KENWOOD KT−8300 修理記録
2017/7/7到着   完成
A. 修理前の状況
  • FMチューナーのKT-8300が、ガリガリ(バリバリ)音が出てしまい、FMが 聞けなくなってしまいました。


B. 原因
  • 各部経年劣化。
    IC不良


C. 修理状況
  • RF増幅、トラッキング、IF回路、MPX回路、修理・調整。
    配線手直し、補強。
    半固定VR交換。
    メータランプ1部交換。
    RCA端子増設。

W. ワイドFMバンドの試み

D. 使用部品
  • 電解コンデンサー(オーディオコンデンサー使用)          54個。
    半固定VR                                10個。
    メータランプ                                2個。
    RCA端子                               1組2個。
    IC                                       7個。
    フイルムコンデンサー                        6個。
    TR(トランジスター)                         15個


E. 調整・測定

F. 修理費   74,000円    オーバーホール修理。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. KENWOOD KT−8300 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後右から見る
A15. 点検中 上から見る
A16. 点検中 上蓋を取り、上から見る
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A24. 点検中 下から見る
A25. 点検中 下蓋を取り、下から見る
A31. 点検中 出力RCA端子類。
A41. 点検中 ACケーブル取り付け
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前 メイン基板
C112. 修理中 メイン基板。電解コンデンサー固定するトルエン溶媒の接着剤。
C113. 修理後 メイン基板。トルエン溶媒の接着剤を取り去り、コートを塗布後。
C12. 修理後 メイン基板。
            フイルムコンデンサー6個、電解コンデンサー52個、半固定VR10個、TR(トランジスター)14個、IC7個交換
C13. 修理前 メイン基板裏
C14. 修理(半田補正)後 メイン基板裏
C15. 完成メイン基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C21. 修理前 フロントエンド
C22. 修理中 フロントエンド。 取り出す。
C23. 修理中 フロントエンド。 シールド取る。
C24. 修理後 フロントエンド TR(トランジスター)1個、電解コンデンサー2個交換
C25. 修理前 フロントエンド裏
C26. 修理(半田補正)後 フロントエンド裏
C27. 完成フロントエンド裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C31. 修理前 メイン基板ラッピング
C32. 修理後 メイン基板ラッピング、半田を浸みこませる
C33. 修理前 メイン基板基板ラッピング2
C34. 修理後 メイン基板ラッピング2、半田を浸みこませる
C35. 修理前 メイン基板基板ラッピング3
C36. 修理後 メイン基板ラッピング3、半田を浸みこませる
C41. 修理前 出力RCA端子。
C42. 修理後 出力RCA端子増設。
C51. パネル清掃
C61. 交換部品
C71. 修理前 上から
C72. 修理後 上から
C73. 修理前 下から
C74. 修理後 下から
W.. ワイドFMバンドの試み。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
W1. 最高92MHzまで受信可能。
W2. 90MHzにダイアル目盛りを合わせる。
W2. 中心83MHz受信。 50kHzズレる。
W2. 最低76MHz受信。 200kHzズレる。
E. 調整・測定、 「FM受信感度、RL分離測定、周波数調整」。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
     <見方>
     中上の「LEADER 3216P FM ステレオ信号発信器」より信号を出す。 これを受信し出力を測定する。
         表示LED、 左端=変調度、 中左=メモリNo、 中右=出力周波数、 右端=出力レベル。
     中下=R出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
     下=L出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
E11. トラッキング調整、 77MHZのポイントで合わす、 出力レベル30dBでメータ校正。
E12. トラッキング調整、 84MHZのポイントで合わす、 出力レベル40dBでメータ校正。
E13. トラッキング調整、 89MHZのポイントで合わす、 出力レベル70dBでメータ校正。
E14. 経年変化でコイルを調整しないと不可、 シールドを外し調整中。
E21. FM モノラル受信測定。
     <見方>
     中上の「LEADER 3216P FM信号発信器」より信号を出す。 これを受信し出力を測定する。
         変調度=100%、 出力周波数=83MHZ、 出力レベル=40dB。
     中下=R出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=0.75V、 歪み率=0.084%。
     下=L出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=0.75V、 歪み率=0.087%。
E31. FM ステレオ受信測定。
     <見方>
     中上の「LEADER 3216P FM ステレオ信号発信器」より信号を出す。 これを受信し出力を測定する。
         変調度=100%、 出力周波数=83MHZ、 出力レベル=40dB。
     中下=R出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=0.75V、 歪み率=0.087%。
     下=L出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=0.75V、 歪み率=0.09%。
E32. FM ステレオ受信測定(分離度)。
     <見方>
     中上の「LEADER 3216P FM ステレオ信号発信器」より「R側信号」を出す。 これを受信し出力を測定する。
         変調度=100%、 出力周波数=83MHZ、 出力レベル=40dB。
     中下=R出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=0.75V、 歪み率=0.088%。
     下=L出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=2.6mV、 歪み率=レベル不足で計測不可。
E33. FM ステレオ受信測定(分離度)。
     <見方>
     中上の「LEADER 3216P FM ステレオ信号発信器」より「L側信号」を出す。 これを受信し出力を測定する。
         変調度=100%、 出力周波数=83MHZ、 出力レベル=40dB。
     中下=R出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=2.6mV、 歪み率=レベル不足で計測不可。
     下=L出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=0.75V、 歪み率=0.091%。
E41. 帯域測定。 Spectrum analyzer RIGOL DS815で測定。
E42. FM_IF_Wide帯域測定。
E43. FM_IF_Narrow帯域測定。
E5. 引き続き24時間エージング。
Y1. ユーザー宅へ設置。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況。
S. KENWOOD KT−8300 の仕様(マニアル・カタログより) 
形式 FMチューナー KT8300
受信周波数 76MHz〜90MHz
アンテナインピーダンス 300Ω平衡、 75Ω不平衡
感度 75Ω=10.8dBf(新IHF)/0.95μV(IHF)
300Ω=10.8dBf(新IHF)
SN比50dB感度 mono=15.8dBf(新IHF)/1.7μV(IHF)
stereo=37.2dBf(新IHF)/20μV(IHF)
歪率(mono/stereo) wide
  • 100Hz=0.04%/0.07%
    1kHz=0.04%/0.05%
    6kHz=0.05%/0.08%
    15kHz=0.05%/0.4%
    50Hz〜10kHz=0.06%/0.15%
narrow
  • 100Hz=0.04%/0.3%
    1kHz=0.15%/0.12%
    6kHz=0.4%/0.2%
    15kHz=0.06%/1.0%
    50Hz〜10kHz=0.4%/0.3%
SN比(100%変調、1mV入力) mono=84dB、 stereo=80dB
イメージ妨害比 120dB
選択度(IHF) wide=45dB、 narrow=60dB(300kHz)
IF妨害比 110dB
スプリアス妨害比 120dB
AM抑圧比 65dB
キャプチャーレシオ wide=1.0dB、 narrow=2.0dB
サブキャリア抑圧比 72dB
ステレオセパレーション wide=55dB(1kHz)、 47dB(50Hz〜10kHz)、40dB(15kHz)
narrow=50dB(1kHz)、 40dB(50Hz〜10kHz)、 33dB(15kHz)
周波数特性 30Hz〜15kHz +0.3 -0.5dB
出力電圧/インピーダンス FM(1kHz、100%変調)=0V〜1.3V/1.5kΩ(variable)、
                0.75V/2.5kΩ(fixe)
マルチパス出力=0.02V/1kΩ(vertical)、
            0.35V/10kΩ(horizontal)
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力
    (電気用品取締法)
20W
外形寸法 幅440×高さ153×奥行402mm
重量 7.5kg
価格 63,000(1978年発売)
                      kt8300_1b
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