QUAD 606. 5台目修理記録
  同時修理Audio Art AA−8800T(KT−88 PP).2台目     2026/6/29.到着   /.完成
注意 このAMPはアースラインが浮いています
    AMPのシャーシにSPの線(アース側)や入力のRCAプラグのアース側も接続してはいけません
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません
A. 修理前の状況
  • 主に使用しておりますQUAD 606パワーアンプが故障し、 右チャンネルから音が出ない症状が発生しております。
    本機につきましては、約5年前にCMJヴィンテージオーディオ工房様にて出力端子の陥没修理を行っていただいた以外、大きな手入れはしていない認識です。
    念のため、別のパワーアンプと入れ替え、コントロールアンプおよびスピーカー接続等に異常がないことは確認済みです。
    つきましては、本機の修理をご依頼したく、また状況によってはオーバーホールも お願いできればと考えております。



B. 原因

  • 前回修理で電源トランス固定ビスの増締結をせず、脱落。
    電解コンデンサー劣化。
    OP−AMP劣化。
    各部経年劣化。
C. 修理状況
  • 電解コンデンサー(大型大容量2個は除く)交換(ミューズを使用)。
    OP−AMP交換。終段FET(電界効果トランジスター)のマイカーをテフロンシートに交換。
    半田補正作業。
    1部フイルムコンデンサー交換、追加。
    足黒TR(トランジスター)交換。
    配線手直し、補強。
    各基板の半田不良を修理します、所謂、半田補正作業。


D. 使用部品
  • 電解コンデンサー         個。
    OP−AMP             個。
    抵抗                 個。
    フイルムコンデンサー      個。

E. 調整・測定

F. 修理費             ,000円  オーバーホール修理。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. QUAD 606 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る。
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る。
A26. 点検中 輸入会社の商標。
A41. 点検中 下カバーを取り、下から見る。電源トランス固定ビスが外れている。
A42. 点検中 下カバーを取り、下から見る。電源固定ビス、トランス固定金具が外れている。 電源トランス絶縁シート2枚が割れて入る。
A43. 点検中 下カバーを取り、下から見る。 割れた電源トランス絶縁シート2枚。
A51. 点検中 RCA端子。 テフロン絶縁型(秋月電子通商で購入の台湾製)と交換可能。 WBT RCA端子を選択可能。
A52. 点検中 WBT製RCA端子。 複雑な構造で「カチ」と差し込み感を与える。
A53. 点検中 最近の「RCAプラグ」の中心電極は2割になっているので接触不良が起きにくい。
A61. 点検中 SP端子。 手持ちロジウムメッキ中国製に交換可能。WBTパーツ使用可能定価で工賃込み。
A62. 点検中 SP端子。 手持ち中国製(WBT擬き)に交換可能。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C1. 修理中 基板を外したシャーシ
C11. 修理前 R側AMP基板。
C112. 修理中 R側AMP基板。 焼けたアース接続抵抗。 電源コードのアース線の回り込みで起こる。
C12. 修理後 R側AMP基板。 電解コンデンサー3個、抵抗1個、OP−AMP交換
C13. 修理中 AMP基板の取り付けネジ穴、 抵抗を移動し、ドライバーが貫通する様にする。
C14. 修理前 R側AMP基板裏
C15. 修理(半田補正)後 R側AMP基板裏 全半田やり直し
C16. 完成R側AMP基板裏  洗浄後防湿材を塗る
C21. 修理前 L側AMP基板
C212. 修理中 L側AMP基板。 焼けたアース接続抵抗。 電源コードのアース線の回り込みで起こる。
C22. 修理後 L側AMP基板。 電解コンデンサー3個、抵抗1個、OP−AMP交換
C23. 修理中 AMP基板の取り付けネジ穴、 抵抗を移動し、ドライバーが貫通する様にする。
C24. 修理前 L側AMP基板裏
C25. 修理(半田補正)後 L側AMP基板裏 全半田やり直し
C26. 完成L側AMP基板裏  洗浄後防湿材を塗る
C31. 修理前 電源基板
C32. 修理後 電源基板。 電解コンデンサー4個交換、フイルムコンデンサー4個追加。
C33. 修理中 電源基板。 AMP基板への配線コネクター、熱収縮チューブで絶縁・補強する。
C35. 修理前 電源基板裏
C36. 修理(半田補正)後 電源基板裏。
C37. 完成電源基板裏 洗浄後防湿材を塗る
C41. 修理中 電源基板裏のトランス押さえ鉄板。 錆の様なものが発生?
C42. 修理後 電源基板裏のトランス押さえ鉄板。 上下共、軽く塗装をする。
51. 修理前 端子パネル「SP出力端子・RCA入力端子」
C52. 修理(交換)後 端子パネル「SP出力端子・RCA入力端子」
           RCA端子をWBT2010交換、SP出力端子をWBT−0730PLに交換。 
C53. 修理前 端子パネル裏
C54. 修理(交換)後 端子パネル裏
C55. 修理中 入力ケーブル端末処理。 熱収縮チューブで絶縁・補強する。
C61. 修理前 電源表示LED基板
C62. 修理前 電源表示LED基板裏
C63. 修理(半田補正)後 電源表示LED基板裏
C64. 完成電源表示LED基板裏 洗浄後防湿材を塗る
C7. 修理(交換)後 下ケース足、 これで、空気の対流が良くなります
C8. 交換部品
C91. 修理前 下から見る
C92. 修理後 下から見る
C93. 完成、 後から見る
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E1. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E21. 50Hz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0192%歪み。
              L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0108%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. 100Hz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0095%歪み。
               L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0098%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. 500Hz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0102歪み。
               L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0113%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. 1kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0108%歪み。
              L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0113%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. 5kHz入力、R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0216%歪み。
             L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0216%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. 10kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0293%歪み。
               L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0295%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. 20kHz入力、R側SP出力電圧33V=120W出力、 0.0254%歪み。
               L側SP出力電圧33V=120W出力、 0.0264%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E28. 50kHz入力、R側SP出力電圧25V=78W出力、 0.0176%歪み。
               L側SP出力電圧25V=78W出力、 0.0178%歪み。
               「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
               このAMPの特色で、全く落ちない!
E3. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。
E41. 24時間エージング中、 左=McIntosh MC2255. 5台目
Y. ユーザー宅へ設置。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
S. QUAD 606 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 ステレオパワーアンプ 606
両チャンネルを同時に駆動した場合の値です。
出力及び歪率 8Ω負荷、連続サイン波入力時、130Wまでのいかなる出力レベルにおいても
20Hz: 0.01%以下、1KHz: 0.01%以下、20KHz: 0.03%以下
周波数特性 20Hz-20KHz (-0.25dB),
13Hz-40KHz (-1.0dB)
パワーレスポンス 20Hz〜20kHz (−0.25dB)
入力感度 0.5Vrms(8Ω負荷、140W出力時)
クロストーク 100dB (100Hz), 85dB (1KHz), 65dB (10KHz)
SN比 105dB
電源入力 100V、50-60Hz。
最大消費電力 750W
ACアウトレット 本体の電源SWとは非連動、電力容量600W、又は6Aまで。
外形寸法 幅321×高さ133×奥行295.5mm。
重量 12kg
価格 28万円
                      qua606_5h
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