QUAD 405. 11台目修理記録
平成20年6月2日到着   6月16日完成
A. 修理前の状況
  • QUAD 33 と QUAD 405 を買ったのは確かサラリーマン生活5年目くらい、ようやくQUADに手が届くくらいの貯金ができた1978年頃でした。
     以来30年ずっと愛用し、途中で1回か2回修理に出しました。丁度10年前の1998年、たまたま仕事で英国勤務だった時に故障してメーカーに車でもって行って修理してもらったことを覚えています。
     5月の連休前に405の電源が入らなくなりました。

B. 原因
  • 前回の修理ミス
    OP−AMP劣化
    L側終段TR(トランジスター)短絡

C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換
    OP−AMP交換
    半田補正作業
    L側終段TR(トランジスター)交換
    SP端子交換
    RCA端子増設

D. 使用部品
  • 電解コンデンサー                             10個
    OP−AMP                                 2個
    中古終段TR(トランジスター)                      2個
    フイルムコンデンサー                           2個
    SP端子                                2組 4個
    RCA端子                                   2個

E. 調整・測定

F. 修理費              85,000円  オーバーホール修理

S. QUAD 405 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A11. 点検中 上から見る
QUAD405
A12. 点検中 前から見る。 左にキズあり。
QUAD405
A13. 点検中 左キズを前上から見る。
QUAD405
A14. 点検中 左キズを左下から見る。
QUAD405
A21. 点検中 下から見る。 膨らみあり。
QUAD405
A22. 点検中 下から見る。 膨らみ拡大。
A23. 点検中 下蓋。 止めネジがフエルトに食い込んだ痕あり。
A24. 点検中 上下ケースを取り、下から見る。 このトランス止めネジが下蓋を押した。
A31. 点検中 上下ケースを取り、上から見る。
A32. 点検中 電源電解コンデンサー交換されている。
A33. 点検中 電源トランス1次側配線。 100Vに改造したのだが!! トランスが焼けなくて、不幸中の幸い。
A34. 点検中 電源トランス2次側配線。 電源電解コンデンサー交換時の配線、ヒゲが出ている。
A35. 点検中 修理日付ラベル。
A4. 点検中 RL基板比較
A51. 点検中 R側放熱器への取り付け、全面に塗布したい
A52. 点検中  L側放熱器への取り付け、全面に塗布したい
A6. 点検中  後から見る
A71. 点検中 ACプラグ。200Vプラグ+100Vアダプター
A72. 点検中 ACプラグ点検+取り付ネジ増締め
A8. 点検中 サービスに提供する「DIN5ピン−RCA端子ケーブル」2本
C. 修理状況
C11. 修理前 R側AMP基板
C12. 修理後 R側AMP基板 電解コンデンサー2個、OP−AMP交換。フイルムコンデンサー追加
C13. 修理前 R側AMP基板裏
C14. 修理(半田補正)後 R側AMP基板裏 全半田やり直し
C15. 完成R側AMP基板裏 洗浄後
C21. 修理前 L側AMP基板
C22. 修理後 L側AMP基板 TR(トランジスター)2個、電解コンデンサー2個、OP−AMP交換。フイルムコンデンサー追加
C23. 修理前 L側AMP基板裏
C24. 修理(半田補正)後 L側AMP基板裏 全半田やり直し
C25. 完成L側AMP基板裏 洗浄後
C31. 修理前 下蓋膨らみ
C32. 修理後 下蓋膨らみ
C33. 修理前 側板割れ
C34. 修理後 側板割れ、接着材を染みこませる。
C41. 修理前 SP端子+入力端子
C42. 修理後 SP端子+増設RCA端子
C51. 修理前 SP端子基板
C52. 修理後 SP端子基板
C53. 修理後 SP端子基板裏
C−5D. 修理後 SP端子基板裏
C54. 完成SP端子基板裏 洗浄後
C61. 修理中 マイナス側の電解コンデンサー、横から見る。
C62. 修理後 マイナス側の電解コンデンサー、横から見る。
C63. 修理中 マイナス側の電解コンデンサー、下から見る。
C64. 修理後 マイナス側の電解コンデンサー、絶縁紙をいれる。下から見る。
C7. 交換部品
C81. 修理前 上から見る
C82. 修理後 上から見る
C83. 修理前 下から見る
C84. 修理後 下から見る
C85. 修理前 後から見る
C86. 修理後 後から見る
QUAD405
E. 調整・測定
E1. 出力、歪み調整・測定 電源電圧は100Vにて測定
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定
QUAD405
E21. R−SP出力 30V=112W 歪み率=0.02% 1000HZ
QUAD405
E22. R−SP出力 30V=112W 歪み率=0.02% 400HZ
QUAD405
E31. L−SP出力 30V=112W 歪み率=0.02% 1000HZ
QUAD405
E32. L−SP出力 30V=112W 歪み率=0.02% 400HZ
QUAD405
E4. 24時間エージング
QUAD405
S. QUAD 405 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 ステレオパワーアンプ 405
両チャンネルを同時に駆動した場合の値です。
出力及び歪率(8Ω負荷、サイン波入力) 100Hz、100W出力時、0.01%以下
1kHz、100W出力時、0.01%以下
10kHz、100W出力時、0.05%以下
出力内部インピーダンス 0.03Ωと直列に3.3μH
オフセット電圧 7mV以下
周波数特性(1kHz基準) 低域=20Hzにて-1dB
高域=20Hzにて-0.1dB、50kHzにて-3dB
入力感度 0.5Vrms+−0.5dB(8Ω負荷、120W出力時)
入力インピーダンス 20kΩ(220pF)
スルーレート 0.1V/μs
最大入力限度 入力信号が+20dBまでなら瞬時に復帰します。
クロストーク(1kΩの入力負荷時) 80dB(100Hz)、70dB(1kHz)、60dB(10kHz)
SN比 -96dB(A補正時)、-93dB(補正なし)
パワーリミッター 50W/8Ω負荷時の制限
電源入力 100〜130V、200〜250V、50-60Hz
消費電力は信号レベルにより30〜350W。
外形寸法 幅340.5×高さ115×奥行195mm
プラグ及びソケットの分38mmを含む。
重量 9kg
価格 198,000円
                       qu405-b1f
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。  写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。 Copyright(C) 2013 Amp Repair Studio All right reserved.