Technics SH−8065 修理
2022/2/14到着   3/5完成
A. 修理前の状況
  • ご無沙汰しております。 一昨年の9月にマッキントッシュC−29のオーバーホールをして頂きました。
    パナソニック製イコライ ザーSH−8065のオーバーホールをお願いします。
    修理とオーバーホールは以下の通りです。
    • @ 電源が入りません、2年近く前に試聴中突然切れました。
        オークションで8年前に入手しました。
    • A 各素子コンデンサー、ダイオード等の交換と半田盛直し修正。
    • B 背面電源コード(カスタマイズしてます)を3Pインレットに交換。
    • C RCA端子をC−29オーバーホール時と同じWBT社製の製品に交換。
    • D メインSWが脆弱と思われ出来ればもう少し高い部品に交換して欲しい。
        なおバンド(1か所破損)は36ありますが修繕しなくて結構です。

B.  原因
  • 電源電解コンデンサー液漏れにより、電源トランス焼損。
    各部経年劣化。

C. 修理状況
D. 使用部品
  • 電解コンデンサー                     44個。
    フイルムコンデンサー                   8個。
    OP−AMP                        40個。
    3Pインレット、FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ 1個。
    テフロン絶縁製RCA端子              2組4個。
    WBT−0201                       2組。
    ヒューズ増設                   3個+1個。

E. 調整・測定


F. 修理費             110,000円、 オーバホール修理。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. Technics SH−8065 の仕様(カタログ・マニアルより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る。
A12. 点検中 前右から見る。
A13. 点検中 後から見る。
A14. 点検中 後から、電源コード見る。
A15. 点検中 後左から見る。
A16. 点検中 上から見る。
A17. 点検中 上下蓋を取り、上から見る。
A18. 点検中 上下蓋を取り、上から見る。ヒューズ取り付け部分。
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る。
A26. 点検中 下から見る。前右側足周りの凹み。
A27. 点検中 上下蓋を取り、下から見る。
A28. 点検中 上下蓋を取り、下から見る。電解コンデンサーの液漏れ。
A29. 点検中 上下蓋を取り、下から見る。電解コンデンサーの液漏れ2。
A31. 点検中 入出力RCA端子郡。
A32. 点検中 入出力RCA端子郡。テープデッキはテフロン絶縁製に交換。入出力はWBT−0201に交換。
A41. 点検中 電源コード取り付け。
A42. 点検中 電源コードを取り、3Pインレット取り付け。 FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ使用。
A43. 点検中 電源コード取り付け裏。
A44. 点検中 電源コード取り付け裏。前のコードの線がそのまま残っている。
A51. 点検中 電源トランス点検。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C1. 修理前 メイン基板。
C2. 修理後 メイン基板。
C3. 修理前 メイン基板裏。
C4. 修理(半田補正)後 メイン基板裏。 半田を全部やり直す。
C5. 修理完成後 メイン基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C11. 修理前 電源部基板。
C12. 修理後 電源部基板。 電解コンデンサー12個交換、ヒューズ3個追加。
C13. 修理前 電源部基板。 トルエン溶媒の接着剤。
C14. 修理前 電源部基板。 トルエン溶媒の接着剤を取り去り、コートを塗布後。
C15. 修理前 電源部基板ラッピング。
C16. 修理後 電源部基板ラッピング。半田を染み込ませる。
C17. 修理前 電源部基板裏。
C18. 修理(半田補正)後 電源部基板裏。 半田を全部やり直す。フイルムコンデンサー3個追加。
C19. 修理完成後 電源部基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C21. 修理後 フイルター部基板。
C22. 修理後 フイルター部基板。OP−AMP18個、電解コンデンサー12個交換、1部フイルムコンデンサーに交換。
C23. 修理前 フイルター部基板裏。
C24. 修理(半田補正)後 フイルター部基板裏。 半田を全部やり直す。
C25. 修理完成後 フイルター部基板裏。 余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C31. 修理前 フイルター部2基板。
C32. 修理後 フイルター部2基板。OP−AMP20個交換、電解コンデンサー10個フイルムコンデンサーに交換。
C33. 修理前 フイルター部2基板裏。
C34. 修理(半田補正)後 フイルター部2基板裏。 半田を全部やり直す。
C35. 修理完成後 フイルター部2基板裏。 余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C41. 修理前 操作基板。
C42. 修理後 操作基板。OP−AMP2個、電解コンデンサー10個交換。
C43. 修理前 操作基板裏。
C44. 修理(半田補正)後 操作基板裏。 半田を全部やり直す。
C45. 修理完成後 操作基板裏。 余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C51. 修理前 LED基板。
C52. 修理前 LED基板裏。
C53. 修理(半田補正)後 LED基板裏。 半田を全部やり直す。
C54. 修理完成後 LED基板裏。 余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C61. 修理前 ランプ基板。
C62. 修理前 ランプ基板裏。
C63. 修理(半田補正)後 ランプ基板裏。 半田を全部やり直す。
C64. 修理完成後 ランプ基板裏。 余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C71. 修理前 スライドVR基板裏。
C72. 修理中 スライドVR基板裏。 半田を全部やり直す。
C722. 修理中 スライドVR基板裏、半田不良ヶ所。
C723. 修理中 スライドVR基板裏、半田不良ヶ所2。
C724. 修理中 スライドVR基板裏、半田不良ヶ所3。
C725. 修理中 スライドVR基板裏、半田不良ヶ所4。
C726. 修理中 スライドVR基板裏、半田不良ヶ所5。
C727. 修理中 スライドVR基板裏、半田不良ヶ所6。
C728. 修理中 スライドVR基板裏、半田不良ヶ所7。
C729. 修理中 スライドVR基板裏、半田不良ヶ所8。
C73. 修理(半田補正)後 スライドVR基板裏。 半田を全部やり直す。
C74. 修理完成後 スライドVR基板裏。 余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C75. 修理前 スライドVR基板裏 基板割。
C76. 修理後 スライドVR基板裏 基板割。
C81. 修理前 入出力RCA端子郡。
C82. 修理中 入出力RCA端子郡穴開け加工。
C83. 修理(交換)後 入出力RCA端子郡。
C90. 修理中 パネルを取り修理。
C91. 修理前 電源コード取り付け。
C92. 修理中 電源コードを取り、3Pインレット取り付け位置。
C93. 修理中 3Pインレット取り付け穴加工。
C94. 修理後 3Pインレット取り付け。
C95. 修理後 3Pインレット裏配線、しっかりとアース取る。
CA1. 修理前 下蓋前右側足周りの凹み。
CA2. 修理後 下蓋前右側足周りの凹み。
CB1. 交換部品
CB2. 交換部品 電源部液漏れ電解コンデンサー。
CB3. 交換部品 液漏れ電解コンデンサー。
CC1. 修理前 上から見る。
CC2. 修理後 上から見る。
CC3. 修理前 下から見る。
CC4. 修理後 下から見る。
CC5. 完成 後から見る。
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 下のオーディオアナライザーVP−7732Aで自動測定。  入力レベルは1V固定。
E1. 出力周波数特性 VR位置全て 0。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
E11. フイルタ周波数 16HZ、 250HZ、 4KHZ、 Maximum。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
E12. フイルタ周波数 20HZ、 315HZ、 5KHZ、 Maximum。
E13. フイルタ周波数 25HZ、 400HZ、 6.3KHZ、 Maximum。
E14. フイルタ周波数 31.5HZ、 500HZ、 8KHZ、 Maximum。
E15. フイルタ周波数 40HZ、 630HZ、 10KHZ、 Maximum。
E16. フイルタ周波数 50HZ、 800HZ、 12.5KHZ、 Maximum。
E17. フイルタ周波数 63HZ、 1KHZ、 16KHZ、 Maximum。
E18. フイルタ周波数 80HZ、 1.25KHZ、 20KHZ、 Maximum。
E19. フイルタ周波数 100HZ、 1.6KHZ、 25KHZ、 Maximum。
E1A. フイルタ周波数 125HZ、 2KHZ、 Maximum。
E1B. フイルタ周波数 160HZ、 2.5KHZ、 Maximum。
E1C. フイルタ周波数 200HZ、 3.15KHZ、 Maximum。
E21. フイルタ周波数 16HZ、 250HZ、 4KHZ、 Minimum。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
E22. フイルタ周波数 20HZ、 315HZ、 5KHZ、 Minimum。
E23. フイルタ周波数 25HZ、 400HZ、 6.3KHZ、 Minimum。
E24. フイルタ周波数 31.5HZ、 500HZ、 8KHZ、 Minimum。
E25. フイルタ周波数 40HZ、 630HZ、 10KHZ、 Minimum。
E26. フイルタ周波数 50HZ、 800HZ、 12.5KHZ、 Minimum。
E27. フイルタ周波数 63HZ、 1KHZ、 16KHZ、 Minimum。
E28. フイルタ周波数 80HZ、 1.25KHZ、 20KHZ、 Minimum。
E29. フイルタ周波数 100HZ、 1.6KHZ、 25KHZ、 Minimum。
E2A. フイルタ周波数 125HZ、 2KHZ、 Minimum。
E2B. フイルタ周波数 160HZ、 2.5KHZ、 Minimum。
E2C. フイルタ周波数 200HZ、 3.15KHZ、 Minimum。
E31. 出力歪み率測定 VR位置全て 0。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
E4. 完成 引き続き24時間エージング。 左はWE−396A・UTC A26使用 ラインアンプ
Y. ユーザー宅の設置状況
S. Technics SH−8065 の仕様(カタログ・マニアルより) 
型式 ステレオグラフィックイコライザ
周波数特性 5Hz〜100kHz -1dB
最大出力電圧 8V(1kHz、THD 0.01%)、(Low Level 150mV)
定格出力電圧 1V
全高調波歪率 0.0025%(20Hz〜20kHz)
入力感度 1V
SN比(IHF-A) 110dB
最大入力電圧 8V(1kHz)、(Low Level 150mV)
入力インピーダンス 47kΩ
出力インピーダンス 600Ω
利得 0±1dB
バンドレベルコントロール ±12dB、±3dB(33素子、連続可変)
入力レベル切換 150mV/1V
中心周波数 16Hz、20Hz、25Hz、31.5Hz、40Hz、50Hz、63Hz、80Hz、100Hz、125Hz、160Hz、200Hz、
250Hz、315Hz、400Hz、500Hz、630Hz、800Hz、1kHz、1.25kHz、1.6kHz、2kHz、2.5kHz、
3.15kHz、4kHz、5kHz、6.3kHz、8kHz、10kHz、12.5kHz、16kHz、20kHz、25kHz
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 22W
外形寸法 幅430x高さ153x奥行330mm
重量 6.6kg
価格 ¥79,800(1983年頃) ブラックモデルの他に、シルバーモデルもあります。
        sh8065-3b
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