ショート) 118dB
電源 AC100V、50/60Hz共用
定格消費電力(電気用品取締法) 245W
補助電源コンセント 電源SW非連動1個(最大100w)
外形寸法 幅435×高さ165×奥行320mm
重量 16kg
価格 ¥150,000(1982年頃)
                       8500-1c
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