MICROSEIKI 1500−FV Turntable Pumpunit修理記録
平成15年1月1日到着 1月14日完成 
  • A. 修理前の状況
     マイクロ精機のターンテーブル(1500シリーズ空気フローティング・吸着砲金ターンテーブル仕様)の空気ポンプが故障し、空気圧が得られない

    −A. 吐き出し ・・・・・ターンテーブル浮上用。
    −B. 吸い込み ・・・・レコード吸着用。
    −C. 吐き出し ・・・・レコード吸着解除用。

  • B. 原因
     サポートゴムの付け忘れによる、チャンバーに穴明き。
      
  • C. 修理状況
     
  • D. 使用部品

  • E. 修理費  25,000円

C1. 修理中 4個のビンがチャンバーになっている、木が白いのはボンドを塗った為
C2. 修理前 「A.吐き出し用ポンプ」 磁石が完全に鉄心に張り付いている
C3. 修理中  「A.吐き出し用ポンプ」 サポートのゴムを付け忘れたのか、金具が架台を削り取り、チャンバーに穴が明いている
C4. 修理中  「A.吐き出し用ポンプ」 ホットボンド等で補修 サポートのゴムも付ける
C5. 修理中  「A.吐き出し用ポンプ」 反対側ポンプ 弁を清掃する
C6. 修理中  「A.吐き出し用ポンプ」 ゴムはボンドで接着する
C7. 修理中  「A.吐き出し用ポンプ」 吐出チャンバー清掃する
C8. 修理中  「A.吐き出し用ポンプ」 ポンプユニット完成 ネジはペンキで止める
C9. 修理中  「A.吐き出し用ポンプ」 ポンプユニットをケースに入れる
C10. 修理中  「 B.吸い込み C.吐き出し用 ポンプ」 引き出し線のシールが弱いのでシリコンゴムシールを充填する
            この後、さらに「C11」の様に、十分充填をする
C11. 修理後  
C12. 完成
納品後のユーザのメール
 週末の土日をかけて、およそ10年ぶりにアナログレコードをかけました。 快調です!! 素晴らしい再生音です。
今最新のスーパーオーディオCDにも 負けません。 今日のアナログレコード復活に向けて、周辺機器もベストの組み合わせで 備えました。 (10年前までは金田式DCアンプでプリ・メイン自作の愛着ある最高の音でしたが、 息子に壊されたたものの故障修理も情熱と時間が続かず 以後アナログから撤退していました。
 アナログ絶頂期の最高の音を経験しているだけに、出始めのCDの音に 幻滅してCDではクラシック・ジャズを聞く気にはなれませんでした。 最近無性にレコードが聞きたくなり、やっと昨年アキュフェーズの中古品で一式入れ替え) 音の立スピード、静寂感は以前の金田式アンプ時代のほうが上だったと思うが 全体の余裕、実在感は今の組み合わせの方が勝る。なによりシステムの 安定性・信頼感があるので、精神安定上は歳をとったせいかよろしいようです。
 何しろ製造メーカーが無くなり修理不能であった世界最高の軸受けであるターンテーブル が蘇りました。(今見渡しても空気ベアリング軸受けとレコード吸着技術は、マイクロ以外な し) なにより諦めていたレコード再生の復活が成りました。
安月給時代からこつこつ買い集 めた 約1,000枚のレコードが再び最高の音で聞けるようになりました。
                        pump-d
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