KENWOOD KT−9700 修理記録
平成17年8月25日到着   平成18年月日完成
  1. 修理前の状況
    オーバーホール

  2. 原因

  3. 修理状況
     RF増幅、、トラッキング、IF回路、MPX回路、修理・調整
     配線手直し、補強 
     半固定VR交換
     フイルムコンデンサー交換
     3Pインレットソケット取付(ソケット支給)
     WBT RCA端子に交換
     整流ダイオード交換(ダイオード支給
  4. 使用部品
     電解コンデンサー(オーディオコンデンサー使用)         個
     フイルムコンデンサー                         個
     半固定VR                                個
     WBT RCA端子 WBT−0201                   2組
  5. 調整・測定

  6. 修理費  111,600円    <<オーバーホール修理>>

A. 修理前の状況
A−1A. 上蓋のブロック図
A−2A. 上蓋を取った所
A−2B. 上蓋を+シールドを取る
A−3. 下蓋を取った所
A−4. ACコードを3Pインレットに交換する、コードの所が狭いので、下の位置かACコンセントの所に付ける
A−5. 出力RCA端子の交換 既存の穴が大きく、左のWBT製品をお勧め、右の物はワッシャが小さく割れる事が有る
                   WBT RCA製品の費用は別途必要
A−6. 素人がコアを回して割る、ボビンの頭が黒い所の3個、取り外すのと、代替えを探すのが大変
     1個数十円のコアが数千円になる事も珍しくない、だからメーカーは修理しない
A−7. 前パネル裏の”ボロボロ”の遮光の為のスポンジ
AE. 修理前の測定
AE−1. <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 400HZ・1KHZの変調信号を55dBで出す これを受信し出力を測定する
     上記の様にRF−MIX部のコアが欠けており、感度が悪く、55dBで無いと、ステレオに成らない
     中左=歪み率計、左メータ=L出力、右メータ=R出力
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力
       右=オシロ出力波形 上=R出力、下=L出力
     下オシロ=検波出力波形
AE−2A. FM 感度、RL分離測定調整 R側
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで400HZの Rのみ変調信号を55dBで出す これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計=0.6%、左メータ=L出力、右メータ=R出力(最大1%レンジ)
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力(最大3Vレンジ)
       右=出力波形 上=R出力、下=L出力
AE−2B. FM 感度、RL分離測定調整 L側
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 400HZの Lのみ変調信号を55dBで出す、これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計=0.6%、左メータ=L出力、右メータ=R出力(最大1%レンジ)
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力(最大3Vレンジ)
       右=出力波形 上=R出力、下=L出力
AE−3A. FM 感度、RL分離測定調整 R側
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 1KHZの Rのみ変調信号を55dBで出す これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計=0.6%、左メータ=L出力、右メータ=R出力(最大1%レンジ)
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力(最大3Vレンジ)
       右=出力波形 上=R出力、下=L出力
AE−3B. FM 感度、RL分離測定調整 L側
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 1KHZの Lのみ変調信号を55dBで出す、これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計=0.6%、左メータ=L出力、右メータ=R出力(最大1%レンジ)
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力(最大3Vレンジ)
       右=出力波形 上=R出力、下=L出力
AE−4. その時のSメーター(Signal meter)
C. 修理状況
C−1A. 修理中 全面パネルを取り修理中
C−1A. 修理前 電源基板
C−1B. 修理後 電源基板  電解コンデンサー12個、整流ダイオード交換
C−1C. 修理前 電源基板裏
C−1C−1. 修理中 電源基板裏半田不良ケ所
C−1C−1. 修理中 電源基板裏半田不良ケ所
C−1D. 修理(半田補正)後 電源基板裏
C−1D−1. 修理(半田補正)後 電源基板裏、ダイオードの足の半田部分
C−1E. 完成電源基板裏 洗浄後
C−2A. 修理前 電源基板ラッピング1、前回の修理(電源トランス交換?)で不要なラッピング跡がある
C−2B. 修理後 電源基板ラッピング1、半田を浸みこませる
C−2C. 修理前 電源基板ラッピング2、前回の修理で不要なラッピング跡がある
C−2D. 修理後 電源基板ラッピング2、半田を浸みこませる
C−3A. 修理前 RF−MIX基板
C−3B. 修理後 RF−MIX基板 電解コンデンサー49個、半固定VR18個交換 
C−3C. 修理前 RF−MIX基板裏
C−3C−1. 修理中 RF−MIX基板裏 半田不良
C−3D. 修理(半田補正)後 RF−MIX基板裏
C−3F.完成RF−MIX基板裏 洗浄後
C−4A. 修理前 IF基板
C−4B. 修理後 IF基板 電解コンデンサー11個、半固定VR4個交換
C−4C. 修理前 IF基板裏
C−4D. 修理(半田補正)後 IF基板裏
C−4E. 修理中 IF基板裏 不要なフラックスを取る
C−4F. 完成IF基板裏 洗浄後
C−5A. 修理前 MPX基板
C−5B. 修理後 MPX基板 電解コンデンサー10個、半固定VR4個交換
C−5C. 修理前 MPX基板裏  
C−5D. 修理(半田補正)後 MPX基板裏  
C−5E. 修理中 MPX基板裏 不要なフラックスを取る
C−5F.完成MPX基板裏 洗浄後
C−5G. 修理前 MPX基板裏ラッピング
C−5H. 修理前 MPX基板裏ラッピング、半田を浸みこませる
C−6A. 修理前 デイスクリート基板 コネクターの使用が無く、修理は大変
C−6B. 修理中 デイスクリート基板
C−6C. 修理後 デイスクリート基板 電解コンデンサー13個、半固定VR1個交換
C−6D. 修理前 デイスクリート基板裏 コネクターの使用が無く、修理は大変  
C−6E. 修理中 デイスクリート基板裏
C−6F. 修理(半田補正)後 デイスクリート基板裏  
C−6G. 修理中 デイスクリート基板裏 不要なフラックスを取る
C−6H. 完成デイスクリート基板裏 洗浄後
C−7A. 修理前 ノイズAMP基板
C−7B. 修理後 ノイズAMP基板 電解コンデンサー11個、フイルムコンデンサー2個、半固定VR2個交換
C−7C. 修理前 ノイズAMP基板裏  
C−7D. 修理(半田補正)後 ノイズAMP基板裏  
C−7E. 完成ノイズAMP基板裏 洗浄後
C−8A. 修理前 SW基板
C−8B. 修理後 SW基板
C−8C. 修理前 SW基板裏
C−8D. 修理(半田補正)後 SW基板裏
C−8E. 完成SW基板裏 洗浄後
C−5G. 修理前 SW基板裏ラッピング1
C−5H. 修理後 SW基板裏ラッピング1、半田を浸みこませる
C−5I. 修理前 SW基板裏ラッピング2
C−5J. 修理後 SW基板裏ラッピング2、半田を浸みこませる
C−B.交換部品
C−CA. 修理前 上から
C−CB. 修理後 上から
E.調整・測定 FM受信感度、RL分離測定調整
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 400HZ・1KHZの変調信号を30dBで出す これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計、左メータ=L出力、右メータ=R出力
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力
       右=オシロ出力波形 上=R出力、下=L出力
     下オシロ=検波出力波形
     変調信号を30dB=実際の受信では、最低限のレベルで外来ノイズを受け始めるレベル
E−2A.FM 感度、RL分離測定調整 R側
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 400HZの Rのみ変調信号を 30dBで出す これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計=0.15%、左メータ=L出力、右メータ=R出力(最大0.3%レンジ)
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力(最大3Vレンジ)、黒針=L出力(最大0.03Vレンジ)
       右=出力波形 上=R出力、下=L出力
E−2B.FM 感度、RL分離測定調整 L側
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 400HZの Lのみ変調信号を 30dBで出す、これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計=0.15%、左メータ=L出力、右メータ=R出力(最大0.3%レンジ)
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力(最大0.03Vレンジ)、黒針=L出力(最大3Vレンジ)
       右=出力波形 上=R出力、下=L出力
E−3A.FM 感度、RL分離測定調整 R側
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 1000HZの Rのみ変調信号を 30dBで出す これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計=0.12%、左メータ=L出力、右メータ=R出力(最大0.3%レンジ)
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力(最大3Vレンジ)、黒針=L出力(最大0.03Vレンジ)
       右=出力波形 上=R出力、下=L出力
E−3B.FM 感度、RL分離測定調整 L側
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 400HZの Lのみ変調信号を 30dBで出す、これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計=0.1%、左メータ=L出力、右メータ=R出力(最大0.3%レンジ)
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力(最大0.03Vレンジ)、黒針=L出力(最大3Vレンジ)
       右=出力波形 上=R出力、下=L出力
EE.最適な入力でのFM受信感度、RL分離測定調整
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 400HZ・1KHZの変調信号を55dBで出す これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計、左メータ=L出力、右メータ=R出力
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力
       右=オシロ出力波形 上=R出力、下=L出力
     下オシロ=検波出力波形
EE−2A.FM 感度、RL分離測定調整 R側
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 400HZの Rのみ変調信号を55dBで出す これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計=0.04%、左メータ=L出力、右メータ=R出力(最大0.1%レンジ)
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力(最大3Vレンジ)、黒針=L出力(最大0.03Vレンジ)
       右=出力波形 上=R出力、下=L出力
EE−2B.FM 感度、RL分離測定調整 L側
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 400HZの Lのみ変調信号を55dBで出す、これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計=0.045%、左メータ=L出力、右メータ=R出力(最大0.1%レンジ)
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力(最大0.03Vレンジ)、黒針=L出力(最大3Vレンジ)
       右=出力波形 上=R出力、下=L出力
EE−3A.FM 感度、RL分離測定調整 R側
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 1000HZの Rのみ変調信号を55dBで出す これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計=0.04%、左メータ=L出力、右メータ=R出力(最大0.1%レンジ)
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力(最大3Vレンジ)、黒針=L出力(最大0.03Vレンジ)
       右=出力波形 上=R出力、下=L出力
EE−3B.FM 感度、RL分離測定調整 L側
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 1000HZの Lのみ変調信号を60dBで出す、これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計=0.04%、左メータ=L出力、右メータ=R出力(最大0.1%レンジ)
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力(最大0.03Vレンジ)、黒針=L出力(最大3Vレンジ)
       右=出力波形 上=R出力、下=L出力
E−4. 引き続き24時間エ−ジング。
       下は曾おじいさんに当たるKT−7000測定データーでは、差が有るが、FMの放送を聴くと好みが分かれる所でしょう
                      kt9700-1n
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