McIntosh MC2205. 2台目修理記録
2018/8/9到着  完成
A. 修理前の状況
  • パワースイッチが、バカになっています。

B. 原因
  • 各部経年劣化。

C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換。
    配線手直し、補強。
    経年劣化による各部ハンダ補正。
    OP−AMP交換。

D. 使用部品
  • 電解コンデンサ−    24個ミューズ使用。
    OP−AMP        2個。
    半固定VR        2個。

E. 調整・測定

F. 修理費 
 ,000円   オーバーホール修理。

S. McIntosh MC2205 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中、 前右から見る。
A122. 点検中、 ヤマギワ電気の商標。
A13. 点検中 後から見る
A132. 点検中 電源コードを3Pインレットに交換出来る。
            取り付け位置は下記に2ケ所、左側は木ケースのストッパが使用できなくなるかも?
A133. 点検中 後から見る 入出力RAC端子郡
A14. 点検中、 後左から見る。
A21. 点検中、 上から見る
A22. 点検中 上蓋・シールドを取り、上から見る
A23. 点検中 電源トランス見る 200Vに変更できる
A31. 点検中、 下前から見る。
A32. 点検中、 下前左から見る。
A33. 点検中、 下後から見る。
A34. 点検中、 下後右から見る。
A41. 点検中、 下から見る。
A42. 点検中 下蓋を取り、下から見る
A9. 修理前点検中 VUメーター表示ランプ、錆有り
AA. 修理前点検中 VUメーター表示ランプ
AB. 修理前点検中 SP接続リレーの端子の緑青
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前 R−AMP基板
C12. 修理後 R−AMP基板 OP−AMP、電解コンデンサー8個、半固定VR交換
C13. 修理前 R−AMP基板裏
C132. 修理前 R−AMP基板裏、半田不良
C133. 修理前 R−AMP基板裏、半田不良2
C14. 修理(半田補正)後 R−AMP基板裏
C15. 修理中 R−AMP基板裏、余計なフラックスを取り除く。
C16. 完成R−AMP基板裏 洗浄後、防湿液を塗布。
C21. 修理前 L−AMP基板
C22. 修理後 L−AMP基板 OP−AMP、電解コンデンサー8個、半固定VR交換
C23. 修理前 L−AMP基板裏
C24. 修理(半田補正)後 L−AMP基板裏
C25. 修理中 L−AMP基板裏、余計なフラックスを取り除く。
C26. 完成L−AMP基板裏 洗浄後、防湿液を塗布。
C31. 修理前 定電圧・制御基板
C32. 修理後 定電圧・制御基板 電解コンデンサー5個交換
C33. 修理前 定電圧・制御基板裏
C34. 修理(半田補正)後 定電圧・制御基板裏
C35. 修理中 定電圧・制御基板裏、余計なフラックスを取り除く。
C36. 完成定電圧・制御基板裏 洗浄後、防湿液を塗布。
C41. 修理前 VU−AMP基板
C42. 修理後 VU−AMP基板 電解コンデンサー6個交換
C43. 修理前 VU−AMP基板裏
C432. 修理前 VU−AMP基板裏、接続端子に発生した緑青
C433. 修理(清掃)後 VU−AMP基板裏、接続端子
C44. 修理(半田補正)後 VU−AMP基板裏
C45. 修理中 VU−AMP基板裏、余計なフラックスを取り除く。
C46. 完成VU−AMP基板裏 洗浄後、防湿液を塗布。
C51. 修理前 R−VRの錆び
C52. 修理中 R−VRを取り出す
C53. 修理前  R−VRを清掃前
C54. 修理(清掃)後  R−VRを清掃
C55. 修理前 L−VRの錆び
C56. 修理中 L−VRを取り出す
C57. 修理前  L−VRを清掃前
C58. 修理(清掃)後  L−VRを清掃
C61. 修理前 Status・ランプ表示基板
C62. 修理前 Status・ランプ表示基板裏
C63. 修理(半田補正)後 Status・ランプ表示基板裏
C64. 完成Status・ランプ表示基板裏、防湿液を塗布。
C71. 修理前 入力切替SW基盤
C72. 修理後 入力切替SW基盤 電解コンデンサー2個交換
C73. 修理前 入力切替SW基盤裏
C74. 修理(半田補正)後 入力切替SW基盤裏
C75. 完成入力切替SW基盤裏 洗浄後、防湿液を塗布。
C81. 終段ユニット修理中
C82. CRCでステンレスシャーシを清掃後、CRCではこの程度の効果
C83. 修理中 R側終段ユニット
C84. 修理中 R側終段ユニット、配線が放熱器の角で絶縁が剥けている
C85. 完成R側終段ユニット、剥けた電線を拡大
C86. 修理後 R側終段ユニット、剥けた電線
C87. 修理中 R側終段ユニット表、TR(トランジスター)の止めネジを増締めする
C91. 点検中 L側終段ユニット
C92. 修理中 L側終段ユニット表、TR(トランジスター)の止めネジを増締めする
CA1. 修理前 SP接続リレー接点
CA2. 修理(清掃)中 SP接続リレー接点
CB1. 修理中 VUメータ内にセロテープが剥がれて落ちてきた!
CB2. 修理中 VUメータを分解し、セロテープを取り除く
CB3. 修理前 定電圧・制御基板&AMP基板の押さえゴム、接着材の軟化とともに劣化している
CB4. 修理後 定電圧・制御基板&AMP基板の押さえゴム、清掃し取り替える
CC. 交換部品
CD1. 修理前 上から見る
CD2. 修理後 上から見る
CD3. 修理前 下から見る
CD4. 修理後 下から見る
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E1. 50Hz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0050%歪み。
              L側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0052%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E2. 100Hz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0040%歪み。
               L側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0048%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E3. 500Hz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0043歪み。
               L側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0050%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E4. 1kHz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0044%歪み。
              L側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0050%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E5. 5kHz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0079%歪み。
             L側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0081%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E6. 10kHz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0081%歪み。
               L側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0083%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E7. 50kHz入力、R側SP出力電圧30V=112W出力、 0.315%歪み。
               L側SP出力電圧30V=112W出力、 0.309%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=500kHz、右=1MkHz。
E8. その時の出力メータ
E9. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。
EA. 完成 24時間エージング
S. McIntosh MC2205 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 ステレオパワーアンプ MC2205
出力/電圧 stere=200W+200W(定格出力)
/ 14.1VRMS(1Ω負荷時)、 20.0VRMS(2Ω負荷時)、 28.3VRMS(4Ω負荷時)、40.0VRMS(8Ω負荷時)
mono=400W(定格出力)/
14.1VRMS(0.5Ω負荷時)、 20.0VRMS(1Ω負荷時)、 28.3VRMS(2Ω負荷時)、40.0VRMS(4Ω負荷時)
出力負荷インピーダンス stere=1Ω、2Ω、4Ω、8Ω、 mono=0.5Ω、1Ω、2Ω、4Ω
定格出力帯域 20Hz〜20kHz
全高調波歪率(両ch駆動時) 0.1%以下(出力0.25W〜200W、20Hz〜20kHz)
混変調歪率 0.1%以下(定格出力時)
周波数特性(1W出力時) 20Hz〜20kHz +0 -0.25dB
10Hz〜100kHz +0 -3.0dB
SN比 95dB以上(定格出力時)
出力電圧 25V
ダンピングファクター stere=16(1Ω負荷時)、50(2Ω負荷時)、30(4Ω負荷時)、16(8Ω負荷時)
mono=16(0.5Ω負荷時)、50(1Ω負荷時)、30(2Ω負荷時)、16(4Ω負荷時)
入力感度/インピーダンス 0.75V、2.5V/100kΩ
使用半導体 シリコントランジスタ=49個、 シリコンダイオード=45個、 IC=8個
電源 120V、50Hz/60Hz
消費電力 70W(無信号時)、 550W(最大定格出力時)
外形寸法 フロントパネル=幅411.2x高さ181mm
本体=幅381x高さ166.7x奥行368.3mm
重量 38.6kg、 44.0kg(梱包時)
価格 ¥788,000、1975年の発売。
                      2205_2
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