Anritsu RG53A. 3台目修理記録
平成15年4月20日到着  平成16年3月26日完成
  1.  修理前の様子
    ハム音が多い
    LSBに対応する
    MHZダイヤルでが周波数が変化しない所あり
    ダイヤルを回しても周波数がUPしない
    急回転しても早く変化しない
    以上を修理後、調整・測定に入る、28MHZ感度OK、20MHZ感度10dB悪し、
    何と、バンドパスフイルターの切り替え回路が不動作
  2.  原因
    経年変化による各部劣化
    C−MOS 不良

  3.  修理状況
    電解コンデンサー交換
    水晶片を交換しLSBに対応  LSB用水晶片在庫有ります@2000円
       スペック
        老舗の「三田電波(株)」で製作
        精度
          周波数許容偏差 25℃±5℃に於いて ±20ppm以内
          周波数温度特性 -10℃〜+60℃(25℃値の) ±20ppm以内
          絶縁抵抗 ケース端子間、DC100V 500MΩ以上
          副共振制限 -2dB以上
          経年変化 ±2ppm以内


    C−MOS交換

  4.  使用部品
    電解コンデンサー   個
    抵抗           個
    LSB用水晶片
    C−MOS        個

  5.  調整・測定

  6.  上位測定機器での調整・測定

  7.  修理費     85,000円     通常修理

A. 修理前の様子
A−1A. アナログ基板
A−1B. アナログ基板裏
A−2A. デジタル基板
A−2B. デジタル基板裏
C. 修理の様子
C−1A. 修理前 バックアップ電池の腐食部分
C−1B. 修理中 腐食はケーブルコネクターまで及んでいる
C−1C. 修理中 電池を外した所
C−1D. 修理中 研磨終了
C−1E. 修理後 フラックスを塗る
C−2A. 修理前 腐食は表基板にも及んでいる
C−2B. 修理中  研磨終了
C−2C. 修理後 フラックスを塗る
−3. 修理中 フォトセンサーアナログ基板
−4. 修理中 PLLの要VCO
−5A. 修理後 C−MOSも必ずブロックで交換
−6A. 修理前 アナログ基板
−6B. 修理後 アナログ基板
−6C. 修理前 アナログ基板裏
−6D. 修理後 アナログ基板裏
C−7A. 修理前 デジタル基板
C−7B. 修理後 デジタル基板
C−7C. 修理前 デジタル基板裏
C−7D. 修理後 デジタル基板裏
C−8. MODE SW
C−9. 交換部品
E. 測定・調整   KEN WOOD TS−940の測定は此方に有りますので比較して下さい
E−1. 測定・調整 
E−2. 周波数精度測定 15MHZのWWW受信 さすがプロ器、周波数はドンピシャリ 下手なSSGは顔負け!
E−3A.  30MHZ感度測定 上のSSGより30.06MHZのAM50%変調の5dBμ受信
                  本体600Ω出力を測定 以下、周波数設定以外同じ状態で測定する
E−3B.  25MHZ感度測定 上のSSGより25.06MHZのAM50%変調の5dBμ受信
E−3B.  20MHZ感度測定 上のSSGより20.06MHZのAM50%変調の5dBμ受信
E−3C.  15MHZ感度測定 上のSSGより15.06MHZのAM50%変調の5dBμ受信
E−3D.  10MHZ感度測定 上のSSGより10.06MHZのAM50%変調の5dBμ受信
E−3E.  5MHZ感度測定 上のSSGより5.05MHZのAM50%変調の5dBμ受信
E−3F.  1MHZ感度測定 上のSSGより1.05MHZのAM50%変調の5dBμ受信
F. 上位測定機器での調整・測定   KEN WOOD TS−940の測定は此方に有りますので比較して下さい
F−1.  15MHZ感度測定 上のSSGより15.06MHZの信号1μVをCWで受信
                  BFOを1KHZに調整して、SP出力を測定
F−2.  オシロの下の波形は1KHZ
F−3.  完成後24時間エージング中 
               規制緩和のお陰で、ヘビーデュティなプロの業務から開放され、ハムの世界で余生を迎える幸せな機器
               今回のRG53Aシリーズでは、最長老
回路図があるので楽
                        rg53a3-10
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