Accuphasee T−106 修理記録
同時修理 P−300L  C−200Lはこちら  平成26年5月26日持込  月日完成
A. 修理前の状況
  • 片側のメーターの照明ランプ切れ。
    その他は今のところ症状無し。
    昭和61年に私が新品購入したワンオーナー品です。
    この先も長く使用したいのでオーバーホールをお願いします。


B. 原因


C. 修理状況
  • RF増幅、トラッキング、IF回路、MPX回路、修理・調整。
    AM回路調整。
    半固定VR交換。
    電解コンデンサーをオーディオ用に交換。
    全半田補正。


     

D. 使用部品
  • 電解コンデンサー(ミューズ使用)       33個。
    フイルムコンデンサー              個。
    半固定VR                     10個。
    TR(トランジスター)                個。
    OP・AMP                      4個。
    IC                           個。
    制御リレー                      1個。
    メータランプ                     2個。
    ボタン電池                      1個。
E. 調整・測定

F. 修理費    110,000円    オーバーホール修理

S. Accuphasee T−106 の仕様(マニアル・カタログより)
A. 修理前の状況
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A13. 点検中 後左から見る
A14. 点検中 上から見る
A15. 点検中 上蓋を取り、上から見る
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後左から見る
A41. 点検中 下から見る
A42. 点検中 下蓋を取り、下から見る
A51. 点検中 出力RCA端子。
A52. 点検中 ANT入力端子。
C. 修理状況
C11. 修理前 フロント・エンド=RF、MIX、IF・OUT基板
C12. 修理後 フロント・エンド=RF、MIX、IF・OUT基板
C13. 修理前 フロント・エンド=RF、MIX、IF・OUT基板裏
C14. 修理(半田補正)後 フロント・エンド=RF、MIX、IF・OUT基板裏
C15. 完成フロント・エンド=RF、MIX、IF・OUT基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
C21. 修理前 FM・AM受信基板。 電解コンデンサー38個、半固定VR個10交換。
C22. 修理後 FM・AM受信基板
C23. 修理前 FM・AM受信基板裏
C24. 修理(半田補正)後 FM・AM受信基板裏
C25. 完成FM・AM受信基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
C31. 修理前 AM部基板
C32. 修理後 AM部基板
C33. 修理前 AM部基板裏
C34. 修理(半田補正)後 AM部基板裏
C35. 完成AM基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
C41. 修理前 FM部基板
C42. 修理後 FM部基板
C43. 修理前 FM部基板裏
C44. 修理(半田補正)後 FM部基板裏
C45. 完成FM部基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
C51. 修理前 FM部2基板
C52. 修理後 FM部2基板
C53. 修理前 FM部2基板裏
C54. 修理(半田補正)後 FM部2基板裏
C55. 完成FM部2基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
C61. 修理前 制御基板
C62. 修理後 制御基板。 電解コンデンサー33個、ボタン電池交換。 
C63. 修理前 制御基板裏
C64. 修理(半田補正)後 制御基板裏
C65. 完成制御基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
C81. 修理前 電源基板
C82. 修理後 電源基板 電解コンデンサー3個交換
C83. 修理前 電源基板裏
C84. 修理(ハンダ補正)後 電源基板裏 全ハンダやり直し
CB. 交換部品
CC1. 修理前 上から見る
CC2. 修理後 上から見る
CC3. 修理前 下から見る
CC4. 修理後 下から見る
CC5. 完成
E. 調整・測定、 FM受信感度、RL分離測定調整.
     <見方>
中上の「LEADER 3216P FMステレオ信号発信器」より信号を出す。これを受信し出力を測定する。
   表示LED、 左端=変調度、 中左=メモリNo、 中右=出力周波数、 右端=出力レベル。
中下=R出力測定。
   「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
   表示LED、 左端=メモリーNo、中左=周波数測定、中右=出力電圧測定、右端=歪み率測定。
下=L出力測定。
   「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
   表示LED、 左端=メモリーNo、中左=周波数測定、中右=出力電圧測定、右端=歪み率測定。
E11. トラッキング調整、 78MHZのポイントで合わす。
E12. トラッキング調整、 83MHZのポイントで合わす。
E13. トラッキング調整、 88MHZのポイントで合わす。
E21. FM モノラル受信測定。
     <見方>
   中上の「LEADER 3216P FM信号発信器」より信号を出す。 これを受信し出力を測定する。
        変調度=50%、 出力周波数=87MHZ、 出力レベル=40dB。
   中下=R出力測定。
        「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
        変調周波数=1kHz、 出力電圧=1.85V、 歪み率=0.12%。
   下=L出力測定。
        「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
        変調周波数=1kHz、 出力電圧=1.85V、 歪み率=0.13%。
E31. FM ステレオ受信測定。
     <見方>
   中上の「LEADER 3216P FMステレオ信号発信器」より信号を出す。
         これを受信し出力を測定する。
         変調度=50%、 出力周波数=87MHZ、 出力レベル=50dB。
   中下=R出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=1.46V、 歪み率=0.16%。
   下=L出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=1.43V、 歪み率=0.15%。
E32. FM ステレオ受信測定(分離度)。
     <見方>
   中上の「LEADER 3216P FMステレオ信号発信器」より「R側信号」を出す。
         これを受信し出力を測定する。
         変調度=50%、 出力周波数=87MHZ、 出力レベル=50dB。
   中下=R出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=1.44V、 歪み率=0.45%。
  下=L出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=19.7mV、 歪み率=25%。
E33. FM ステレオ受信測定(分離度)。
     <見方>
     中上の「LEADER 3216P FM ステレオ信号発信器」より「L側信号」を出す。
         これを受信し出力を測定する。
         変調度=50%、 出力周波数=87MHZ、 出力レベル=50dB。
     中下=R出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=19.9mV、 歪み率=24%。
     下=L出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=1.42V、 歪み率=0.45%。
E41. AM 感度測定調整
     <見方>
     中上の「LEADER 3216P AM信号発信器」より出す。
       変調周波数=1kHz、変調度=50%、 出力周波数=600kHZ、 出力レベル=50dB。
     中下=出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=19.9mV、 歪み率=24%。
E42. AM 感度測定調整
     <見方>
     中上の「LEADER 3216P AM信号発信器」より出す。
       変調周波数=1kHz、変調度=50%、 出力周波数=1000kHZ、 出力レベル=50dB。
     中下=出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=19.9mV、 歪み率=24%。
E4.  24時間エージング。 左は、GAS AMPZILLA 2A. 6台目
S. Accuphasee T−106 の仕様(マニアル・カタログより) 
型式 AM/FMチューナー T−106
FMモノラル特性
受信周波数 76.0MHz〜90.0MHz
実用感度 11dBf(IHF)
S/N 50dB感度 17dBf(IHF)
定在波比 1.5
S/N(80dBf入力、A補正) 90dB
全高調波歪率
(80dBf入力、±75kHz偏移、Normal時)
20Hz=0.04%、1kHz=0.04%、10kHz=0.04%
IM歪率(80dBf入力、±75kHz偏移) 0.01%
周波数特性 10Hz〜16000Hz +0 -1.0dB
2信号選択度(IHF) 妨害波、 Normal、 Narrow。
400kHz、  70dB、 100dB。
300kHz、  30dB、  70dB。
200kHz、   8dB、  22dB。
キャプチャーレシオ 1.5dB
RF相互変調 80dB
スプリアス妨害比 120dB
イメージ比 120dB
IF/2スプリアス・レスポンス 100dB
AM抑圧比(65dBf入力) 80dB
サブキャリア抑圧比 70dB
SCA妨害比 80dB
出力電圧(±75kHz偏移) 1.0V
FMステレオ特性
感度(IHF) S/N 40dB=29dBf
S/N 50dB=37dBf
S/N(80dBf入力、A補正) 85dB
全高調波歪率
(80dBf入力、±75kHz偏移、Normal時)
20Hz=0.04%、1kHz=0.04%、10kHz=0.08%
IM歪率(80dBf入力、±75kHz偏移) 0.03%
周波数特性 10Hz〜16000Hz +0 -0.5dB
ステレオ分離度 100Hz=50dB、1kHz=50dB、10kHz=45dB
自動ステレオ切替入力電圧 20dBf
AMチューナー部
受信周波数 522kHz〜1611kHz
実用感度(S/N 20dB) 20μV/m
イメージ妨害比 50dB
全高調波歪率(1mV/m、1kHz、30%変調) 0.3%
S/N比(1mV/m、1kHz、30%変調) 50dB
ディエンファシス 100μS
出力電圧(30%変調) 0.3V
総合
アンテナ FM=75Ω不平衡(300Ω平衡変換器付)
AM=空芯ループアンテナ
同調方式 クォーツ・シンセサイザー方式
14局ランダムメモリー・チューニング
検波方式 FM=DGL方式
AM=シンクロナス方式
出力インピーダンス 固定出力=200Ω
可変出力=1.25kΩ(最大)
メーター(2個表示) 信号強度、マルチパス/モジュレーション切替式
使用半導体 トランジスタ=38個、FET=6個、IC=50個
ダイオード=63個、LED=10個、オプト・カプラー=2個
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 23W
外形寸法 幅445×高さ128(脚含む)×奥行370mm
重量 9kg
価格 \145,000(1984年1月発売)
別売品 ウッドキャビネット A-9=\16,000
                      t106-1-h
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