Accuphase E−303. 3台目修理記録
2019/9/13到着   10/6完成
A. 修理前の状況
  • 30年程前に友人から譲り受けたもので、年数は経過していますが、使用頻度は少ないです。
    現在の症状は主に、Phono関係です。
    ヘッドアンプ不良(ハム音が出る)。
    Phono1、Phono2 共に ノイズが多い時がある感じ。
    あとプッシュスイッチの動きの渋さもあります。
  • SP接続端子、入出力RCA端子、ACインレットの交換は不要です。


B. 原因・現状
  • 1部プッシュSW不良。
    他、経年変化による各部劣化。


C. 修理状況
  • SP接続リレー交換。
    バランス、バイアス半固定VR交換。
    大型ブロック電解コンデンサーを除く全電解コンデンサー交換。
    初段FET(電界効果トランジスター)交換。
    配線手直し、補強。
    基板ハンダ補正。



K. 上パネル(蓋)裏塗装

D. 使用部品
  • SP接続リレー              2個。
    半固定VR                8個。
    電解コンデンサー           56個。
    FET(電解効果トランジスター)   2個。
    フイルムコンデンサー         18個。
    TR(トランジスター)           2個。


E. 調整・測定

F. 修理費  120,000円
   オーバーホール修理。

S. Accuphase E−303 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 上から見る
A15. 点検中 上下蓋取り、上から見る
A16. 点検中 上下蓋、左右パネルを取り、清掃後上から見る。
A17. 点検中 上蓋裏に錆びが発生。
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る
A26. 点検中 上下蓋、を取り、下から見る。
A27. 点検中 上下蓋、左右パネルを取り、清掃後下から見る。
A28. 点検中 下蓋裏の埃。
A31. 点検中 SP接続端子。
A41. 点検中 入出力RCA端子郡
A51. 点検中 電源インレット
A61. 点検中 メインVRツマミ下のフエルト無。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C0. 修理中 基板を抜いた本体シャーシ。
C1. 修理前 右側終段ブロック FET(電解効果トランジスター)
C2. 修理中 右側終段ブロック FET(電解効果トランジスター)
C3. 完成右側終段ブロック FET(電解効果トランジスター)。 放熱シリコングリスを十分に塗る。
C4. 修理前 右側終段ブロック裏
C5. 完成右側終段ブロック裏
C6. 修理前 左側終段ブロック FET(電解効果トランジスター)
C7. 修理中 左側終段ブロック FET(電解効果トランジスター)
C8. 完成左側終段ブロック FET(電解効果トランジスター)。 放熱シリコングリスを十分に塗る。
C9. 修理前 左側終段ブロック裏
CA. 完成左側終段ブロック裏
C11. 修理前 右側終段基板
C12. 修理後 右側終段基板。
          初段複合FET(電解効果トランジスター)1個、半固定VR2個交換。電解コンデンサ−9個交換。
C13. 修理前 右側終段基板裏
C14. 修理(半田補正)後 右側終段基板裏。 半田を全部やり直す。   
C15. 完成右側終段基板裏。 洗浄し、コートを塗布後。
C21. 修理前 左側終段基板
C22. 修理後 左側終段基板。
          初段複合FET(電解効果トランジスター)1個、半固定VR2個交換。電解コンデンサ−9個交換。
C23. 修理前 左側終段基板裏
C24. 修理(半田補正)後 左側終段基板裏。 半田を全部やり直す。   
C25. 完成左側終段基板裏。 洗浄し、コートを塗布後。
C31. 修理前 電源基板。
C32. 修理後 電源基板。 半固定VR2個、SP接続リレー2個、電解コンデンサー10個交換。
C33. 修理前 電源基板裏
C332. 修理前 電源基板裏。SP接続リレー足の半田不良。
C333. 修理前 電源基板裏。SP接続リレー足の半田不良。
C34. 修理後(半田補正) 電源基板裏。 半田を全部やり直す。 フイルムコンデンサー6個追加。
C35. 完成電源基板裏。 洗浄し、コートを塗布後。
C41. 修理前 トーン・コントロール基板。
C42. 修理後 トーン・コントロール基板。 半固定VR2個、電解コンデンサー6個交換。
C43. 修理前 トーン・コントロール基板裏
C44. 修理後(半田補正) トーン・コントロール基板裏。 半田を全部やり直す。
C45. 完成トーン・コントロール基板裏。 洗浄し、コートを塗布後。
C51. 修理前 トーン・コントロールSW基板
C52. 修理後 トーン・コントロールSW基板。 電解コンデンサ−12個交換。
C53. 修理前 トーン・コントロールSW基板裏
C54. 修理後(半田補正) トーン・コントロールSW基板裏。 半田を全部やり直す。
C55. 修理前 トーン・コントロールSW基板裏2
C56. 修理後(半田補正) トーン・コントロールSW基板裏2。 半田を全部やり直す。
C57. 完成トーン・コントロールSW基板裏2。 洗浄し、コートを塗布後。
C57. 完成トーン・コントロールSW基板裏。 洗浄し、コートを塗布後。
C61. 修理前 EQ基板
C62. 修理後 EQ基板。 半固定VR2個、電解コンデンサ−16個、TR(トランジスター)2個交換、フイルムコンデンサー2個追加。
C63. 修理前 EQ基板裏
C64. 修理後(半田補正) EQ基板裏。 半田を全部やり直す。
C65. 完成EQ基板裏。 洗浄し、コートを塗布後。
C71. 修理前 プリ出力/メインAMP入力切換SW基板
C72. 修理前 プリ出力/メインAMP入力切換SW基板基板裏
C73. 修理後(半田補正) プリ出力/メインAMP入力切換SW基板基板裏。 半田を全部やり直す。
C74. 完成プリ出力/メインAMP入力切換SW基板裏。 洗浄し、コートを塗布後。
C81. 修理前 TapeMonitor SW基板
C82. 修理前 TapeMonitor SW基板裏
C83. 修理後(半田補正) TapeMonitor SW基板裏。 半田を全部やり直す。
C84. 完成TapeMonitor SW基板裏。 洗浄し、コートを塗布後。
C85. 修理前 TapeCopy SW基板
C86. 修理前 TapeCopy SW基板裏
C87. 修理後(半田補正) TapeCopy SW基板裏
C88. 完成TapeCopy SW基板裏。 洗浄し、コートを塗布後。
C91. 修理前 Disk−1 Impedance切換SW基板
C92. 修理前 Disk−1 Impedance切換SW基板裏
C93. 修理後(半田補正) Disk−1 Impedance切換SW基板裏。 半田を全部やり直す。
C94. 完成Disk−1 Impedance切換SW基板裏。 洗浄し、コートを塗布後。
C93. 修理前 VUメーター基板裏。
CA1. 修理前 VUメーター基板裏。
CA2. 修理後(半田補正) VUメーター基板裏。 半田を全部やり直す。
CA3. 完成VUメーター基板裏。 洗浄し、コートを塗布後。
CA4. 修理中 VUメーター照明ランプ。
CB1. 修理中 メインVR点検・清掃
CB2. 修理中 バランスVR点検・清掃
CC1. 修理前 電源ブロック電解コンデンサー下
CC2. 修理後 電源ブロック電解コンデンサー下、 フイルムコンデンサー4個追加。
CF1. 修理中 パネル清掃。 
CF2. 修理中 パネル裏遮蔽スポンジ。 
CF3. 修理後 パネル裏遮蔽スポンジ。張り替える。
CF4. 修理中 メインVRツマミ下のフエルト無。
CF5. 修理後 メインVRツマミ下のフエルト。 新しいのを付ける。
CF6. 修理中 プシュSWの軸がズレて入る。設計ミスか打ち合わせミスか? パネルのプシュボタンとSWの軸が違う為、サポーターが入れて有る。この為動きが悪い。
CF7. 修理中 プシュSWの軸がズレて入る。設計ミスか打ち合わせミスか? パネルのプシュボタンとSWの軸が違う為、サポーターが入れて有る。この為動きが悪い。
CG1. 交換部品
CG2. 交換部品。真っ黒に酸化した半固定VR。
CH1. 修理前 上から見る
CH2. 修理後 上から見る
CH3. 修理前 下から見る
CH4. 修理後 下から見る
K. 上下パネル(蓋)、裏パネル修理加工・塗装
K1. 修理前  上蓋裏に錆びが発生。
K2. 修理(塗装)後  上蓋裏。 錆が広がらないよう軽く吹き付け。
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E1. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E21. AUX_50Hz入力、右側SP出力電圧35V=153W、 0.0175%歪み。
                 左側SP出力電圧35V=153W、 0.0169%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. AUX_100Hz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.063%歪み。
                   左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.058%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. AUX_500Hz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0178%歪み。
                   左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0186%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. AUX_1kHz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0200%歪み。
                 左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0208%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E242. その時のVUメーター。
E25. AUX_5kHz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.036%歪み。
                 左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.036%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. AUX_10kHz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.046%歪み。
                   左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.046%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. AUX_20kHz入力、右側SP出力電圧5V=153W出力、 0.231%歪み。
                   左側SP出力電圧5V=153W出力、 0.233%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E31. MM_50Hz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0086%歪み。
                左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0091%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E32. MM_100Hz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.063%歪み。
                  左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.058%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250kHz、右=1kHz。
E33. MM_500Hz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.063%歪み。
                  左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.077%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E34. MM_1kHz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.043%歪み。
                  左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.049%歪み。
                「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E35. MM_5kHz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.050%歪み。
                 左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.065%歪み。
                「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=100kHz。
E36. MM_10kHz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.062%歪み。
                  左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.078%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E37. MM_20kHz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.254%歪み。
                  左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.300%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=500kHz。
E4. フルパワー出力なので、 24V高速フアンが全回転でクーリング。
E5. 24時間エージングで完成、 右は Technics SE−A3. 2台目
S. Accuphase E−303 の仕様(マニアル・カタログより) 
型式 ステレオプリメインアンプ E−303
定格出力(High Level Input、
両ch動作時、20Hz〜20kHz、
歪率0.02%以下)
4Ω負荷=180W/ch
8Ω負荷=130W/ch
16Ω負荷=65W/ch
高調波歪率(20Hz〜20kHz間) High Level input→output=0.02%以下(定格出力時)
High Level input→Pre out=0.005%以下(定格出力時)
DISC(Head Amp=off)→Tape Rec out=0.005%以下(6V出力時)
DISC(Head Amp=on)→Tape Rec out=0.01%以下(2V出力時)
IM歪率(新IHF) 0.01%以下(High Level Input、定格出力時)
周波数特性(新IHF) High Level Input=20Hz〜20000Hz +0 -0.2dB(定格出力時) 
DISC Input=20Hz〜20000Hz +0.2 -0.2dB(定格出力時) 
Main Amp Input=20〜20000Hz +0,-0.2dB(定格出力時) 
           1.5〜300000Hz +0,-3.0dB(1W出力時) 
ダンピングファクター 80(8Ω負荷、40Hz)
定格入力/入力インピーダンス DISC1(Head Amp=OFF)=2.5mV/100、47k、82k、150kΩ
DISC1(Head Amp=ON)=0.125mV/100Ω
DISC2(Head Amp=OFF)=2.5mV/47kΩ
DISC2(Head Amp=ON)=0.125mV/100Ω
High Level Input=160mV/47kΩ
Main Input=1.3V/47kΩ
DISC最大入力(歪率0.005%、1000Hz) Head Amp OFF=300mVrms
Head Amp ON=15mVrms
定格出力/出力インピーダンス Pre Output=1.3V/200Ω
Tape Rec Output=160mV/200Ω(DISCの場合)
Headphones=0.32V/適合インピーダンス4〜32Ω
ゲイン Main Input→Output=27.8dB
High Level Input→Pre Output=18.4dB
DISC Input(Head Amp=OFF)→Tape Rec Output=36dB
DISC Input(Head Amp=ON)→Tape Rec Output=62dB
S/N / 入力換算雑音
(入力ショート、IHF-Aカーブ、定格入力時)
Main Input=115dB/-112dBV
High Level Input=100dB/-116dBV
DISC Input(Head Amp=OFF)=86dB/-138dBV
DISC Input(Head Amp=ON)=72dB/-150dBV
音量調整連動誤差 1dB以内
トーンコントロール
 10ステップコントロール。
 ターンオーバー・ポイント
  低音=200,500Hz、
  高音=2kHz,7kHz 
低音。
  500Hz=±10dB(100Hz)、200Hz=±10dB(50Hz)、2dBステップ。
高音。
  2kHz=±10dB(10kHz)、7kHz=±10dB(50kHz)、2dBステップ。
ラウドネスコンペンセーター COMP1=+6dB(50Hz)
COMP2=+9dB(50Hz)
COMP3=+10dB(50Hz)、+4dB(15kHz)、+6dB(20kHz)。
(ボリュームコントロール、-30dBにて)
サブソニックフィルター 17Hz、-12dB/oct
アッテネーター -20dB
パワーメーター 対数圧縮型ピークレベル指示、 dB及び8Ω負荷時の出力直読
負荷インピーダンス 4〜16Ω
使用半導体 113Tr、18FET、2IC、39Di
電源 100V、117V、220V、240V/50Hz、60Hz
消費電力 無入力時=100W
8Ω負荷定格出力時=490W
外形寸法 幅445×高さ160(脚含む)×奥行370mm
重量 20kg
価格/発売日 ¥250,000 /1978年
別売 ウッドキャビネット A-8=\15,000
                                e303_33b
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