機器は 確認して購入しましょう(オークションの注意) |
完動品、動作品、点検済み、チェツク済み、オーバーホール、メンテナンス済み。 等の言葉は範囲が広く適切では有りません。 お互いで十分確認し合、気持ちよく取引しましょう。 又、機器を整備したのは何処か(誰か?)も注意しましょう、人により個人差がかなり有ります。 特にその結果は何により確認したか?、人間の耳か? 測定機器(ピンキリがある)はも注意しましょう。 相手の自己紹介欄に、個人情報(会社情報)が記入していない場合は要注意です。 実働品、動作確認済みでも「ノークレーム、ノーリターン、ジャンク」の記述があるのは信用できない。 例 1.Technics SE−A7000. 3台目 2.McIntosh MC275. 7台目 |
1.「点検済み、チェツク済み、オーバーホール済、修理・調整済み」ならば下記の値を聞くこと。 A.メインAMPのRLチャネルのDCバランス調整の数値は幾つ。 B.終段Tランジスターのアイドル電流値は。 C.フラットAMPの調整値は。 D.EQ(イコライザー)AMPの調整値は。 E.定格出力で30分以上使用でプロテクトが働かないこと。 F.Muting、Hight、Lowのフィルタ−の減衰値は。 G.トーンコントロ−ルのUP/Down値は。 H.交換した部品は何か。 特に、TR(トランジスター)、FET(電界トランジスター)を交換した場合特性が狂います、よって測定機器が必要です。 I. 回路図が有りますか?、測定機器は何をお持ちですか? 但し、回路図、測定機器が揃っていても、肝心の技量が無くては、「ネコに小判」ですが? J.小生の補足。 修理・調整済みで、理由も無く、安のものは注意。 本人が完璧に修理・調整しても、プロが見れば、不十分なのもある。 1次元に住む者には、2次元の広さ(面積)は解らないし、 2次元に住む者には、3次元の高さ(容積)は解らない事と同じです。 無論、売る人本人に自覚無いのだから、購入者が注意する以外にない。 又、自己紹介欄に何も記述の無い者が、オーバーホール、メンテナンスしました等、言っても信用できない。 良く記述されている、「スピーカーセレクター部リレー研磨」は素人の行うこと、プロは必ず交換します。 理由はそんなことするより、交換した方が安いし早い、電流の熱で、金属が疲労しているので、そんな事ぐらいでは、 治らない。 最近多いのが、点検済み、動作確認済みなのに、「ノーリターン・ノークレム」の記述がある物。 ノーリターン・ノークレム=ジャンクとみる事。 K.TR(トランジスター)やFET(電解トランジスター)を交換した場合、その部品は製造メーカーからの提供品か? 半動体は同じ品番でも、非常にバラツキが大きく、性能に影響する。 製造メーカー以外からの入手した、同じ品番でも、 完成後に測定機器で点検しないと、只、音が出ているに過ぎない。 特に、プリAMPはこの傾向が著しい、歪み率0.00*%の世界は非常に厳しい。 「QUAD 34」 「PRA−2000ZR」 「PRA1000B」 「SYλ−88U」 |
本人が完璧に修理・調整しても、プロが見れば、不十分なのもある |
<例1> Musical Fidelity P270 で寄生発振をしている 「このAMPの修理はこちら」 |
片側が動作していないか 又は、飽和している 「このAMPの修理はこちら」 |
<例2> HMA−9500mkU 出力が出ていない 「このAMPの修理はこちら」 |
2.特に注意するのがTR(トランジスター)やFET(電界トランジスター)を交換した機種 古い機種は使用されていた品番がなく、現在入手できる互換品に置き換えますが、半導体は同じ品番でも、ランクがあり、置き換えには、十分な配慮が必要です。 下記の様に直線部分は狭いのです、動作点をこのセンターに持ってくるのが理想です。 よって、修理後は、歪み率の測定等が、必修です。歪みが多い場合、バイアス位置調整が必要です。 |
言い換えると、交換すると下記の動作点が、ズレて、定格出力(最大出力)の時に、大きく歪むことに成ります。 よって、測定は定格出力(最大出力)での結果が、重要です。 100WのAMPを5Wで測定しても、意味がありません。 |
下記は、プリ・メインAMPの歪み率を測定している。 写真では最大出力の物ですが、小出力から連続して確認しています。 「このAMPの修理はこちら」 |
更に、高級プリAMPでは低歪み率を、周波数をスイープして測定している。 「このAMPの修理はこちら」 |
日立HMA−9500に使用された物=100W出力で4パラ=片側1個使用、使用管理が悪いとご覧の通り 「このAMPの修理はこちら」 |
山水 BA−3000に使用された物 左=電源用 右=100W出力で2パラにて使用。 「このAMPの修理はこちら」 |
2.メーカー修理・調整済み 「メーカー」これも、その機器製造メーカーから、自分まで、幅広い意味を持つ 又、何時出したかも重要、3ヶ月以内でないと無意味な記述 |
2.「完動品、動作品」ならば下記の事を確認しましょう A.30分以上使用して、AUX入力にして、メインボリュウムを最小にして、RL共ノイズが無いか メインボリュウムを最大にして、RL共ノイズが無いか B.30分以上使用して、PHONO入力にして、メインボリュウムを最小にして、RL共ノイズが無いか メインボリュウムを最大にして、RL共ノイズが無いか C.イコライザ−、フイルタ−は動作するか、 ボリュウム、スッイチ類を動かしたとき「ガリ」音が出るか? 特にメインボリュウムを最大にして、入力切替えスッイチを切替えてプロテクトが動作するか? D.PHONO入力は使用していたか? E.定格出力で30分以上使用でプロテクトが働かないこと 入力機器にもよるが、CD等をAUX入力に繋ぎ、メインボリュウムで80%位の所。 普通の家庭ででは、近所迷惑になり、殆ど不可能(凝違SPでも無い限り) 100W出力のAMPを1Wで動作させても完動品 |
オーディオ店で「委託品のメーカー修理品」を購入した! 「このAMPの修理はこちら」 |
オークションで購入 フューズが規定の5倍 「このAMPの修理はこちら」 |
オークションで購入 フューズが規定の3倍 「このAMPの修理はこちら」 |
3.FMチューナでステレオ表示ランプ切れの場合 是も、本人の自覚の差で、ランプ切れでなく、ステレオ受信出来ない場合が多いい。 |
4.真空管の場合 新しいのに交換したので、売ります。バイアスにバラツキ有り、ペアー(PP)で使用出来きませんが、 シングルなら使用できます PPで使用できなければ、シングルでも使用できない、よって高価で購入しない事。 「真空管・真空管AMP点検参照」 |
5.「ジャンク」=「ゴミ」=「故障品」 ジャンクとは、ゴミ、よって故障品であると有意味です。 まぎらはしいのが、「ジャンク扱い」、しかしジャンクなのだから、それなりの覚悟で購入すること。 |
ジャンク品を簡単な故障と思わせる 「このAMPの修理はこちら」 終段TR(トランジスター)が短絡し、フューズが飛んで、電源が入らないAMP。 オークションでこのままで売ると安いので、 基板の電源供給線を外し、”電源を入れると「カチ」と音がしますが、出力しません”とすると高く売れる。 |
6.段々と出力を上げていきましょう 履歴の解らないAMPは、長い間通電していないのが、あります。少しずつ、パワーをあげましょう。 出来れば、通電だけを短く、間隔を置き、繰り返すのも良いです。 少しずつコンデンサー等を目ざめさせましょう。 電解コンデンサーは「有限寿命部品」です、保管や使用状態により、寿命がきている場合が、多々あります。 ここ見てください=コンデンサーの劣化 |
7.過去の修理履歴に見る例 山水 AU−X11 山水 AU−11000 GAS THAEDRA SAE A1001 |
小生は特定の、HPを指摘して、言うわけでは有りません。 落札者(修理依頼者)が、あまりに小生にぐちを言うので、指針を示しました。 |
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