National PROCEED RJX−4800 修理記録
平成15年8月日到着   3月1日完成
A. 修理前の状況
  •  オークションで手に入れました。
    入手した当日は、7.190MHzの北京放送は、何とか受信できていたのですが、翌日電源を入れてみると短波帯(SW2からSW8)は全く 受信できなくなってしまいました。
    単なるバンド切替スイッチの接触不良だと思っておりましたが、山形ナショナルに修理を依頼したところ、短波帯(SW2からSW8)のICが不良とのことで、部品がないらしく修理不能と言われてしまいました。
    他は、全く動作は問題ないようです。
     
B.原因
  • 各部経年劣化。

C. 修理状況
D.使用部品
  • TR(トランジスタ−)  4個。
    FET(電解トランジスタ−) 1個。
    電解コンデンサー     37個。

E. 受信感度測定・調整

F.修理費   45,000円  通常修理。

S. National PROCEED RJX−4800/4800D の仕様(カタログ・マニアルより)

A. 修理前の状況
A1. 修理前 上見る。
A2. 修理前 下から見る
C. 修理状況
C11. 修理前 AF基板 
C12. 修理後 AF基板 電解コンデンサー17個交換
C13. 修理前 AF基板裏
C132. 修理中 AF基板裏 半田不良ヶ所
C14. 修理(半田補正後)後 AF基板裏
C21. 修理前 IF基板
C22. 修理後 IF基板 電解コンデンサー14個、TR(トランジスタ−)4個交換
C23. 修理前 IF基板裏
C24. 修理(半田補正後)後 IF基板裏
C31. 修理前 RF基板
C322. 修理中 RF基板 電解コンデンサーの液漏れによるダイオードの腐食
C33. 修理後 RF基板 電解コンデンサー3個、TR(トランジスタ−)2個、FET(電界トランジスタ−)交換
C34. 修理前 RF基板裏
C35. 修理(半田補正後)後 RF基板裏
C41. 修理前 カウンター基板
C42. 修理後 カウンター基板 電解コンデンサー3個交換
C43. 修理前 カウンター基板裏
C44. 修理(半田補正後)後 カウンター基板裏
C51. 修理中 パネル取る
C52. 修理中 パネル清掃
C53. 修理中 LED表示内にゴミがあるのでパネル分解清掃
C54. 修理中 ツマミのノブ分解清掃+グリス塗布
C61. 交換した部品
C71. 修理前 下から見る
C72. 修理後 下から見る
C73. 修理前 上から見る
C74. 修理後 上から見る
E. 受信感度測定・調整
E11. FM感度測定 80MHZ ANT入力20μVを受信
E12. FM感度測定 室内1m位のビニール線ANTでNHK FM放送81.2MHZ受信
E2. SW1(1.6〜3MHz)感度測定 AM 2MHZ ANT入力20μVを受信
E3. SW2(3〜7MHz)感度測定 AM5MHZ ANT入力20μVを受信
E41. SW3(7〜11MHz)感度測定 AM10MHZ ANT入力20μVを受信
E42. SW3(7〜11MHz)感度測定 7MHZのハムバンドでSSB受信
E5. SW4(11〜15MHz)感度測定 AM15MHZ ANT入力20μVを受信
E61. SW5(15〜19MHz)感度測定 AM15MHZ ANT入力20μVを受信
E62. SW5(15〜19MHz)感度測定 15MHZのWWW(標準電波)受信
E7. SW6(19〜23MHz)感度測定 AM23MHZ ANT入力20μVを受信
E8. SW7(22〜26MHz)感度測定 AM23MHZ ANT入力20μVを受信
E9. SW8(26〜30MHz)感度測定 AM31MHZ ANT入力20μVを受信
S. National PROCEED RJX−4800/4800D の仕様(カタログ・マニアルより) 
型式 PROCEED RJX-4800/4800D
受信周波数 FM 76〜90MHz
MW 525〜1605kHz(571〜187m)
SW1 1.6〜3 MHz (187〜100m)
SW2 3〜7MHz(100−42.9m)
SW3 7〜11MHz(42.9〜27.3m)
SW4 11〜15MHz(27.3−20m)
SW5 15〜19MHz(20〜15.8m)
SW6 19〜23MHz(15.8〜13m)
SW7 23〜26MHz(13.6〜11.5m)、4800は23〜27MHz(13〜11.1m)
SW8 26〜30MHz(11.5〜10m)、4800は27〜31MHz(11.1〜9.7m)
受信電波形式 AM, SSB, CW, FM
受信方式 MW/SW1 スーパーヘテロダイン
SW2〜8 ダプルスーパーヘテロダイン
      アップコンバーテッドプリミミックスVFO
FM    スーパーヘテロダイン
中間岡波数 FM 10.7MH
MW、 SW1 & SW2〜8 2nd 45SkHz
SW2〜8 1st 2MH
受信感度 FM    0.7μV[(S十N)/N 6dB 83MHz〕
MV    3μV[(S十N)/N 10dB 1000kHz〕
SW1〜8  0.8μV[(S十N)/N 10dB AM〕
選択度 MW/SW1〜8
   WIDE ±2.5kHZ(6dB)±15kHZ(60dB)
   NARROW±1.7kHZ(6dB)±6kHZ(60dB)
FM35dB(200kHZ)70dB(400kHZ)
第1イメージ妨害比 SW2〜450dB以上 SW5〜8 40dB以上 
イメージ妨害比 MW  40dB(l000kHZ)
SW1  30dB(2.3MHZ)
FM  40dB(83MHZ)
IF妨書比 MW/SW1  40dB以上
SW2〜8   70dB以上
FM      70dB以上
岡液数安定度 SW2〜8 ウォームアップ後 30分当り500HZ以内
周波叙カウンター 5桁表示 0.1kHZ桁四捨五入によるlkHZ去示
実用最大出力 2,2W(EIAJ/DC)
消費電力 10w(交流の場合)
スピ一力ー 10CmPMダイナミックスピーカ (インピーダンス4Ω)
使用半導体 IC 5個、TR(トランジスター)34石、FET(電界効果トランジスター)3石
端子 イヤホン蛸子     4〜8Ω
REC OUT端子     3kΩ
Aux端子        300kΩ
外部アンテナ端子 MW/SW1 75Ω
            SW2〜8 75Ω
            FM   75Ω(不平衡)
外部電源端子   AC IN 100V
            DC IN 12v自動車電源
            (別売ナショナルカーバッテリーアダプタRD-9380を使用)
電源 ナショナルネオハイトップSUM-1(N)8個12V 又はAC 100V(90〜110V)50-60Hz DC12V
キャビネット寸法 449(幅)×179(高さ)×291(奥行)
外径寸法482(幅)×200(高さ)×354(奥行)
重量 9kg(電池共)
付属品 FMアンテナリ−ド線(RSA203Z-M),M型コネクター(RJP97Z),ACコード(RJA47Z-F),アンチナ線(WRLO1000bb)
電池持続時間 130時間(EIAJ規格による標準畤間)ただしナショナルネオハイトッブ乾電池(SUM-1型)使用時
※周波数カウンター動作時は40時間になります。
価格 99,800円キャビカラー ブラック
発売年月 1979/5発売、4800は1977年発売?
RJX-4800とRJX-4800D
相違点
RJX-4800
 短波帯のSW2〜SW8のみデジタル表示可能。
 SW1, MW(AM), FM帯選択時はダイヤル照明は点灯せず、赤色デジタルカウンターも表示しません、周波数の確認はダイヤルにて確認します。
 SW7 23〜27MHz(13〜11.1m)
 SW8 27〜31MHz(11.1〜9.7m)
RJX-4800D
 MW(AM),SW1,FM選択時にもダイヤル照明が点灯し、青色デジタルカウンターにて1KHz直読が可能です。
 SW7 23〜26MHz(13.6〜11.5m)
 SW8 26〜30MHz(11.5〜10m)
別売品 RD-9380(カーバッテりーアダプタ)……標準価格 3,800円
RD-916(BCL垂直アンテナ)…………攜準価格 4,980円
RD-9150(BCL逆L型アンテナ)………標準価略 3,000円
TA-31FM,TA-51FM(FMアンテナ)……標準価格 2,800円
RD-9205(BCLシングルヘッドホン)・・・標準価格 3,900円
RP-012A(ラジオコードW)…………標準価格 300円
RP-020A(ミニミニコード)…………檬準価格 350円
          pr4800-13
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