KENWOOD KT−9700 修理記録
平成17年8月25日到着   平成18年2月20日完成
A. 修理前の状況
  • オーバーホール修理。

B. 原因
  • 経年劣化。

AE. 修理前点検測定

C. 修理状況
  • RF増幅、、トラッキング、IF回路、MPX回路、修理・調整。
    配線手直し、補強。
    半固定VR交換。
    3Pインレットソケット取付(支給)。
    WBT RCA端子に交換。
    整流ダイオード交換(支給)。
    メータランプ交換。
    出力線を銀線に交換(銀線支給)。


D. 使用部品
  • 電解コンデンサー(オーディオコンデンサー使用)          59個。
    整流ダイオード(支給)                          4個。
    半固定VR                                13個。
    WBT RCA端子 WBT−0201                   2組。
    メータランプ                                3個。
    3Pインレットソケット                           1個。
    0.8mm銀線(支給)。


E. 調整・測定

EE. 周波数・調整・測定

F. 修理費   111,600円    オーバーホール修理。

S. KENWOOD KT−9700 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A11. 上蓋のブロック図
A21. 上蓋を取った所
A22. 上蓋を+シールドを取る
A3. 下蓋を取った所
A4. ACコードを3Pインレットに交換する、コードの所が狭いので、下の位置かACコンセントの所に付ける
A5. 出力RCA端子の交換 既存の穴が大きく、左のWBT製品をお勧め、右の物はワッシャが小さく割れる事が有る
                   WBT RCA製品の費用は別途必要
A6. 素人がコアを回して割る、ボビンの頭が黒い所の3個、取り外すのと、代替えを探すのが大変
     1個数十円のコアが数千円になる事も珍しくない、だからメーカは修理しない
A7. RF−MIX基板、シールドの半田にヒビ
A8. 前パネル裏のボロボロの遮光の為のスポンジ
AE. 修理前の測定
AE1. <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 400HZ・1KHZの変調信号を55dBで出す これを受信し出力を測定する
     上記の様にRF−MIX部のコアが欠けており、感度が悪く、55dBで無いと、ステレオに成らない
     中左=歪み率計、左メータ=L出力、右メータ=R出力
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力
       右=オシロ出力波形 上=R出力、下=L出力
     下オシロ=検波出力波形
AE2A. FM 感度、RL分離測定調整 R側
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで400HZの Rのみ変調信号を55dBで出す これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計=0.6%、左メータ=L出力、右メータ=R出力(最大1%レンジ)
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力(最大3Vレンジ)
       右=出力波形 上=R出力、下=L出力
AE2B. FM 感度、RL分離測定調整 L側
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 400HZの Lのみ変調信号を55dBで出す、これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計=0.6%、左メータ=L出力、右メータ=R出力(最大1%レンジ)
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力(最大3Vレンジ)
       右=出力波形 上=R出力、下=L出力
AE3A. FM 感度、RL分離測定調整 R側
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 1KHZの Rのみ変調信号を55dBで出す これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計=0.6%、左メータ=L出力、右メータ=R出力(最大1%レンジ)
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力(最大3Vレンジ)
       右=出力波形 上=R出力、下=L出力
AE3B. FM 感度、RL分離測定調整 L側
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 1KHZの Lのみ変調信号を55dBで出す、これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計=0.6%、左メータ=L出力、右メータ=R出力(最大1%レンジ)
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力(最大3Vレンジ)
       右=出力波形 上=R出力、下=L出力
AE4. その時のSメータ
C. 修理状況
C1. 修理中 前面パネルを取り修理中
C11. 修理前 電源基板
C12. 修理後 電源基板  電解コンデンサー12個、整流ダイオード交換
C13. 修理前 電源基板裏
C132. 修理中 電源基板裏半田不良ケ所
C133. 修理中 電源基板裏半田不良ケ所
C14. 修理(半田補正)後 電源基板裏
C142. 修理(半田補正)後 電源基板裏、ダイオードの足の半田部分
C15. 完成電源基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C21. 修理前 電源基板ラッピング1、前回の修理(電源トランス交換?)で不要なラッピング跡がある
C22. 修理前 電源基板ラッピング2、前回の修理で不要なラッピング跡がある
C23. 修理後 電源基板ラッピング1・2、半田を浸みこませる
C31. 修理前 RF−MIX基板
C32. 修理前  RF−MIX基板、割れたコアー
C33. 修理後  RF−MIX基板、コアー交換
C34. 修理前  RF−MIX基板、シールドの半田にヒビ
C35. 修理前  RF−MIX基板、シールドの半田補正後
C36. 修理後 RF−MIX基板 電解コンデンサー3個、コア3個交換 
C37. 修理前 RF−MIX基板裏
C38. 修理中 RF−MIX基板裏 半田不良
C39. 修理(半田補正)後 RF−MIX基板裏
C3A. 修理中 RF−MIX基板裏 不要なフラックスを取る
C3B. 完成RF−MIX基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C41. 修理前 IF基板
C42. 修理後 IF基板 電解コンデンサー11個、半固定VR4個交換
C43. 修理前 IF基板裏
C44. 修理(半田補正)後 IF基板裏
C45. 修理中 IF基板裏 不要なフラックスを取る
C46. 完成IF基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C47. 修理前 IF基板ラッピング
C48. 修理後 IF基板ラッピング、半田を浸みこませる
C51. 修理前 MPX基板
C52. 修理後 MPX基板 電解コンデンサー10個、半固定VR5個交換
C53. 修理前 MPX基板裏  
C54. 修理(半田補正)後 MPX基板裏  
C55. 修理中 MPX基板裏 不要なフラックスを取る
C56. 完成MPX基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C57. 修理前 MPX基板裏ラッピング
C58. 修理前 MPX基板裏ラッピング、半田を浸みこませる
C61. 修理前 デイスクリート基板 コネクターの使用が無く、修理は大変
C62. 修理中 デイスクリート基板取り出す
C63. 修理後 デイスクリート基板 電解コンデンサー13個、半固定VR1個交換
C64. 修理前 デイスクリート基板裏 コネクターの使用が無く、修理は大変  
C65. 修理中 デイスクリート基板裏
C66. 修理(半田補正)後 デイスクリート基板裏  
C67. 修理中 デイスクリート基板裏 不要なフラックスを取る
C68. 完成デイスクリート基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C71. 修理前 ノイズAMP基板
C72. 修理後 ノイズAMP基板 電解コンデンサー3個、半固定VR1個交換
C73. 修理前 ノイズAMP基板裏  
C74. 修理(半田補正)後 ノイズAMP基板裏  
C75. 完成ノイズAMP基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C76. 修理前 ノイズAMP基板ラッピング
C77. 修理後 ノイズAMP基板ラッピング、半田を浸みこませる
C81. 修理前 SW基板
C82. 修理後 SW基板 電解コンデンサー10個、半固定VR1個交換
C83. 修理前 SW基板裏
C84. 修理(半田補正)後 SW基板裏
C85. 完成SW基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C86. 修理前 SW基板裏ラッピング1
C87. 修理後 SW基板裏ラッピング1、半田を浸みこませる
C88. 修理前 SW基板裏ラッピング2
C89. 修理後 SW基板裏ラッピング2、半田を浸みこませる
C9. 修理中 後パネルを取り修理中
C91. 修理前 ACコードを3Pインレットに交換する、コードの所が狭いので、ACコンセントの所に付ける
C92. 修理後 ACコードを3Pインレットに交換する、ソケットは皿ビス用を使用
C93. 修理中 ANT端子基板裏
C94. 修理(半田補正)後 ANT端子基板裏
C95. 完成ANT端子基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C96. 修理前 出力RCA端子の交換
C97. 修理後 出力RCA端子の交換  WBT−0201 RCA製品を使用
CA1. 修理前 出力線の銀線交換 上の右から左+右の上から下の黄色と青の線4本
CA2. 修理後 出力線の銀線交換 
CB1. 修理中 メータランプ押さえのスポンジ交換、左=交換、中・右=古い物
CB2. 修理中 左メータランプ交換 
CB3. 修理中 右メータランプ交換
CC. パネル清掃
CD. 交換部品
CE1. 修理前 上から
CE2. 修理後 上から
CE3. 修理前 下から
CE4. 修理後 下から
E. 調整・測定 FM受信感度、RL分離測定調整
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 400HZ・1KHZの変調信号を30dBで出す これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計、左メータ=L出力、右メータ=R出力
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力
       右=オシロ出力波形 上=R出力、下=L出力
     下オシロ=検波出力波形
E21. FM 感度、RL分離測定調整 R側
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 400HZの Rのみ変調信号を 47dBで出す これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計=0.05%、左メータ=L出力、右メータ=R出力(最大0.1%レンジ)
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力(最大1Vレンジ)、黒針=L出力(最大0.01Vレンジ)
       右=出力波形 上=R出力、下=L出力
E22. FM 感度、RL分離測定調整 L側
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 400HZの Lのみ変調信号を 47dBで出す、これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計=0.08%、左メータ=L出力、右メータ=R出力(最大0.1%レンジ)
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力(最大0.03Vレンジ)、黒針=L出力(最大3Vレンジ)
       右=出力波形 上=R出力、下=L出力
E31. FM 感度、RL分離測定調整 R側
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 1000HZの Rのみ変調信号を 47dBで出す これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計=0.05%、左メータ=L出力、右メータ=R出力(最大0.1%レンジ)
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力(最大1Vレンジ)、黒針=L出力(最大0.01Vレンジ)
       右=出力波形 上=R出力、下=L出力
E32. FM 感度、RL分離測定調整 L側
     <見方>
     上のFMステレオ信号発信器より 84MHZで 1000HZの Lのみ変調信号を 47dBで出す、これを受信し出力を測定する
     中左=歪み率計=0.06%、左メータ=L出力、右メータ=R出力(最大0.1%レンジ)
       中=出力電圧測定器、赤針=R出力(最大0.01Vレンジ)、黒針=L出力(最大1Vレンジ)
       右=出力波形 上=R出力、下=L出力
E4. 最終調整、バリコンの羽根を調整して、目盛りと合わせる
EE. 周波数・調整・測定 下右=周波数カウンター 下左=発振器
EE2. 77MHZに調整
EE3. 83MHZに調整
EE4. 88MHZに調整
E5. 引き続き24時間エージング。
S. KENWOOD KT−9700 の仕様(マニアル・カタログより) 
受信周波数 76MHz〜90MHz
アンテナ入力インピーダンス A=300Ω平衡、75Ω不平衡。 B=75Ω不平衡
SN比50dB Qieting Sensitivity MONO  =2.8μV(IHF) 14.1dBf(新IHF)
STEREO=30μV(IHF) 34.7dBf(新IHF) 
感度  0.8μV(75ΩIHF) 1.5μV(300ΩIHF)8.7dBf(新IHF)
歪率          WIDE    1kHz     0.05%(MONO)  0.07%(STEREO)
      50Hz〜10kHz 0.08%(MONO)  0.1%(STEREO)
        15kHz    0.08%(MONO) 0.25%(STEREO)
NORMAL 1kHz     0.09%(MONO)   0.2%(STEREO)
      50Hz〜10kHz 0.15%(MONO)  0.25%(STEREO)
        15kHz    0.15%(MONO)    0.4%(STEREO)
NARROW 1kHz      0.15%(MONO)     0.4%(STEREO)
SN比
   (100%変調1mV ANT入力)
84dB(MONO) 80dB(STEREO)
イメージ比  120dB
選択度(IHF) WIDE    30dB(400kHz)
NORMAL  50dB(400kHz)
NARROW 110dB(400kHz) 60dB(±300kHz) 
IF妨害比 120dB
Harmonics Spurious Response 120dB
AM抑圧比 65dB
キャプチャーレシオ 0.8dB(WIDE) 1.0dB(NORMAL) 1.5dB(NARROW)
ステレオセパレーション     WIDE     1kHz        60dB
         50Hz〜10kHz   50dB
         15kHz       40dB
NORMAL   1kHz        55dB
         50Hz〜10kHz   45dB
         15kHz       38dB
NARROW  1kHz         50dB
         50Hz〜10kHz   40dB
         15kHz        33dB
キャリアケージ ±0.2dB
周波数特性 50Hz〜10kHz  ±0.2dB
30Hz〜15kHz  +0.2dB −0.6dB
出力レベル & 出力インピーダンス 1kHz 100%変調 FIXED    0.75V 1.3kΩ
             VARIABLE 0〜1.5V 100Ω
マルチパス出力 Vertical(垂直)  :40mV 100Ω(AM1kHz 30%変調)
Horizonta(水平):500mV 10kΩ(FM1kHz 100%変調)
電源電圧 100V  50Hz/60Hz
定格消費電力 30W
電源コンセント Unswitched 1個付き
寸法 約440(W)mm×154(H)mm×393(D)mm
重量 約11.5kg
                      kt9700-2v
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。  写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。 Copyright(C) 2014 Amp Repair Studio All right reserved.