JVC QL−Y77F 修理記録
包装はこちら参考                         2023/4/到着  完成 
A. 修理前の状況
  • 今回はビクターのTT81をヤフオクにて入手しました。
    動作品とのことでしたが、回転の微調節ができず、ストロボが点灯したり消えたりします。
    全体的なオーバーホールと電源ケーブル交換をしたのですが。


T. バラック修理後点検測定

B. 原因

  • 各部経年劣化。
    製造から30年以上、メカ(機構部)のグリスUPが必要です。

C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換。
    半固定VR交換。
    モーターをオーバーホール(修理・清掃・給油)。
    OP−AMP交換。
    電源コードを3Pインレットに交換
    1部フイルムコンデンサー交換。
    1部TR(トランジスター)交換。
    電源コード製作(工賃8,000円)、コード+プラグ支給。

M. モーター修理状況

D. 使用部品
  • 電解コンデンサー            18個。
    半固定VR                 8個。
    フイルムコンデンサー          3個。
    OP−AMP                4個。
    TR(トランジスター)            個。
    ロジュームメッキ3Pインレット      1個。FURUTECH製。
    L型ロジュームメッキ3Pプラグ(7,085円)   1個。FURUTECH製。

E. 調整・測定

F. 修理費   ,000円  オーバーホール修理

Y. ユーザー宅の設置状況

S. JVC QL−Y77F の仕様(マニアル・カタログより)


A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る。
A12. 点検中 後から見る。
A13. 点検中 上から見る。
A14. 点検中 タンテーブル(プラッター)を取り、上から見る。
A15. 点検中 タンテーブル(プラッター)を裏から見る。
A16. 点検中 タンテーブルを取り、ストロボを見る。 この所にパネルが有ったはず?
A21. 点検中 下前から見る。
A22. 点検中 下後から見る。
A23. 点検中 下から見る。
A24. 点検中 タンテーブル+下蓋取り、下から見る。
A31. 点検中 3Pインレット取り付け。
T. バラック修理後点検測定 。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
T1. 点検中。バラック修理点検33回転。
T2. 点検中。バラック修理点検45回転。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C1. 修理中 モーター、基板等を取り外した本体。
C11. 修理前 基板
C12. 修理後 基板。 OP-AMP4個、半固定VR8個、電解コンデンサー18個、フイルムコンデンサー3個交換。
C13. 修理前 制御基板裏
C14. 修理(半田補正)後 基板裏。 半田を全部やり直す。
C15. 完成基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄し、コート液を塗布する。
C21. 修理前 電源基板。
C22. 修理後 電源基板。
C23. 修理前 電源基板裏。
C24. 修理(半田補正)後 電源基板裏。 半田を全部やり直す。
C25. 完成電源基板裏。  不要なフラックスを取り、洗浄し、コート液を塗布する。
C31. 修理前 クロック基板。
C32. 修理後 クロック。
C33. 修理後 モータ駆動TR(トランジスター)に放熱器を取り付ける。
C33. 修理前 クロック基板裏。
C33. 修理前 クロック基板裏。前の修理屋は半田吸取器定温半田コテがないのか?
            古い基板は銅箔の基板への接着材が劣化しているので、半田吸取器定温半田コテは必須。
            半田吸い取り線や安い半田コテでは銅箔はく離が生じる
C33. 修理前 クロック基板裏。半田不良予備郡。
C34. 修理(半田補正)後 クロック基板裏。 半田を全部やり直す。
C35. 完成クロック基板裏。  不要なフラックスを取り、洗浄し、コート液を塗布する。
C41. 修理前 FG基板。
C41. 修理後 FG基板。
C41. 修理前 FG基板裏。
C41. 修理前 FG基板裏。 前の修理屋は半田吸取器定温半田コテがないのか?
            古い基板は銅箔の基板への接着材が劣化しているので、半田吸取器定温半田コテは必須。
            半田吸い取り線や安い半田コテでは銅箔はく離が生じる
C42. 修理(半田補正)後 クロック基板裏。 半田を全部やり直す。
C43. 完成クロック基板裏。  不要なフラックスを取り、洗浄し、コート液を塗布する。
C51. 修理前 操作SW等。
C52. 修理(半田補正)後 操作SW等。 半田を全部やり直す。
C61. 修理前 ピッチコントロール基板。
C62. 修理中 ピッチコントロール基板。ラッピングに半田を染み込ませる。
C63. 修理(半田補正)後 ピッチコントロール基板。ラッピングに半田を染み込ませる。
C64. 完成ピッチコントロール基板。  不要なフラックスを取り、洗浄し、コート液を塗布する。
C65. 完成ピッチコントロール基板裏。
A71. 修理前 ストロボ。
A72. 修理中 ストロボ。清掃中。
C81. 交換部品
C82. 交換部品、足黒TR(トランジスター)の交換。
C83. 交換部品、接続端子が黒く酸化の半固定VR。
C91. 修理前  下から見る
C92. 修理後  下から見る
CA1. 修理前 3Pインレット取付。
CA2. 修理後 3Pインレット取付。 左側の出て入る黒い線は3Pインレットのアース線、不都合の時、これを切る。 右はアース線。
CA3. 修理後 3Pインレット取付。 製作した電源コードを差し込む。
CA4. 修理後 3Pインレット取付。 コンピューター用の安い市販コード差し込み。
M. モーター修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
M11. 修理中 モーター取り出し、上から見る。
M12. 修理中 モーター取り出し、上から見る、反対側。
M13. 修理中 モーター取り出し、上から見る。注油跡、上からでは注油できません。
M14. 修理中 モーター取り出し、上から見る。注油跡、上からでは注油できません。
M15. 修理中 モーター取り出し、下から見る。
M16. 修理中 モーター取り出し、下から見る、反対側。
M21. 修理中 モーターFGコイル。
M31. 修理中 固定子巻線。
M32. 修理中 固定子巻線、拡大。
M33. 修理中 固定子の回転子軸受け上側から見る。 潤滑油が固着している。
M41. 修理中 回転子(アウターロータ)見る。錆が少し発生している。
M42. 修理中 回転子(アウターロータ)見る、反対側。錆が少し発生している。
M43. 修理中 回転子(アウターロータ)見る。CRCを塗布する。
M44. 修理中 回転子(アウターロータ)見る、反対側。CRCを塗布する。
M45. 修理中 回転子(アウターロータ)軸を見る。少し細かいキズが有る。
M46. 修理中 回転子(アウターロータ)軸を見る、拡大。少し細かいキズが有る。
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E21. 33回転測定・調整。
E22. 33回転測定。 その時のストロボ表示。
E23. 33回転測定。 その時の内蔵ストロボ表示。
E31. 45回転測定・調整。 下(赤色)のが135HZ基準矩形波、上(黄色)がタンテーブルの回転矩形波。
E32. 45回転測定。 その時のストロボ表示。
E33. 45回転測定。 その時の内蔵ストロボ表示。
E41. 微調整+6%のストロボ表示。
E42. 微調整16%のストロボ表示。
E5. 完成。  24時間エージング、右はONKYO A−6000。 
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況、 正面から見る。
S. JVC QL−Y77F の仕様(マニアル・カタログより) 
型式 レコードプレイヤー JVC QL−Y77F
駆動方式 FG検出ダブルサーボクォーツ・コアレスDCダイレクトドライブ
回転数 33 1/3、45rpm
ワウフラッター 0.008%(WRMS、回転部FG法)
SN比 80dB(DIN-B)
起動特性 0.75sec、1/4回転以内
起動トルク 1.8kg-cm
ターンテーブル質量 2.35kg(マット含む)
慣性質量 350kg-cm2
負荷特性 0%(針圧250gまで)
回転数偏差 0.0015%
トーンアーム型式 EDサーボ、パイプ交換方式
有効長 254mm
針圧可変範囲 0〜3.0g
取付カートリッジ重量
(シェル含む)
3.5g〜9.5g
30gまで(SW-Y55使用時)
アーム高さ可変範囲 ±3mm
キャビネット仕上げ ミラー仕上げローズ調
外形寸法 幅495x高さ208x奥行419mm
重量 14.0kg
別売 ストレートアームパイプ PH-200(¥9,000)
ストレートアームパイプ PH-100(¥7,000)
S字型ユニバーサルアームパイプ PH-300Y(¥3,000)
カウンターウェイト SW-Y55(¥2,000)
価格 ¥105,000(1981年発売)
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