MICRO SEIKI BL−111. 5台目修理記録
平成25年12月22日持込  平成26年1月13日完成 
A. 修理前の状況
  • 先月、行きつけの秋葉原のオーディオ・ショップにてこの BL-111を見掛け、思い切ってSMEのアーム、3010Rと共に購入致しました。  早速組み込んで聴いて見たところ今までのプレーヤーとはあまりの音の違いにびっくりし、手持ちのレコードをせっせと聞き直していました。
     ところが、数日前モーター部分からコトコトと小さな異音が発生しているのに気が付きました。
    御社の記事も参考にした結果、どうもモーターの軸受部の油切れではないかと考え、早速オイル(和光テクニカルのターンテーブルの軸受けオイルTi-103と言うものです)を購入しモーター部を分解、下部の軸受部分には手持ちのシリコングリースを塗りました。
     モーター最下部に貼り付けてある FGコイルと言う部分は、内側の一部分が幅5mmほど浮いていましたので、瞬間接着剤で張り付けました。
     また底の軸受周りの金属部分に引っ掻いたような傷と汚れがありますので、以前の持ち主が分解した事があるのかも知れません。
     その後モーター周りの細かなボルトは目がつぶれているといけないので、秋葉原で新しい物を買って来て組み付けました。
    その結果は、残念ながらいまだにコトコトと言うかすかな音がとれません。
     モーター軸を上下に引っ張って見てもまったくガタがありませんので、三つ又型のスペーサーを介して三本の長めのボルトで上部プレートに組み付ける時に、締めすぎてしまったかと言う気もするのですが、これは素人考えなので関係があるかどうか分かりません。
     もう一つの問題は、回転の微調整を行うと回転数のインジケーターの明かりがちらつく現象が有ったのですが、先程再組み上げ後のテスト中に、スィッチを押しても45回転への変更が出来なくなってしまいました。


B. 原因

  • 技量不足。

C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換。
    リレー交換。
    半固定VR交換。
    モーターFGコイル修理・清掃・コート塗布。
    モーターをオーバーホール(修理・清掃・給油)
    スピード切り換えSW交換。
    テーブル足修理。

K. 下蓋及び本体下部 修理状況

D. 使用部品
  • 電解コンデンサー            13個。
    リレー                    1個。
    半固定VR                 3個。
    フイルムコンデンサー          2個。
    スピード切り換えSW           1個。


E. 調整・測定

F. 修理費  70,000円  オーバーホール修理(ユーザーが修理失敗機器は修理費が高くなります)

S. MICRO SEIKI BL−111 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A11. 点検中 前から見る。 
A12. 点検中 前右から見る。
A13. 点検中 後から見る。
A14. 点検中 後左から見る。
A15. 点検中 上から見る。
A16. 点検中 モータ部。
A17. 点検中 33/45切り換えSW、接点復活材がしみ込んでいる。
A21. 点検中 下から見る。 ゴム足3個取れ。
A22. 点検中 下蓋を取り、下から見る。
A23. 点検中 下前から見る。
A24. 点検中 前左から見る。
A25. 点検中 下後から見る。
A26. 点検中 下後右から見る。
A31. 点検中 タンテーブル、上から見る。
A32. 点検中 タンテーブル、反対側上から見る。
A33. 点検中 タンテーブル軸穴を上から見る。
A34. 点検中 タンテーブルを裏側から見る。
A35. 点検中 タンテーブルを反対側裏側から見る。
C. 修理状況
C11. 修理前 制御基板
C12. 修理後 制御基板 半固定VR2個、電解コンデンサー7個、フイルムコンデンサー1個交換
C13. 修理前 制御基板裏
C14. 修理(半田補正)後 制御基板裏
C15. 完成制御基板裏。 余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C21. 修理前 電源・33/45切替基板
C22. 修理後 電源・33/45切替基板 半固定VR1個、電解コンデンサー6個、リレー1個交換
C23. 修理前 電源・33/45切替基板裏
C24. 修理(半田補正)後 電源・33/45切替基板裏
C25. 完成電源・33/45切替基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C31. 修理後 ヒューズ基板
C32. 修理前 ヒューズ基板裏
C33. 修理(半田補正)後 ヒューズ基板裏
C34. 完成ヒューズ基板裏
C41. 修理中 モーター部を取り出す
C42. 修理中 モーター部を取出す、軸側。
C51. 修理中 モーター軸
C52. 修理中 モーター軸、拡大。
C53. 修理前 モーターFGコイル。 DAXの文字の所の瞬間接着剤が剥げている。
C54. 修理後 モーターFGコイル、コート液で固定する。
C55. 修理中 モーター固定子上から見る、錆が発生している。
C56. 修理後 モーター回転子上から見る、CRCで洗浄し、鉱物油を軽く塗布。
C57. 修理中 モーター固定子下から見る、錆が発生している。
C58. 修理後 モーター回転子下から見る、CRCで洗浄し、鉱物油を軽く塗布。
C61. 修理中  操作部、及び表示部。 33/45切り換えSW交換。
C71. 修理後  ゴム足修理。
C81. 交換部品
C91. 修理前  下から見る
C92. 修理後  下から見る。
C93. 足を取り付けて完成。
K. 下蓋及び本体下部 修理状況
K11. 修理前 下蓋表
K12. 修理中 下蓋表、ラッカーを吹く。
K13. 修理前 下蓋裏
K14. 完成 下蓋表
K15. 完成 下蓋裏、さらにラッカーを吹き、 天日で乾燥する。
K21. 修理前 下蓋のアーム取り付穴
K22. 修理中 下蓋のアーム取り付穴、ボンドを染みこませる、ネジ穴も塗る。
K23. 修理後 下蓋のアーム取り付穴、 さらに、ラッカーを吹く。
K24. 修理前 下蓋のアーム取り付穴反対側
K25. 修理中 下蓋のアーム取り付穴反対側、ボンドを染みこませる、ネジ穴も塗る。
K26. 修理後 下蓋のアーム取り付穴反対側、 さらに、ラッカーを吹く。
K31. 修理前 下蓋のトランスカバー取り付穴
K32. 修理中 下蓋のトランスカバー取り付穴、ボンドを染みこませる、ネジ穴も塗る。
K33. 修理後 下蓋のトランスカバー取り付穴、 さらに、ラッカーを吹く。
K34. 修理前 下蓋のトランスカバー取り付穴反対側
K35. 修理中 下蓋のトランスカバー取り付穴反対側、ボンドを染みこませる、ネジ穴も塗る。
K36. 修理後 下蓋のトランスカバー取り付穴反対側、 さらに、ラッカーを吹く。
K41. 修理前 下蓋裏、
K42. 修理中 下蓋裏、圧縮材にボンドを染みこませる、ネジ穴も塗る。
K43. 完成 下蓋裏、 集成材の所等、さらに、ラッカーを吹き固める。
K44. 修理前 下蓋裏後側。
K45. 修理中 下蓋裏後側、圧縮材にボンドを染みこませる、ネジ穴も塗る。
K46. 完成 下蓋裏側後側、ラッカーを吹く。
K51. 修理前 本体木枠下
K52. 修理中 本体木枠下、圧縮材にボンドを染みこませる、ネジ穴も塗る。
K53. 完成 本体木枠下、ラッカーを吹く。
K54. 修理中 本体木枠下前から、圧縮材にボンドを染みこませる、ネジ穴も塗る。
K55. 完成 本体木枠下下前から、ラッカーを吹く。
K61. 修理前 モーター取り付け部
K52. 修理中 モーター取り付け部、圧縮材にボンドを染みこませる、ネジ穴も塗る。
K53. 完成 モーター取り付け部、ラッカーを吹く。
K54. 修理中 本体木枠下、操作パネル止めネジ穴も塗る、 ケース枠は2回目塗り。
K55. 完成 本体木枠下、操作パネル止めネジ穴、ラッカーを吹く。
E. 調整・測定
E1.  33回転ストロボ
E2.  45回転ストロボ
E3. 完成。  24時間エージング。 
S. MICRO SEIKI BL−111 の仕様(カタログ・マニアルより) 
型式 アームレスプレイヤー BL−111
駆動方式 ベルトドライブ方式
使用モーター 4極6スロット、アウターローター型ブラシレスDCサーボモーター
定格回転数 33 1/3、45rpm
ターンテーブル 砲金製、直径310mm、重量10kg、慣性モーメント1500kg・cm2
回転ムラ 0.025%以下(WRMS)
SN比 60dB以上(JIS)
回転数微調整範囲 ±6%以内
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 12W
外形寸法 幅532×高さ230×奥行440mm
重量 36kg
付属 アームマウントベース A-1200シリーズ
価格 270,000円
              bl111-52a
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。  写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。 Copyright(C) 2014 Amp Repair Studio All right reserved.